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筆者から


元友達に僕の携帯を使って非常に不快ないたずらをされ、皆さんも不快な気分にさせてしまうかもしれませんが万が一それを発見した場合無視して下さいm(_ _)m

予想外


ベンチに突っ込みながらもボールを繋ぐ寛太。


既に走り出した黒雲は反応出来ずに狩谷が3Pを放つ…
イヤ、超速で反応した犬丸がボールをチップする。


そのボールを上杉がキャッチした。


そのままシュートするのを更に犬丸がブロックに飛ぶ。


「ま、マジかよ!」「高過ぎだろ!」


しかし、


『ピタッ』


「えっ?」


ずっと上に飛ばなければならない犬丸は空中で成すすべなく…


『ピーッ』


「ヨッシャー!!」

シュートは外れたがファウルをしっかりもらった上杉が叫ぶ。


『スパッ』


二本ともキッチリ決めた上杉。


しかし、すぐに現実に引き戻される。


『あいつだ…』


崋蛇斗のドリブルで再び覆い始める『絶望』という闇。


「たかがフリースローじゃねぇか」


真っ暗な目をした崋蛇斗が不気味に笑う。


『ガシッ』


スクリーンに対応出来ずにスイッチした雷太がシュートモーションに入っている崋蛇斗のブロックに飛ぶ。


『スッ』


雷太が着地した時にシュートを放つ。


「!?」


『ピーッ』


「…」


沈黙する鷹崎を尻目にフリースローを決めた崋蛇斗が笑いかける。


「こっちのほうが良いだろ?」


「…」


「ま、また上手くなったな」


ルーズボールでフラフラになり、先程の接触で激痛に苦しむ寛太が微笑む。


「寛太…」


また不思議な表情で寛太を見つめる崋蛇斗。


「さ~みんなでやり返そうぜ!」


しかし、様子がおかしい…


目の照準が定まらずフラフラする寛太を見つめたまま、崋蛇斗は動かない。


『ガクッ』


急に膝に力が無くなり、倒れる寛太…


『も、もう終わりかよ…こんなんじゃタンポポに、なれ…』

地面に叩きつけられそうになる瞬間-









『ガシッ』


予想外のことが起こる。


崋蛇斗が寛太を支え、呟いた。


「バカヤロウ…」
今までにない、温かさが一瞬よぎった目で…

タンポポ


-小さな子供達がたのしそうにバスケットをしている-


「ワイワイ」


一人のおじいさんがやってきた。


「みんな、来なさい」


優しい笑顔。


みんなが彼を慕っているようだ。


「先生」

「バスケ教えて」

「一緒に遊ぼう」


口々に話し掛ける子供達に、


「分かった分かった、その前に見てごらん」


彼が指した先には、


一輪のタンポポ…


「昨日、修斗が踏んでしまった花だ…」

「エヘッ」輪の中心にいる4人の男の子の中の一人が言う。

「でもご覧、タンポポはもう太陽の方を見て笑っているよ…」


「ホントだ~」

「笑ってる!」

口々に言う子供達。

「そうか?分からね…」
一人の男の子の発言でみんなが静かになる。


黙った子供達の目はその子が少し怖いけど、大好きで尊敬しているようだ。


「カイトはなんで分かんないの?あ~んなに笑ってんのに」

場をパッと明るくしたのは4人の中の1番小さな男の子。


「カンタはホントに分かんのか?」



しかし、小さな男の子は聞いていない。しゃがみ込んでタンポポを見つめている。


「おい!」
問いただす男の子に
「きっと分かってる…」
優しく、静かに言う大きな男の子。


「仁ちゃん…」


周りが一目置く男の子にとっても大きな男の子は特別らしい。


すると、小さな男の子が言った。


「決めた!ぼくはタンポポになりたい!」


そう、

踏まれても踏まれても何度も立ち上がり、

道行く人を勇気づける、


そんなタンポポになりたい。
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