【NO.1001】 「バーテンダー神のグラス」を見て思うこと 日本人を考える | 清水隆司オフィシャルブログにようこそ

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社会問題を中心に問いかけていきます。
ブログのテーマは「日本の将来をを良くするためにはどうすればよいのか?」

極める

 

 

 またまた、アニメから・・・。(最近かみさんから、アニメオタクとのお褒めの言葉《軽蔑?》をいただいております)

 「バーテンダー紙のグラス」、2006年にアニメ化され、TVで放送されていたようで、原作は2004年まで遡るという作品。

 先日、このブログでも書かせていただいた「狼と香辛料」というアニメも、2008年に一度アニメ化されていたということで、何か、20年近く前の作品のリメイク版に偶然にも出会いました。

 どちらも、アニメとは言え、私たちの世代でも十分楽しめる作品ですね。

 

 内容に関しては、視ていただくのが一番ですので、あまり、ここでは触れませんが、「バーテンダー神のグラス」を視ていて頭に思い浮かんだのが「美味しんぼ」という漫画(アニメ)でした。この「美味しんぼ」、有名な漫画(アニメ)ですね。料理、味覚などを追い求め、究極のメニューを作り上げ、雄山という巨大な象徴と競い合うという作品だったと記憶しています。

 そんな作品がなぜ日本人の心をつかんで、大ヒットとなったのか?

 そこにあるのは「極める」ということではないでしょうか?

 

 「極める」という感覚、行為なんですが、結構、日本人特有のものなのではないでしょうか?

 日本の伝統的な食材や技術、これらが、日本に根付いてきたことの大きな要因が「極める」ということであり、日本が、ここまで発展できた大きな要因であったのではないかと思います。そんな感覚が、日本人の持つ心を揺さぶり、日本人のその極めるということへの誇りも相まって、「極める」ことをテーマにしたものが、日本人を捉えたのではないでしょうか?

 「プロジェクトX」なんてドキュメンタリーも、注目を浴びたこともこれが原因なのではないでしょうか。

 

 しかし、近年、グローバリズムが台頭してきて、安価で、最低限の満足で、誰もが使うことができる商品が何より価値のあるものとして、世界で広がるという傾向が強くなってきているのは、皆さん感じていると思います。

 日本のメーカーは、技術の高度化を製品に求め過ぎ、一般大衆の多くが求めている声をくみ取ることができなかったため、他国の後発メーカーが、安い最低限の満足できる商品を世界に広げて行くのを尻目に、そのこだわり過ぎが、日本メーカー、没落の原因と言われたりしていました。

 日本では、スマホや、家電、半導体など、当時は、優れた技術を持っていたのにも関わらず、衰退していったものがたくさんあります。そして、それに関わっていた人材もだんだんと不要となり、今では、技術の継続が困難になってきているものも多いと聞きます。

 

 しかし、まだまだ、日本の技術は継続できると思います。

 今、特に平成になって、緊縮財政の悪夢が日本を覆い、100%成功しそうなものにだけ、政府も資金を投入することになってしまい。ほとんどの、これから開花するかも知れないものには、資金の提供をしなくなってしまい、その結果、その技術は、他国へ渡ってしまい、他国で、開花するということを、私たちも当り前のように目にしてしまいます。

 残念ですが、これが日本の現実であり、日本が長期に渡って低落していることが結果として、私たちの生活にも襲ってきています。

 

 

 

歯がゆい

 

 

 前回の投稿を読んだ方から、こんなことを言われました。

 

 「日本の政治、もうダメですか?歯がゆく思っていません?」

 

 

 確かに、日本政治を批判する内容の投稿が多いですが、日本には大きな期待をしているのです。そして、それだけのものをもっている国民だと思っています。そうでないと、これだけの長きに渡って、一つの国体を抱き続け、大きな国難を乗り越えて、存在しづけられる国と人はないと思います。

 しかし、グローバリズムを受け入れた幕末、明治以降、その日本の中枢にいる人に大きな変化があったように思います。

 いわゆる、欧米の習慣や文化、教育が日本にどっと入ってくるようになり、それまでは、日本人に合うような形で、そういったものを同化させて、そして、日本人の国益に合うように取り入れてきたのだが、明治以降は、その多さからキャパをはるか超えて、消化しきれないで人それぞれに取り入れてしまった。そこに必要な、良き判断を下すべきリーダーと言われる人材が、特に欧米から受ける教育の影響か、日本人を導ける存在がなくなってきてしまった。このことが、今の日本低落に大きな影響を与えていると思う。教育自体、リーダーが疎まれ、皆同じで柔順だが意識は底飛行的なロボットのよう日本人ばかりが重宝されるように、日本の空気がかわってしまった。

 

 NOTEで日本人の国民性を書いています。今回の記事の参考になるかと思います。

 

 

 とにかく、日本は可能性が大きい国であり、国民であると確信しています。だからこそ、今の日本の中枢であり、リーダーであるべき政治家の体たらくが歯がゆくて仕方がありません。そんなこともあって、日本を批判するような記事が多くなっているのかと思います。

 

 自己反省も含め、今後、できるだけ日本人の良い点に触れた内容のものを書いて行きたいと思っています。

 

 あー、でも、首相を見ていたら・・・プンプン

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 批判の言葉しか出てきません。ショボーン

 

 

 

最近のNOTEより