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自分が何がしたいのか分からなくなるのは、自分を知ろうとしていない、自分に意識が向いていないとお話しさせて頂いたことがあります。
それ以外にも、むやみに情報を入れ過ぎてしまうということがあります。
何がしたいのか、どうなりたいのかが分からない時に、むやみに情報を入れると、とっちらかって混乱していまいます。
何がしたい、どうなると決まっている人は、RAS(脳幹毛様体賦活系)によって、情報が取捨選択され、必要な情報だけが選択的に抽出されます。
これは練習によって可能になります。
まずは何がしたい、どうなりたいと書き出してみる。
それに優先順位をつける。
優先順位の1番高いものから実践し、キャパオーバーしたものに関しては断るという選択を取る。
ただし、人は迷い易いものです。
なぜ迷うかは、毎日膨大な情報を浴び続け、明確だったはずのビジョンも薄れていく為に、また迷い始めるんですね。
だったら、情報は選択して、情報路を遮断すれば良いんです。
移動の時にただ見ているスマホを、自分のスキルや、やりたいことに関する書籍を読む時間に変えたり、関連する動画を見る時間にする。
訳の分からない、不要な情報は避け、自分が正しいと思うことに関する情報だけが抽出出来る訳です。
ボディケアをお伝えする立場として、生徒さんに見られる迷いの大部分は、情報過多によるものです。
ボディケアの方法に関して、何の為のケアなのか、どこに効果的なものなのかが分かっていない場合、多くの情報によって何が正しいのか分からなくなり、混乱するんですね。
情報を探しては混乱する...
自分で敢えて苦しい方法を選択しているということです。
千利休の教えに『守破離』という言葉があります。
何も知識が無い者は、師匠の教えを守り、再現してみることが大切。
基本の型を守り、技を確実に身につける段階を指します。
新しいことを学ぶ時において、教えられたことを守り実行するのは最低限のことです。
型を守らないことを形無しと言いますが、何事も基本が大切という戒めです。
自分が正しいと思う型を守り、再現する前に、むやみに情報を集めると混乱するだけです。
基本の型が無い、土台が無いものには上物は建ちません。
まずは基本の型を守ることが最優先です。
そこで型を身につけてから、守破離の『破』、『離』と順番にステップアップするということですね。
僕の方からも、まずは情報を限定し、型を守りましょうとお声をかけています。
そして基本の型が身についら、引き出しを増やすべく、他の情報を入れると良いんですね。
まずは基本の型を守り、情報を限定すること、正しい型を身につけることは、混乱を防ぎ、自分を成長させる近道となります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
身体と心を整える講師、川島貴幸でした。
僕たちの1日の半分以上は習慣で出来ています。
身体のケアをすることは、身体を整え、心を整えること。
身体を整える良い習慣は、良い毎日となり、良い人生となります。身体と心を整える継続講座は、まさにその習慣を身につけるお稽古です。
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