ほそのさんのブログ
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春の嵐

一昨日未明,関東全域では風は強く,交通機能も障害を受けていましたね。


私も家が壊れるんではないかと思い,全然眠れませんでした。



昨日は,お休みをいただきましたので,家内と食事に。


またその後,砧公園まで散歩。


世田谷美術館では,版画家・川上澄生展をやっていました。


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http://www.setagayaartmuseum.or.jp/index.html


川上澄生先生は,私の母校の先生でした…とはいっても,全然大昔の方ですが…。



幾分か風も和らいでいて,いい休日でした。



砧公園は都内の桜の名所のひとつです。


でも,まだ桜は咲いていませんでしたが,もう咲かんばかりに薄桃色のつぼみは膨らんでいました。



もうすぐ開花ですね  さくら。





医大入試の補欠繰り上がり,例年に比べあまり回っていないようです。


出来るだけ受験生だった学生さんにも,良い開花のお知らせが届くことを願っています。

薬が効かない 結核編

ストップ結核大使! の ビートたけし さん のCM(ACジャパン)でもおなじみの”結核
http://www.ad-c.or.jp/campaign/support/03/



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そこでは,いまでも日本人の4人に1人が感染していると 言われています。


世界保健機構(WHO)の発表では,世界中では3人に1人という数値のようです。



さらに,WHOは警告を発しています,それは”薬が効かない結核” についてです。
http://www.who.int/tb/challenges/xdr/en/index.html




”薬が効かない結核”は,超多剤耐性結核(XDR-TB)といいます。


 語注:超多剤耐性結核…extensively drug resistant tuberculosis で XDR-TBです
     ちなみに,結核…tuberculosis ,TBと表します



前結核研究所長の森亨・国立感染症研究所ハンセン病研究センター長によると(医療・医学ニュース),
http://medical-today.seesaa.net/article/30239313.html



 『国内のXDR結核の存在は結核研究所の調査で明らかになった。』


 『九十九カ所の結核治療施設の入院患者三千百二十二人の結核菌を調べたところ、MDR結核が五十五人(1・8% )から見つかり、うち十七人(0・5%)は第二選択薬も効かないXDR結核だった。』


 語注:多剤耐性結核…multidrug resistant tuberculosis で MDR-TBです



 『XDR結核はどのようなメカニズムで出現したのか。』


 『「自然に発生したものではなく、人為的にできた疾病」と森氏は解説する。』


 『結核の治療期間は最短で六カ月間を要する。』


 『しかし「薬を服用し始めて二週間ほどで症状が消え、仕事ができるほどになるため、途中で薬をやめてしまう患者が続出する。結核菌が耐性をもつようになるのは、治療の中断が主な原因になっている」。』





結核結核菌とよばれる,細胞膜をもつ真正細菌(bacteria)でありながら,グラム染色で染まる(陽性)細胞壁をもつタイプが原因菌です。


 真正細菌と真菌は違います,真菌(fungi)はキノコ,カビの仲間です


グラム陽性菌は毒性という点で,陰性菌に比べ割とあまり危険性が大きくないものが多いのですが,陽性菌の中でも法定伝染病のジフテリア菌や破傷風菌などと並び,結核菌は1950年代までは病気死亡原因のトップに位置していたほどの恐れらていた,細菌 そして 感染症だったのです。



こういった感染症が戦後劇的に減少したのは,抗生物質(antibiotics)の登場のおかげです。


 歴史上でお初見は,フレミングが発見したペニシリンが有名です…カビから取ってきました


結核菌には,ワクスマンが発見したストレプトマイシンという抗生物質がよく効いたのです…土壌から取ってきました。


抗生物質 

  『命作用の物質』 

という言葉が短くなっているのですが,


自然界に居る多様な微生物(微生物は,生物のレベルが低いので,弱い立場ともいえるわけですが)が,他の微生物とそれらが生きるための環境資源を互いに争うときに,相手の微生物を倒して自らが生き残るために作り出し,放出する物質なので,こう呼ばれています。



ですから,似た相手を選択的にやっつけることが出来るので,他には悪いことが起き難い(副作用のない),特効薬になることができました。


ペニシリンβラクタム系と化学的に分類されていますが,比較的小さい分子です。


構造式上の歪んだ4員環を成すアミド結合部分(実際には環が切れて開いたとき)が細胞壁を厚くするのに架橋をする部分のアミノ酸配列に酷似しているので,酵素が間違ってβラクタムの方に作用し,細菌の細胞壁の方に働かない ということで,細胞壁をうまく合成できない最近は溶菌して死滅してしまいます。


この類の抗生物質は,細菌を直接死滅させる物質なので,『殺菌剤』とされています。



一方,ストレプトマイシンアミドグリコシド系という抗生物質の分類になり,これも大して大きくない分子です…今では合成が簡単にできます。


ストレプトマイシンは『静菌剤』とされます。

ほとんどの生物の基本的な生命活動に,DNAからRNAへの遺伝情報を『転写』し,RNAの暗号からアミノ酸を引っ張ってきてつなぎ合わせてタンパク質を合成する『翻訳』という作業を行っていることは良く知られています。


細菌のこの『翻訳』という段階を行うリボソームという小器官にストレプトマイシンは取り付いて,この段階を邪魔して死滅させようとします。

いわゆるタンパク質合成阻害剤ですが,その作用してしまう細菌の範囲が広いので(その道の人は スペクトル範囲が広い といいます),いろんな感染症に用いることはできますが,同時に副作用もありうるのです…どういうわけか,内耳にも負の作用を起こしてしまう ストレプトマイシン難聴 聞いたことありませんか?


ペニシリンのようにダイレクトに細菌を壊す,いわゆる死滅というより,発育を抑制する物質なので,薬が無くなる(投与を途中でやめる)と細菌は再度増殖を始めてしまう可能性もあるので,『静菌剤』というわけです。



WHOより


TB can usually be treated with a course of four standard, or first-line, anti-TB drugs. If these drugs are misused or mismanaged, multidrug-resistant TB (MDR-TB) can develop. MDR-TB takes longer to treat with second-line drugs, which are more expensive and have more side-effects. XDR-TB can develop when these second-line drugs are also misused or mismanaged and therefore also become ineffective. Because XDR-TB is resistant to first- and second-line drugs, treatment options are seriously limited. It is therefore vital that TB control is managed properly.



結核はまず第一選択薬で叩くのが普通だが,誤用や処方を誤るとMDRになるし
MDRになると値段の張る第二選択薬をより長く使うことになり,さらに副作用もより起こりやすくなってしまうが,それも使い方を誤ったり途中でやめると,それも効かなくなるのでXDRになってしまう。
XDRは第一,第二選択薬の両方に耐性を持ってしまっているわけ。
適切な指導の下で結核治療しないとヤバイよ,と。




病気の種類,薬の種類によっては,症状が軽くなったからといって,自己流で薬をやめてしまうのは危険とうことですね!


薬の使い方は,薬剤師さんに相談してみましょう。




大西洋 クロマグロ

大西洋産 クロマグロ 国際取引禁止案



ワシントン条約締約国会議  委員会 での否決 になりました。



マグロは普段使いではあまり食べませんが、なければないで 食べたくなります。


甘い 香りの 赤身  春の味



本会議でも 過激な EU、米の意見が 良識で 多数を得ないよう願いたい。



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