身体と心を整える講師、川島貴幸です。
ご訪問頂きまして、ありがとうございます。
忙しい現代人は、何かをしながら、違う作業をする人がとても多いのではないでしょうか。
違う案件を抱え、同時進行のように行う。
仕事が出来る人ほど、マルチタスクという気がしますね。
主婦の方においても、洗濯しながら掃除する、料理しながら洗い物まで片付けるなど、マルチタスクでないと、時間が無くて忙しいという方も少なくないと思います。
時間が無い、忙しいとマルチタスクになりがちですが、実はマルチタスクの方が効率は悪くなるそうです。
同じような2つの作業を同時に行うと、半分ずつだから50％のパフォーマンスの低下と思いきや80〜95％も低下する傾向にあるそうです。
95％なら、ほとんど機能していないってことですよね。
なおかつ、マルチタスクというのは、脳に深刻なダメージを与えるというのです。
マルチタスクは、ごく短い時間において集中力を高める効果もあるそうですが、この状態が続くと脳がダメージを受け、機能低下を招き、脳細胞を破壊することがあるそうです。
タスクごとにスイッチを切り替える作業は、エネルギーを消費し、ストレスとなります。
ストレスはストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールの分泌を促進させ、脳の海馬という記憶に関係の深い部分を破壊することで知られています。
マルチタスクによって、脳へのダメージは深刻だということです。
歩きスマホは、リアルに危ないと思いますが、脳にまでダメージを負ってすることではなさそうですね。
メッセージ、連絡を取り終わってから歩く方が早くて安全で、脳にもダメージがないのであれば、その方が良いに決まってますね。
人類全体において、マルチタスクよりも、シングルタスクの方が良いのですが、もとより日本人はシングルタスクの文化の中で暮らしてきました。
書道、華道、茶道、武道、などはまさにシングルタスク。
1つのことに集中するシングルタスクは、自身の成長を喜びとする日本人である僕たちの、本来の姿なのかも知れません。
日本人の主食であるお米は、トリプトファンという、セロトニンという幸せホルモンの原料です。
セロトニン優位の幸せの形は、集中と成長です。
お米を食べ、今この瞬間に集中することが、自己成長と幸せへの近道となるんですね。
ボディケアもまさにシングルタスクが必要です。
日本の文化同様に、自分の身体に意識を向ける、自分を感じようとする、今この瞬間に意識を向ける。
身体のケアも茶道や書道のように、集中してお稽古することで、自己成長を促し、人生を豊かにするのだと思います。
ながらケアを卒業して、シングルタスクケアをお稽古しましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
身体と心を整える講師、川島貴幸でした。
僕たちの1日の半分以上は習慣で出来ています。
身体のケアをすることは、身体を整え、心を整えること。
身体を整える良い習慣は、良い毎日となり、良い人生となります。身体と心を整える継続講座は、まさにその習慣を身につけるお稽古です。
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