小学生の皆さん、保護者の皆様、こんにちは。
ライズ学院の梶原です。
今回は中高一貫校入試(以下「入試」)の対策の作文編です。
入試では、適性検査が実施されるのと、「作文」が課されます。
前回の「適性検査編」に加えて、今回は、「作文編」をシェアします。
作文問題には傾向がありますので、塾で対策をして貰えばOKです。
今回は、作文試験の訓練の仕方と題して記述いたします。
作文の学習法にもロジックがありますので、過去問の傾向のみに捕らわれない勉強法が必要かつ重要でしょう。
作文学習には、現代文の読解問題を使用します。
現代文の本文の要約とそれに基づく作文作成がポイントです。
この2つを分割して解説してまいります。
まずは「要約」。
要約は、どんなに長い本文でも3行、つまり60字で処理します。
多くの人間は、要約というと文章の部分部分を切り取りして書き写していくんです。
これが絶望的な対応。
要約の仕方にはロジックがあります。
それを覚えてください。
要約文の主語は、本文の「主題」です。
主題とは、その文が「何について書いてあるのか」の「何」に当たる部分です。
もっと簡単に言えば、その文章に最も沢山出てくる言葉が主題なんです。
これが掴めれば9割は成功です。
要約文の述部は、その主題の内容です。
本文の中で、「主題が何だ」と論じられているかをつかめばOKです。
例えば、主題が「環境問題」であり、その内容が「重要なことで一番に考えられなければならない」であるならば、
その文章の要約は「環境問題は、重要なことであり再検討じこうである」となります。
これが、要約文の書き方です。
要約文を第一段落であるならば、第二段落は「自分の意見」です。
要約文に対する自分の意見を「Yes or No」で答えます。
「私は、本文の内容については賛成です」「反対です」を明確にします。
第三段落は、その根拠です。
「賛成の理由は…だからです」みたいに展開します。
第三段落以降の段落構成(段落数)は臨機応変に決定します。
「段落の構成=記述内容」という公式があります。
記述内容が変わったら、形式段落を変えましょう。
ここでは、読者=採点者の説得にかかります。
自分が賛成なら、自分の体験、ことわざ、新聞記事の内容、事件、流行など、客観的に論拠のある事柄を使います。
読み手に「そうだよな」と思わせることが肝心です。
更に重要なのは「考えられうる反論に対する論破」です。
「この意見については~という反論が考えられるが、~という点でその反論は間違いである」という具合にです。
この「考えられうる反論」を考えるには、自分を客観視する必要があります。
「アンチ自分」になってみて、「ここは~のように突っ込めるな」と考えます。
ここまで書けたら成功です。
ポンコツな大学生よりもはるかに素晴らしい作文が完成するわけです。
あとは賞の秋に、入試傾向にあった作文に変形していくことです。
これを「過去問研究」といいます。
作文の訓練を一つもせずに過去問を解くのは愚行と言えるでしょう。
今回のTIP!
「入試の作文試験は、作文の基礎訓練をしっかりとしてから過去問にとりかかるべし!」
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