小中高校生の皆さん、保護者の皆様、こんにちは。
ライズ学院の梶原です。
高校生の中には「政治経済」の「金利、物価」の項目が苦手な方が少なからずいます。
今回は、それを簡単に解説していきましょう。
金利とは何でしょうか?
超絶簡単に言うと、金利とは「お金の値段」です。
お金を借りる時にいくら掛かるかと言えばお分かりでしようか?
言い換えると「お金の価値」ですね。
「金利が高い」は「お金の価値が高い」となります。
お金の価値が高ければ、貸す時、または預金する時の「利息」も高くなるわけです。
金利と物価について考えます。
金利が上がると資産額は減ります。
これはどんなメカニズムなのかを説明すますね。
金利が高い時、人々はどのような行動を起こしますか?
もっと簡単に言うと、金利が高いと銀行に預金するか、土地を買うか、どちらにしますか?
預金しますよね。
そう、銀行に預金しておけば黙っていても金利が高いので利息は高くなるので、土地や資産を買うよりも利回りがいいので預金するわけです。
つまりは、土地は売られますので土地の価格は下がります。
これを簡単な計算式にしてみます。
理論地価 = 賃貸収入/金利
となります。
分母である金利が上がれば「理論地価」の額は下がりますね。
1/1と1/2を比較するとわかります。
算数でも分母が大きくなると値は小さくなりますよね。
これは土地だけでなく、お金以外の資産全てに共通して言えることです。
ご理解できましたか?
金利と物価にはこんな関係があるんです。
昭和にあった「バブル経済」がこの説明で理解できます。
政府による「超低金利政策」の影響で土地の値段が上がったわけです。
で、高い土地を担保に企業は銀行から借入をたくさんして設備投資をしまくり、市場にお金がたくさん出回ったのがバブル経済なんですね。
金利が低いと物価(地価)は上がることの事例です。
金利と物価の関係は簡単に言えば以上の様になります。
政治経済の「金利と物価」の項目が苦手な方は、こんな風に考えてみてください。
応援しています。
頑張ってくださいね。
今回のTIP!
「政治経済の金利と物価の関係は、算数の分数式を考えると分かりやすい」
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金利と物価との関係がよくわかる本を紹介います。
野口悠紀雄氏の「ストック経済を考える」です。
メカニズムがよく分かる一冊です。
皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。