既報のとおり、今回の開催をもって終了です。
中心となっていた吉本興業の撤退が主要因ですが
開催内容としても存続が厳しいのは事実ですね。
元々、ダウンタウン松本の箔付けのために開催が
延長されたようなものでしたし。
特にこの頃の吉本は「文化人事業」に金にモノを
言わせてましたから。
当初の期限開催から転じて、延期されるたび規模
が縮小の一途だったので商売としても難しい内容
だったかと思われます。
とにかく出展映画に国際色が無く、途中から笑い
を主軸にしたものの、TV番組作りの延長みたいな
内容で内輪ウケにしかならなかった。
キャッチコピーなど悪くなかったとは思いますが
TVの続きを見せても特別感はでませんね。
吉本関連のお店や劇場も作られましたが、やはり
遠隔離島という立地は、エンターテイメントでも
覆せない環境だと思います。
アクターズも画策を再開してるけど、物理的距離
というのはいろんな面で壁にしかなりません。
その点で、行政側が今回スッパリと開催を諦めた
のはビックリしました。
なんだかんだで、戦災モノ映画を売りにして継続
するかと思っていたので。
とりあえず映画祭の思い出としては、初期の頃に
浜辺で大スクリーンを使った野外上映に於いて、
ダークナイトを観れたことです。
大迫力だったし、開催の気合の入れ方が違ったが
すぐショボくなったのは残念でした。
ダークナイト上映で、吉本芸人の吹替版になるか、
非常に心配だったのを覚えています。