最近高圧引き込み用ケーブルの遮蔽層絶縁が敷設3年で突然0Mオーム近くまで悪くなる事案が発生
両端末の完全に浮かし、アースからの縁を切って測定してもまだ悪い
目視で確認できるところをチェックしてもとくに問題もない
結果、隠蔽部分においてなんらかの不具合が生じているであろうと判断できるが芯線の絶縁はDC10000Vメガーにおいて良好なことを確認しているので経過を観察しようとおもったところ
そんな不安な要素を抱えたまま電気を使うのはいやだという施主の要望からケーブルの張替えとともに、原因究明という流れになった
ケーブルの張替え工事と、問題のケーブルを分断して絶縁値の変動確認作業を同時に実施したところ
構内柱端末部分からハンドホール間で順次分断していくと、ちょうど屋外と屋内の境界付近まで分断したところで良好となった
抜き取ったケーブルの外観点検の結果もとくに傷のはいった様子もない
結局メーカーへ送り検証することに
以下がメーカーの見解
今回使用されていたケーブルは難燃性の耐火ケーブルFTP
このケーブルの外装シースには水酸化性の金属が入っており、水気のある環境で使用すると吸湿が進行して遮蔽層の絶縁抵抗が低くなってしまうということらしい
よってメーカーとしてこのケーブルは屋外向けでの使用は勧めておらず、今回のような端末が屋外でしかもハンドホールのような多湿で状況が悪ければ水がたまってしまうような場所で使用したのが間違い
ということになるそうだ
この情報はメーカーの技術資料に載ってはいるが対外向けには情報提供されていないようなので注意が必要だね