白隷山の麓の売店の前で
どうやらボクが、1番早かったみたいだな……
時間厳守は、ボクに対しての言葉だろうから。
集合時間まで
あと 58分。
楽しい時間は
あっという間に過ぎ
嫌な時間は
長く感じる。
今は
大袈裟かもしれないけど
精密な
の様に
時の流れを
1秒1秒刻んでいる感じだ。
矛盾してるけど
まるで残りの命を
無駄にしないために…
昔の事など
振り返っている内に
タクシーのヘッドライトの光が
こちらに近づいて来る。
こんな夜中に
ほとんど
は通らない。
207号室の住人に
十中八九間違いないだろう。
タクシーは
ボクの目の前に止まり
中から1人の客が
降りて来て
「……もしかして、44さんですか?」
「…あっ…はい………」
「やっぱりな!昨日、時間厳守って、44さんに向けた決まり事だから。一番乗りは、44さんだと思ったんだ。」
「……ははははっ……その通りだよ、白さん。」
「えっっ!!何で分かったの?」
「…だって綺麗な女の子は、白さんだけでしょ!?他は、みんな男だろうからね。」
「……綺麗か……」
と、白さんは悲しげに言った。
最初は
どうして![]()
と思ったが
彼女は
体は
だが
心は
だった。
だから
タブーだったんだ。
綺麗やかわいいという言葉は!!
「ごめんね……白さんの事、知ってたはずなのに………」
「いいよ、慣れてるから…それに友達だろ。あと1時間程の限定だけど……」
「……違うよ。あの世でも友達でいよう…」
その時
タクシーが
もう1台近くに止まり
小柄なかわいらしい青年が
1人降り
「……ボク……ririですけど、分かりますか………!?」
「もちろん
ririの友達の白だよ。」
と、ririの肩に手をやり
ボクは
「あの世でも仲良くやろう。」
「………うん………」
それまで
死が近づいているからなのか
人見知りだからなのか
かなり緊張していた様だが
少しの会話で
リラックス出来たみたいだ。
残るは
主宰者のロアさん1人だけ。
もう時刻は AM 1:56分。
shall We デス?って…
もしかして
全部嘘だったたんじゃ……
と、思った次の瞬間
のクラクションの音がした。
でも
の来る気配はない。
しかし
のクラクションが
2度3度とまた鳴る。
辺りを見回してみると
暗闇の中に
乗用車が有るのが分かった。
ボク達が
恐る恐る近づくと
は
急にエンジンをかけ
テールランプが10回点滅した…
……まさか
shall We デス ? のサインじゃね![]()
- ベスト/DREAMS COME TRUE
- ¥3,059
- Amazon.co.jp