最近では静止型の継電器が主流になって誘導型の継電器に出会うことといったらちょっと古い需要家の定期点検くらい


今日も今度ある古い需要家の定期点検の資料を見ていてちょっと気になったことがあった


高圧系統の地絡方向継電器の動作特性についてなんだけど


100%地絡のときの地絡電流値と30%地絡のときの地絡電流値を比べると


100%地絡<30%地絡


え~・・・


地絡電流って完全地絡時のときに最大になるんじゃないの~


まぁ結論からいうと


円盤型の地絡方向継電器の動作特性はそういうものだってこと


たしかに取扱説明書を読んでも電圧電流特性のカーブはそうなってる


つまり


円盤ということで回転させて接点させるためにはトルクが必要になるわけだけど


地絡方向継電器は電力メーターなんかといっしょで入力は電圧と電流


そこからトルクを得ているわけなんだから


電圧が下がれば電流を増やしてトルクを得ないといけないし


電流が下がれば電圧を上げてトルクを得ないといけない


静止型だったらそんなこと気にしないで整定値ごとの固定特性があればいいんだけど


円盤はそうはいかないみたいだね


Voが低いときは、多めのIoが必要だし


Ioが低いときはVoが高めに必要になるような特性カーブになってるわけだ


管理値みると一目瞭然だから不思議だよね


そういうことだ

最近高圧引き込み用ケーブルの遮蔽層絶縁が敷設3年で突然0Mオーム近くまで悪くなる事案が発生


両端末の完全に浮かし、アースからの縁を切って測定してもまだ悪い


目視で確認できるところをチェックしてもとくに問題もない


結果、隠蔽部分においてなんらかの不具合が生じているであろうと判断できるが芯線の絶縁はDC10000Vメガーにおいて良好なことを確認しているので経過を観察しようとおもったところ


そんな不安な要素を抱えたまま電気を使うのはいやだという施主の要望からケーブルの張替えとともに、原因究明という流れになった


ケーブルの張替え工事と、問題のケーブルを分断して絶縁値の変動確認作業を同時に実施したところ


構内柱端末部分からハンドホール間で順次分断していくと、ちょうど屋外と屋内の境界付近まで分断したところで良好となった


抜き取ったケーブルの外観点検の結果もとくに傷のはいった様子もない


結局メーカーへ送り検証することに


以下がメーカーの見解


今回使用されていたケーブルは難燃性の耐火ケーブルFTP


このケーブルの外装シースには水酸化性の金属が入っており、水気のある環境で使用すると吸湿が進行して遮蔽層の絶縁抵抗が低くなってしまうということらしい


よってメーカーとしてこのケーブルは屋外向けでの使用は勧めておらず、今回のような端末が屋外でしかもハンドホールのような多湿で状況が悪ければ水がたまってしまうような場所で使用したのが間違い


ということになるそうだ


この情報はメーカーの技術資料に載ってはいるが対外向けには情報提供されていないようなので注意が必要だね


今日の定期点検でちょっとしたトラブル


停電操作し全停電になったのに予備発電装置が自動起動しない


いろいろと調べると


自動起動盤の操作モードは自動で制御電源も問題なし


受電盤についている不足電圧継電器は正常動作


しかし発電機は低圧の発電機で受電の27からは起動信号はとってないようだ


防災盤のダブルスロー切替スイッチは常用のまま


う~ん


結果から言うと


停電信号はダブルスローの商用側電源を入力とした電圧リレー(27動作設定)が防災盤の裏についており、それが壊れていた模様


そのせいで、停電しても起動信号が自動起動盤へいかなかったということだ


発電機の自動起動にはいろんな形で入力信号を取っているケースがあるけど、今日のはこんな感じ


停電して予備発が回らないとなると、その設備によっては致命的な問題だけど


不具合の原因がこの程度で済んでよかった・・・


もっとえいば、故障中に停電がなくってよかった(笑)