8月31日 PM 13:43
いろいろ体中を調べて
特に異常はなかったので
夏休み中に退院出来る事になった。
最後に
お世話になった医者と看護士に
母さんと一緒に挨拶しに行った。
「大変迷惑をおかけしました。馬鹿な行動はもうしません……」
と、医者や看護士と共に
母さんに約束した。
「お母さんに親孝行しなくちゃな。」
「他の三人も、先に退院したから心配要らないからね。」
ボクはお辞儀をして
帰ろうとした瞬間
「shall We デス?」
と、医者は言った。
看護士は
「望みどおり、てめえの毛根殺してやるよ!!」
と、医者の頭につかみかかり
「毛髪、うちとったり!!!」
と、医者の毛髪を毟っていた。
ふっふふふ…
2週間ほど前
医者が
看護士と回診に来て
「どうだい調子は
食欲も出てきたみたいだし、顔色も良くなったし、順調の様だけど…」
「はい……もう死のうなんて考えません………」
「これ以上、お母さんを悲しませちゃダメだぞ。」
……もう悲しませない……
それが一番の死なない理由だけど
もう一つ…
どうしてもあの時の
医者の動揺は普通じゃなかった。
だからもう一度
今夜がやまだと強く願い
医者がまた同じ様に発言するか!?
試しにやってみよう……
偶然だったらそれでいい………
shall We デス?と言ってくれ!!!……shall We デス?と言ってくれ!!!!
医者は
「今日は、脳の状態を午後から調べてもらうので、準備をしておいて下さい。」
…………はははは、そうだよな。強く願ったからって、そんな事あるわけないよな……
その時
「shall We デス?」
と、医者は発言した。
ボクは
「……先生……何の冗談ですか
看護士さんからも何か言って下さい。」
と、言った後
看護士に強く願う。
×××××××と言ってくれ…×××××××と言ってくれ……
すると
「冗談は、ハゲちらかった頭だけにして下さい。」
と、ボクの願ったとおりに言った。
間違いない様だ…
原因は分からないが
どうやら強く願った言葉を
他の人に言わせる事が出来るらしい……
ふふふふっ…
過去を振り返っていたボクに
母さんは
「明日から
だけど…無理して行かなくていいよ……」
と、申し訳なさそうに言った。
「大丈夫だよ、母さん。
に行くのは特別な事じゃないでしょ……無理してる訳でもないよ………ホントに大丈夫。」
白隷山の神々の
この世への手土産があるから…………
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