1年に1本しか来ないバス! ~花園黒橋・一ノ井町バス停 【京都市右京区】 | OUTDOOR 番外地!

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京都市内を中心に運行するバスに「京都バス」というのがあります。

私が生まれ育った右京区や左京区で多くが運行され、京都に住んでいた子供の頃はよく利用させていただいたものでした。

当時を思い出しますと、三条京阪始発と京都駅始発の便がそれぞれ、大覚寺、清滝、苔寺行きで運行されていて、特に61,71系統の大覚寺行は通学でもよく利用させていただきました。

今では大覚寺行はなくなってしまったようですね。

 

今日は1年に1本のバスを取り上げるのですが、京都では95系統大原発鞍馬行きというのが有名なようです。

年に1度、ファンで満席になるといいますからたまげたもんですな。

 

そして今回取り上げますのは三条京阪発大覚寺、清滝、苔寺行きとなる、61,62,63系統についてでございます。

この3系統、大昔は上りと下りで運行経路の違う場所があり、それは「東映太秦映画村」のあるあたりということになります。

三条京阪行きを上りとしますと、上りは映画村の前を通りまして、新丸太町通りを東進します。

一方下りはJR花園駅を西に進んだところでJR踏切を渡り、花園黒橋・一ノ井町バス停を経て、太秦広隆寺前から西は同じルートの運行、というスタイルでありました。

理由は道が細く、バス同士の擦れ違いが厳しいということになるようですが、ある時期を境に事情が一変したと思われます。

それは推察なんですが、JR山陰線花園駅の高架化によるものではないかと・・・

当時、JR山陰線は円町駅の西側~花園駅間(当時円町駅はなかったが)が平面で、花園駅のすぐ西側には踏切があったのです。

そこを通過し花園黒橋・一ノ井町といったバス停へとバスは向かっていたのですが、高架化に伴いその踏切は廃止されました。

高架化なんだから下を通れば・・・ とお思いかもしれませんが、花園駅は高架化されたものの、その西側で線路は地上へ向かっての緩傾斜下りとなっており、踏切となっていたところではちょうど線路が頭の高さ位のところで通せんぼする形となり、当時の迂回路も狭小で運行ルートが変えられたのではなかろうかと・・・

その後、駅すぐ東側に迂回の高架下道路が建設され、現在に至っているものと思われます。

 

ではなぜ1年に1度だけ運行のバス路線が存在するのか?

それは免許の継続に答えがあるようです。

一旦路線免許を放棄すると、もう一度取得するのが相当大変なようで、免許継続のためだけに年に1度の運行をしているようです。

よくわかりませんが、1年に1度でも運行すれば、免許が継続されるというものなんでしょうね。

 

今回そんな珍しいバス停が2ヶ所ありますので、それをご紹介しましょう~

なおこの2ヶ所、上下線各1本ずつではなく、下りのみ年に1度運行されるということで、純粋に年に1本運行という、きわめて貴重なバス停なんですよ(#^^#)

 

 

【花園黒橋バス停】

 

近くにはバス停名の由来となった「黒橋」(橋名は「くろはし」ですが、バス停名は「くろばし」と発音)がかかっております。

 

その西側にはこんなところにバス停が・・・

 

ふつうに立派なバス停なんですが・・・

 

違うところはこちら!

「平日の運行はございません。」「土曜日の運行はございません。」「休日の運行はございません。」って、人を馬鹿にしとるんですかなw

 

 

そして・・・

「毎年、春分の日のみ運行します。」

つまり、毎年3月20日前後の春分の日の朝8時27分に下り「苔寺行き」1本が運行されるだけなんですね~

こんなバスですから当然マニアには有名な話でして、年に1度の63系統の画像を撮りに行ったり、それに乗車しようとする人が結構いるとか・・・

 

 

【一ノ井町バス停】

 

そして黒橋の次のバス停も同じく。

こちらは「一ノ井町」バス停で、立地はいたってふつうです。


こちらもバス時刻表を見ますと・・・

 

 

こちらは8時29分ですね~

先程の花園黒橋が27分で一ノ井町が29分発、2分もかけているんですね~

これら2つのバス停、30秒もかからない距離なんですが、これも年に1度の撮影者や乗客に配慮したものなんでしょうか? 知らんけど・・・w

 

京都バスでは他にも年に一度しか運航しない系統が複数存在しているようです。

他はすべて往復1便の設定のようで、このように本当に1便だけというのは稀なようですね~

 

あなたも興味があれば春分の日、京都へ来て乗られてはいかがでしょうか?

 

以上、京都の「珍」バス停をご紹介しました!

 

 

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