クラーク母娘初の共同執筆、『誘拐犯はそこにいる』(メアリ・ヒギンズ クラーク 、キャロル・ヒギンズ クラーク、宇佐川晶子訳/新潮文庫)。
 これはガラコンサートみたいなものなので、出来をどうこういうものでもないような気がする。お互いの看板キャラクターを出演させての合作だし。

 私立探偵のリーガンと怪我で入院中のミステリー作家の母のもとへ、父の身代金百万ドルを要求する電話がかかった。
 強運のアマチュア探偵、アルヴァイラおばさんの秘策とは? クラーク母娘初のコラボレーション。


 ちょっとお菓子が欲しい程度に本が読みたい時にはぴったり。
 最近、長い本が多かったから、こういう1時間ちょっとで読めるものは息抜きになります。

 映画『阿修羅城の瞳』を見てきました。
 新感線好きの知人から
「今でもトラウマ」
と、いわれたのでどれほどかと覚悟していったのですが、

なかなか「デビルマン」を越える作品にはめぐりあえないものですね。

 いや、それはともかく(笑)、結構よかったです。
 すべては、小日向文世の南北につきる感じ。あの、のほほーんとした顔と口調で、ものを作る人間のゴリゴリの業を演っちゃうところがとってもイイ。もう、キャスティングの勝利ですね。
 この映画の主人公、はっきりいって南北でした。(私には)
 小日向ファンは必見です。

 ところで、世間の評価が低いのは、ストーリーの説明不足なんじゃないかと思います。
 演劇って生身の役者さんが目の前にいるから、ぶっとんだ設定でもスコーンと説得させられちゃうんですが、映画だとなかなかそういかない。「阿修羅城…」の舞台を見て知ってる人はともかく、まったく知らない人が見たらシンドイよなあ、と、思いました。
 普段あまり考えないけど、同じように役者さんが出てお芝居しているのに、舞台と映画って別物なんですね~。

 あ、音楽もよかった!
 映画のサントラなんで10年以上買ってないけど、買おうかな。
 『亡国のイージス』(福井晴敏/講談社文庫)読了!

 いやあ、長かった。
 上下巻のこの本、1冊でも普通の文庫より厚いよ。
 私、アベレージよりは多少読むのが早いと思うのですが、たぶん、上下あわせて1ヶ月以上かかってます。
 最初、この著者独特のクドい描写になかなか慣れなかったのですね。このクドさが福井晴敏という人の特色であり良さでもありますが、いかんせん長い。これが文庫2冊をとんでもない厚さにしとるのだ。

 しかし、後半、慣れてきました。(上巻3週間かかったが、下巻は1週間で読めた)
 それと共に「福井晴敏、ひでぇ」と、思いました(笑)。
 だって、この人、ちょこっとしか出ない人にもきちんと名前とバックボーンを与えて、こちらがキッチリ感情移入したところで殺すんですよ……。何回も、そのたびに悲しいんですよ。ああ……。
 そうでなければ、この『亡国…』のドラマ自体が成り立たないとはわかっちゃいるがツライ。

 たとえば、上巻。
 エージェントの訓練中、訓練生それぞれに子犬が渡されます。与えられた条件は、この子犬と山中2週間過ごすこと。
 限られた一人分の食料の中、子犬に食べ物を分ずに死なせた訓練生は失格だし、足手まといだからと、子犬を置き去りにしても失格。
 胸の中に子犬の温かさを確認しながら厳しい2週間を過ごし、終わったと思った時に上官から与えられた命令は……

その犬を殺して食え。

でした。

ガーーーーーーッデム!

 犬ばかとして、ここで本を放り出さなかったのが不思議です(笑)。

 自衛隊という組織についてどう思うかという問題は難しいところなのですが、そういうのは置いておいて「シーマンシップ」のところはよくわかります。
 人は海では普通にしてては生きて行けない。
 生身で大海の真ん中に放り出されたら、間違いなくそこに待つのは「死」です。
 だからこそ海で生きる人間は助け合わなければいけない。
 それがシーマンシップです。
 ここに描かれる海自は、まずシーマンであり、シーマンとしての矜持を失いません。政治や思想の様々な思惑がある中、様々な人間が翻弄される中、結局、シーマンは復讐者でも政治家でもテロリストでもなくシーマンなのです。
 それが悲劇でもあり、救いでもありました。

