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グラスホッパーの眼

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「うわー、見てみろ。漁船がぶつかってきた」


一昨日の職場での昼休み。海上保安庁から流出した尖閣諸島での衝突事故の映像をユーチューブで見た。巡視船からのアングルだが非はどうみても漁船側にある、という印象だ。


それにしても、先日のテロ情報に続く、機密情報の流出である。政府の情報セキュリティはいったいどうなっているのだろう。まさに「今そこにある危機」である。


流出者の意図も定かではない。民主党政権の及び腰外交にいら立ち、国を憂いて行動か、それとも単なる目立ちたがりの安っぽいヒーロー願望か。いずれにせよ、政府内部からの流出だと考えられる。そうだとすれば、現政権が政府を掌握しきれていないということであり、ゆゆしき事態である。


二つの流出事件は、民主党政権の「終わりの始まり」なのかもしれない。



先日公開された映画版「SP」をレイトショーで観た。


一言、すごい。TV版でもアクションはあったが、映画版はそれをはるかに凌駕している純粋なアクション映画に昇華されていた。岡田准一を始めとする警護課のメンバーの体を張ったアクションがこの映画のメインといってもいい。その半面、謎ときに関してはあっさりとした描かれ方だった点は物足りない。核ともいえる堤真一の出番が少なかったせいかもしれない。


詳細はネタばれになるので割愛させていただくが、絶対的な正義、現在の国家システムの在り方について考えさせられる作品だ。


この国に生きる者として、惨憺たる現状は憂慮しているが、現実には自らの生活で手いっぱいであり、国の行く末まで考える余裕はない。しかし、個人の前には国家があり、国家に所属していなければ生きてはいけない。それもまた事実だ。腐りきっているとしてもそこで生きるしかない。





ロシアのメドベージェフ大統領が、北方領土への訪問を表明した。実現すれば、ロシア大統領としては初である。


対する日本政府は恒例の懸念を表明し、外交ルートを通じて遺憾の意を伝えることしかできていない。これが今の日本の外交力の限界ということか。中国もロシアも完全に日本の足下を見ている。なめられていると言ってもいい。


ずっと思ってきたことだが、内政にせよ、外交にせよ、日本には「こうありたい」という戦略の視点がない。いつも事態が起きてからの対症療法しかしてこなかったツケが今の状況を招いたと言ってもいい。例えば昨今話題のレアアース問題も中国1カ国に頼るままでは政治的な摩擦が起きれば、供給に影響が出ることは予測できたはずだ。政治と経済は別物だというが、それは幻想に過ぎなかった。


現代のパワーゲームにおいては、政治と経済は密接に結びついている。現に中国はその成長著しい経済力を餌にアフリカでの資源獲得に動いている。以前の日本がODAを餌にしたのと同じことだ。しかし、今の日本にその力はない。


どうやって強大化する中国と向き合い、自国の利益に結び付けていくか。今の日本政府には、その視点がない。

対症療法だけでは日本の明日はない。