ヘタレの系譜 | ケセラセラとテイクイットイージー

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以前はヤフーブログで長い事記事更新を行っていました。
ほとんど準備をせずにいきなり引っ越しをいたしましたので、徐々に体裁を整えていく予定です。

時々お知らせしておりますように、最近プライムで色々なアニメを見ています。(まぁ異世界モノがメインですが)

そこで感じた事ですが、主人公にヘタレが結構居る事です。

従来は、主人公と言えば熱血タイプの人が多かったように思いますが、何時までもウジウジしていて、周囲の人達をイライラさせる、というシーンが珍しくありません。

まぁそれでも、最後のギリギリで行動を起こして何とかなる、という流れではありますが、こういうキャラが出てくる事に、今の時代なのかなぁと思います。

世の中には色々な人が居る、居ても良いんだ、あるいは人物像を固定されたイメージで決めつけてはイケナイ、というメッセージが含まれている、と思うのは穿った見方なのでしょうかね。

あるいは、ヘタレに共感を覚えたり、自己投影するような人が多いのでしょうか?

私的には少しイライラしますが、それもお話しの特徴として捉えて居ます。

最近見た作品では「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」という作品の主人公がヘタレタイプで、何時も周りの個性的なキャラに翻弄されています。

 

そこで、以前は居なかったヘタレの始まりを考えてみました。

細かい事を言うならば色々と意見があろうかと思いますが、世間一般的に広まって居るアニメやマンガを土台に考えますと、まずはそのルーツとして「初代ガンダムの主人公アムロ」(45年前だよ)だと思います。

ガンダムは主人公の成長物語で、弱虫でイジイジしているアムロが、最後には一人前の戦士へと成長し、二作目以降は立派な大人の指導者として出て来ます。

そしてヘタレの雄とも言えるのが、「エヴァンゲリオンのシンジ」(これも30年以上前ですね。重要なアイテムとして、当時流行っていたカセットウォークマンが出て来て、今の時代では違和感を覚えます)ですね、最近映画の方で物語が完結しましたが、最後まで一人で悩んで自分の殻に閉じこもり「オマエいい加減にしろよ!」と周囲の人から詰め寄られる、という事を貫き通しました。

おそらくは、このシンジという主人公らしからぬキャラの設定が、以降の各作品に大きく影響しているのではないか、と思います。

シンジ以降ヘタレの主人公が増えて来ているように思えます。