小・中・高校生の皆さん、保護者の皆様こんにちは。
ライズ学院の梶原です。
我々が学校教育で習うことには一長一短あります。
その中には「先生の言うことは絶対だ」というのがあります。
先生から「~しなさい」と指示を受ければ、何が何でも無思考で従うというものです。
これは「一短」の部分でしょう。
今年の春のセンバツ高校野球での出来事。
ワンアウト、ランナー1塁の場面で、バッターは送りバント。
その打球は、一旦はファウルグラウンドに出たものの、内野でフェアグラウンドに戻ってきたのでルール上フェアとなります。
この時、打球の最終的な行方を見ていなかったセカンドの審判が「ファウル」をコール。
それを見た1塁ランナーは当然2塁に行くのをやめて1塁に戻りました。
が、他の審判は打球の行方を見守っていたので「フェア」のコール。
もちろん、1塁ランナーは1・2塁間で挟まれてアウトになりました。
ここで「ん?」と思いませんか?
なんで1塁ランナーは黙って挟まれてアウトになったのでしょうか?
社会人なら絶対にそんなことはしませんよね。
あなたが1塁ランナーだったらどうしますか?
私ならアピールしますね。
そう、ファウルを宣告した審判を指さして「ファウルって言いましたよね?」と。
で、プレーをその場で止めます。
そう、交渉にでるんです。
これは「春の珍事」としてマスコミでも騒がれました。
が、扱う視点が全くずれているわけです。
「こんな珍プレーがありました」「ツイッター上ではこのような反応が」みたいな報道の仕方。
違うでしょう。
この珍事の見どころはそこではありません。
我々日本人にとって、義務教育期間は重要な役割を果たしています。
日本の義務教育のほとんどは軍隊式な内容。
先生(教官)の言ったことには絶対に従わねばない風潮。
「なんで全員が逆上がりができなければならないのですか?」
「先生は授業中に~のように発言したのに、なぜ、試験の答案はこれでは×なんですか?」
などなど。
質問は一切受け付けないという姿勢。
まあ、これらは私が感じた義務教育感なのかもしれませんが。
私は先生に反旗を翻していたわけではなかったのですが、だれが言おうと自分が納得するまで理由を問い詰めたものでした。
高校生までは私はほぼ異端児扱いを受けていましたが、自分の自信が確信に変わった瞬間があります。
大学入学です。
大学ではほぼ毎日「デモ」が行われていました。
当時は、竹下登内閣が消費税を導入した時です。
消費税反対のプラカードを持ったデモ隊がアジ演説をしているのが日常でした。
私は「あっ、これだ」と全学連に入隊したというのは冗談でして、私が感じたのは「発言の自由」。
さらに、あのデモ隊は将来、就職面接にはほぼ落ちるという噂を聞いて、「責任」ということも学びました。
私は、デモ隊礼賛という立場をとるのではありません。
自分の責任の範囲において発言や抗議は自由だということを学んだということです。
小学生の時から全国津々浦々の日本人がこの教育を受けていれば、今頃「グローバル化」とかわけのわからない横文字でごまかされることなく「国際化=自己主張」という命題が成り立っていたのではないかと思うんです。
現代の教育システムは教育機会の損失と考えます。
宣伝をするわけではないのですが、塾では生徒さんや講師が自由に発言します。
講師が解説すると、場合によっては生徒が「でも、これって、こうなんじゃないんですか?」「なんでそうなるんですか?」など。
小3の倅がライズ学院と併塾して通っている中学受験専門の集団塾があるのですが、私が授業見学に行った時には生徒さんたちが自由に発言して議論していました。
それでそこの首都圏の老舗4大塾の中学受験塾のひとつに通わせることにしたのですが。
まあ、結局は勉強についていくのが難しくてライズ学院でもレギュラーの授業に入っているのですがね。
高校野球に代表されるような義務教育の弊害。
これを感じたのは私だけではないと考えます。
学校教育、つまり、人間が集団で学ぶ場の価値は、言語活動を活発化させることだと思うんです。
だから、私は、小学校、中学校、そして高校では必ずと言って先生方と対立していました。
そう、私の意見を発言すると必ずと言っていいほど「対立」してしまうんでうんですよね。
まあ、そのおかげで自学自習と味方の先生や仲間の見分け方を体得して世間では「一流」と言われている大学に進学できたのではないかと思っています。
今回のTIP !
「義務教育期間には子供たちは言葉を豊かに活動し、思考するべし!先生や権威のある人物のの言うことが正しいと鵜呑みにしないことだ」
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今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。