かっこいい仕事に憧れる人が多いようです。
そりゃそうですよね。
「今どんな仕事してるの?」
と聞かれた時に大手だったりおしゃれで有名な会社だったら自慢できますもんね。
わたしもかっこいい仕事をしたいな、と思います。
でもそれは表面上かっこいいものだけではなくて、泥臭くて地味な仕事も含みます。
今回ご依頼頂いたのは、こちらの枡の高さを調整してほしい、というお仕事です。
地震や道路の振動で、枡の周りが下がったのです。
車を駐車するときには邪魔になりますよね。
たったこれだけですが、こんな仕事にも知識と技術が必要で、
いわゆるかっこいい仕事をしている人でもどうすればいいか分からない人は
実はたくさんいます。
こんな仕事をささっと段取りできるのも「かっこいい」のひとつだと思うのです。
まあ、オヤジが土建屋だったってのも影響しているのでしょうか。
こういうお仕事、ぜんぜんいやじゃない。
ただ、大切なのは偉そうにいうわけじゃありませんが、「頼まれ方」なんですね。
池にお金を放り投げて、
「100億円あるから拾ってこい」
と言われたって、そんなお金には全く興味はありません。
池の中の鯉の餌にでもなってしまえ、と思います。
反対に、どんな小さな仕事でも
「なんとかお願いできませんか」
と言われれば、出来る範囲でなんとかしたいな、と思うのです。
自分の得意でない分野であれば、得意な会社をご紹介もします。
そんなときに紹介料とか、そんなものは頂きません。
コツコツと地味なヒットを積み重ねていくうちに、たまにホームランもあるし。
30年以上付き合っている人から仕事を頼まれることもあるし。
そんなときは、もちろん最高ですよね。
見た目かっこいいお仕事も、もちろん大好きです。
そんなやり方なので、世間様に認められるのはまだまだ時間がかかると思うけど。
起業して15年だから、あと15年ぐらいすればなんとかなるかな。
さあ、どうでしょうねえ?笑