10月27日
ボクは
成見さんと初めて一緒に下校している。
「こんな日が、こんなに早くくるなんて信じられない。なんで久井君達は、いじめをしなくなったんだろう…最近、トラブル続きだったからかなぁ……」
と、成見さんは
急な身の回りの変化を不思議がっている。
「悪に罰がくだる…ボク達が会話を交わす…どっちも当然の事だよ。それよりこれから行く、お好み焼き屋で楽しもうよ。」
「うん、そうだね。今お腹減ってるから、ギャル曽根より食べちゃうかも
」
「それは困るよ。食べ放題の店にすればよかったな。」
と、言ったものの
ホントに困っていたのは
今日、成見さんに告白しようと計画している事![]()
そのプロジェクトの為
何日も前からリサーチはしてた。
付き合ってる人はいるか?
好きな食べ物は?
好きな芸能人は?
答えは
付き合ってる人はいないみたいだ。チャンスはある。
お好み焼き。だから今日、お好み焼きに誘ったのだ。
モト○樹。これだけはどうする事も出来なかった。さすがに、10代でハゲるわけにはいかない。
お好み焼き屋で
「広島風が好き?関西風が好き?」
「え…っと……(そこまで調べてなかったぞ)関西風かな!?」
「だよね!だよね!広島風もいいけど、やっぱり関西風だよね!!」
「当然だよ。関西風がやっぱ好っきゃねん。それと………(ここだ!!さりげなく、成見さんも好きって言うんだ!!!)」
「それと………!?」
「それと…………たこ焼き。」
「たこ焼きもおいしいよね。今度私が招待するね。近くにおいしい店があるんだ。」
「じゃあ今度は、たこ焼き屋に行こう。(まだまだアタックチャンスはある。)」
お好み焼きも食べ終わり
そろそろ帰るために
駅に向かっている。
「おいしかった。ゴチになりました。」
「ホントにうまかった。好きなだけあって、お好み焼き作るのうまいね。」
「でしょ!また行こうね。」
「うん、行こう。(今度はボクの彼女としてね。)」
「ずっと続くよね…これからもこんな日が続くよね……」
「続くよ…(早くもチャンス!言うぞ、告白するぞ!!)ボク……吉見さんのことが………」
「ヤバイ吉見君!早く駅に行かないと
着ちゃうよ、急ごう
」
「ホントだヤベッ、急ごう
」
ボク達は走ったおかげで
なんとか
が着く前に間に合った。
「よかった間に合った。」
「しんどい!!(それよりどうするんだ、告白出来てないぞ。明日言えばいいとか思ってる様じゃ、結局いつまで経っても言えない。今、絶対言わなきゃダメなのに……)」
は
時間どうりに到着した。
成見さんは
に乗って
「吉見君の
はアッチでしょ!?早く行かないと出発しちゃうよ。」
「………(今日言うんだ!!言うんだ!!言ってやる~~~)」
その時
「私…吉見君のこと好きなの………付き合って下さい。」
と、告白してきた。
でもボクは
嫌悪感が生じた。
だって……
さっきの言葉は、ボクが言わせたんだから…………
自分が嫌になった。
自分が許せなかった。
次の瞬間
ボクは
馬鹿な事を口走る。
「ホントにうれしんだけど…さっきの成見さんの言葉は………ボクが言わせたんだ。ボクが…………」
成見さんは
出発する直前の
から降り
「そうだね。吉見君が言わせたんだよ…」
「……えっ……」
「吉見君が私…大好きだから……大好きだから言えたんだよ。」
………正真正銘………
成見さん自身の言葉だった。
「……ボクに言わせてほしい……(ボクの口から)」
「………………」
「ボクは成見さんが大好きです。付き合って下さい。」
「…喜んで…」
と、成見さんはボクの手を
ギュッと握ってくれた。
ボクは誓う…
もう二度とこの能力を
私利私欲に使わないと…………






