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ひより plus

パピヨン三姉妹との日常。

規定の日数が過ぎ、外転枕が一つになりました。
これでリハビリの制限は大きく緩和されます。

今までは臥位で屈曲(前になれの形)90度までだったのがこの制限が外れました。
外転はまだ制限がありますが、90度までなら無制限で動かせる範囲でどんどん動かす。
今までの制限であまり動かせていなかった事と、装具で固定していたことで関節は固まっており、ギシギシと動きに合わせて軋みます。
ここで痛みや軋みに負けては良好な予後が期待できないとの事。
何のために手術をしたのかとなるので、ここは精一杯頑張るべきところ。

もちろん通常の経過をたどればもう浮腫は治まり、痛みも相当軽減されている筈なのですが、浮腫む腕を精一杯動かして、K先生がポケットから取り出す角度を測る2本の定規が組み合わさっているような器具で今日は120度かななどと言われつつ、戻そうとすると不随意運動…
内側から湧き上がってくる痛み…
でもここで頑張らないとと、K先生とGD先生をリハビリでは全面的に信頼し、治療はG先生を信頼して。
冷え性ではない私ですが、秋も深まり紅葉も始まり、気のせいか、気にしすぎなのか、左腕に冷感を感じるようになりました。
すでに浴槽への入浴は許可されていましたので、お願いして浴槽につかる時間を長めにとってもらいました。
ビリビリと痺れる左手を浮腫が少しでもひくように、軽く揉みさすり温め。
入浴が終わったら髪を乾かしてもらいリハビリに向かう。
K先生には何故か冷感を感じる事を言い出せませんでした。
浮腫に軽い痺れに不随意運動、これ以上おかしなことを口にしたくなかったんです。
頑張れば治る、きっと治る、治る筈。
有難い事に、多くの方にお見舞に来ていただきました。
旦那さんはもちろん何度も時間の許す限り。
義母にはお見舞だけで無く、身の回りの世話までしていただきました。
義父には平日昼間はお嬢さんたちを預かってもらい、休みの日にはお見舞に来てもらい、手術前には夫婦揃ってお百度参りまで。
不出来な嫁に対して有難い事です。
お祓いして頂いたバスタオルは、左肩のそばにいつも置いていました。
旦那さんの伯父伯母を始め従姉妹まで。
職場からは雇用主はもちろんの事、自宅勤務の私に同僚という言葉が当てはまるか分かりませんが、同僚やボランティアのおじさま方。
何故かお見舞いの重複する日もあり、ひとりで一日を過ごす日もありましたが、同室のおばさま方とおしゃべりしたり、本の回し読みをしたり…

長い入院生活、不安に包まれていましたし、同じ手術を受けた方との経過の違いに大きく落ち込んではいましたが、多くの方にお見舞いただき、励まし合う入院仲間にも恵まれて、幸せな患者だったと思います。
H病院の手術は1日2回同じ手術室を使うことも多く、実際朝から手術を受けた私の後3時から次の手術の予定が入っていると聞いていました。
9時間にもわたる手術で自分が大変だった事、待ってくれた旦那さんと義母が大変気を揉んだ事には気づいていましたが、私の後手術を受けた人には当初思い至ることなどありませんでした。

入院生活にリズムがつき慣れた頃、とても不安そうに点滴を受けながら午後からの手術を待つ患者さんの姿に気づき、きっと大丈夫ですよと雑談しながらはたと思いました。

私の使っていた手術室を予定していた患者さんは、少し遅れて他の手術室を使ったと聞いていて、ふーんとしか思っていなかったんですが…
時間どうりに始まらなかった患者さんは、もしかしたら不安に押しつぶされていたのではと。

手術を受ける緊張感は非日常の事で、前の人が遅れているのでなんてもし聞いていたら、聞いていなくても遅れている事に、もし私ならばこれから受ける手術が必要以上に怖くなっていたのではと。

待つ辛さを経験しなかった私でも、前夜の絶水から勝手に緊張していました。
自分は眠るだけなのに。

私の後の方は他の科だったらしく、もちろん知りもしないし、どんな方だったのかもわかりません。
でもその方とご家族に対して不可抗力とはいえ、申し訳なかったと思いました。
不随意運動がスポーツドリンクや、必死に食べる食事では治まらない事が大きな不安でした。
浮腫も、もう引いても良いはずなのに、まだ少しブヨブヨとした左腕から左手に不安を感じました。
リハビリを頑張っているのに、本当にそれが良い効果をもたらしているのか不安で。
肩は痛くて当たり前。
そう言われてはいても、手術前より酷くなる夜間痛に自分が痛がりすぎなのかと疑い、手術は成功したはずなのにと、大きな不安を持ちました。

怖い怖い怖い。

K先生とリハビリしながら話していても、見栄っ張りで明るくはしているけれど、話す世間話は通り抜けて行くだけです。
でもさすがリハビリでは定評があるH病院。
担当患者は少なく、指導者でもあるGD先生がK先生と一緒に診てくれました。
私の不安をK先生がくみとってくれたからか、いつまでも引かない浮腫と不随意運動に先生ご自身も戸惑っておられたからなのか。
GD先生はK先生とは違うアプローチで診てくれました。
午後の自主練の時も、GD先生がお手すきであれば側で指導してくれました。
不随意運動が出てもすぐに手が差し伸べられることが増えた事が、ほんの少し不安を軽くしてくれました。
ただ軽くなったとはいえ、不随意運動も夜間痛も浮腫も何ひとつ解決はしていないのです。
昨日旦那さんがテレビで見た「ふわとろ」カップケーキを買ってきてくれました。
実は最近も薬の副作用で食欲がないので、何か食べたいと言うと嬉しそうに手配してくれるんです。
ありがたいな。

4種類のアソートセットで、イチゴ・チョコ・抹茶・プレーン(チーズ)なのですが、小さなそのカップケーキを旦那さんと一緒に味見と言いながら、2個分けながら食べました。

チョコは、ロイズのバレンタイン専売のスペシャル生チョコ?によく似た味で、超濃厚。
1個食べるのもしんどいなと言うのが正直なところ。
美味しかったんですけどね。
イチゴはイチゴが香って、ジャムが入っているという話だったのですが。あまりジャムが入っていなかったので、イチゴジャムが好きではない私にはラッキーでした。
イチゴなら体調が良ければ1個食べ切れるかも。

旦那さんとどちらが美味しいかせーので言い合いましたが、イチゴで一致しました。

カップケーキだけでなく、普通のケーキも扱っているようなので、元気が出たら一緒に買いに行こうかなと。
ただし昨日は18名待ちだったそうで…
テレビの影響が終わった頃、ゆっくりと行ってみたいと思います。