サマーディに入るために⑤ | あるヨギのブログ

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インドに行き初めて30年で名古屋でインドの伝統的な瞑想法、マントラ、ニャーナ・ヨガ、ダッタ・サンプラダヤ、タミールシッダンタ・ヨガ等を教えています。
プロフィール↓
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サマーディに入るために必要な第⑤は、背骨の開発です。


丹田部分にエネルギーがシャクティを溜めることが出来ても


そのエネルギーを上昇させるルートである部分(スシュムナー・ナーディ)が開発されていなかったり


掃除されておらず滞っていればエネルギーは、上昇することができません。



ある意味、例えるなら尾底骨から頭までのホースで


そのホースが細過ぎて大量の水が流れなかったり


途中で折れ曲がっていたり、汚れが溜まって詰まりがあれば水は流せません。



なので、そのホースを大きく太いものに変えて大量の水が流れるようにして


汚れがなく詰まらないようにメンテナンスする必要が出てきます。




また、背骨が人間にとって最も大きいエネルギーが流れているところで


チャクラというのは、エネルギーの流量が多い、そのエネルギーのセンターなのですが


その主要なエネルギーのセンターであるチャクラは背骨上にあります。



背骨を整えることで、背骨全体を開発することで



全てのチャクラのバランスをとることも可能になってきます。



また、ヨガの経典にあるように



ブラフマ・グランティ、ビシュヌ・グランティ、ルドラ・グランティのような


エネルギーが大きく上昇しないように抑えてあるダムのような結節を破る必要もあります。



それら全て含めての総合的な『背骨の開発』が絶対に必要なのです。


アサナも本当はというか本来の目的は、背骨を『屈める』か『反らす』か『捻る』かして肉体的に背骨を開発することが重要です。



でも背骨は、クンダリーニと同じように肉体的な開発だけでは十分でなく


もっと大事なのは、『霊的な背骨の開発』です。



霊的な背骨の開発のため伝承されているのが【クリヤーヨガ】


背骨を開発するための専用の【マントラ】です。



いくつかありますが一般的に皆さんが知っているマントラでは


『ガヤトリーマントラ』と『マハ・ムルティユンジャヤ・マントラ』も唱える条件が整えば背骨の開発とクンダリーニ覚醒に大きく役立ちます。



後は、一般の人が知らない特殊なビージャ・マントラ等でクンダリーニ・エネルギーを操って【背骨】を開発していきます。



サマーディに入るために必要なことの第⑤は、『背骨の開発』でした。