 だれかの親であり、誰かの息子でもある男。

 福井晴敏が少ししか登場しないキャラクターにも名前をつけているのは、このことを読者に忘れさせないためでしょう。
 誰かは誰かの大切な人であり、もしかして今そういう人がいなくても、生きていれば誰かの大切な人になれるかもしれない。
 それは、シーマンシップで育んだ絆であるかもしれないし、違うところで生まれた絆かもしれない。
 結局、この本はオヤジが山ほど出てくるのに「青春小説」でした。
 どうしても切り口が「平和」とか「国家」で語られることが多い本なので私も敬遠してたのですが、それで読まないのはもったいなかったです。
 実はこれ、某サイトで熱心に語られていたので興味を持ったもの。(映画化とは関係なくね)
 こういうことがあるので、人様の日記を読むのはやめられません。
 「ほいくえん・愛」の保育士さんは、みんなイケメン!

 このステキな設定を裏表紙で見て買ってしまいました。『保育園へいらっしゃい』(街子マドカ/ ビーボーイコミックス)。
 ジャケ買いならぬ、設定買いでございます。
 ちなみに、カテゴリからいうとボーイズラブです。先日、とある目的で自分ん家の本棚を探したんだけど、うちにはBLの本はなかったという……。
 なんて健全なんだ、うちの書庫。
 男性向け18禁だったらあるのに☆


 そんなわけで、BLの棚を見ていたら、この本を見つけました。

 読んでみて、大当たり。
 BLが苦手なヒトにはアレですが、ハードなシーンもないし、まあ、イケメン保育士が活躍するファンタジー恋愛マンガだと思えば……。(どこいらへんがファンタジーかというと、お迎えのお母さんに目もくれないで、男性同士で恋愛してるとか)


 BLだからといって読まないのが、ちょっともったいないような作家さんです。

 笑って、切なくて、前向きになる話。
 特に、大人をくどく強気小学生がたまらない感じです。(思い当たるフシがあったら笑ってもらって結構さ……)
 いつだって、まっすぐな子供に大人はかなわない、と、思う1冊。

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 飛行機の中で読もうと思って空港で買った『金魚屋古書店』(芳崎せいむ/小学館IKKIコミックス )。
 片方が通路で、隣の席はいなかったので、気にせず飛行中だらだら泣いてました。


 なんで私がこの本を読むと泣いてしまうのか。
 それは私がマンガ馬鹿一代野郎だからです。
 いくつになってもマンガを読むのはやめられないし、定期的に適当に処分してるにもかかわらずも寝太が抜けそうに蔵書があるし、週末の全巻イッキ読みなんて、それこそ至福だし。


 人生で何度、マンガに泣かされて、切なくさせられて、笑わされて、勇気づけられたことか。
 この巻の中にもチロリと出てくる海外にいてツライこと「マンガが読めないこと」には大きくうなずきます。私も、親に「なんで留学しないの?」と聞かれた時、真面目に「マンガとおせんべいがないから」と、答えていました。
 おせんべいはまだポテトチップや他のジャンクフードで代用するにしても、マンガは替えがきかない。


 たぶん、あなたが私のようなマンガ馬鹿なら、やっぱりこの本は泣けるはず。


 この本はどうしても、ある程度大きくなった人のマンガ話がかかれるのですが、今もリアルタイムに少年ジャンプやサンデーやマガジンに毎週ワクワクしてる読者がたくさんいます。
 今、毎週楽しみにワンピを読んでいる小学生が大人になったら、やっぱりこんな風なドラマが起きるのでしょうか。
 起きるよね。
 だって、それがマンガの力だもの。


 こんなに毎週、ドキドキワクワクさせてくれる何かがある国なんだよ、と、思うと、日本に生まれてよかったとさえ思う。
 ええ、だってマンガ馬鹿一代野郎ですもの(笑)。

 久しぶりに大阪に行きました。シェラさんにつきあってもらって、USJに行くのです。


 伊丹空港も久しぶりでした。
 空港からはリムジンに乗ります。私、いつまでたっても大阪シロウトで、大阪に行くと本当に方向がわかりません。どれくらいわからないかというと、2回合わせて1日半しかいたことのないパリの方が、なんとなくわかるくらいです(笑)。


 だから自分の力を過信することなく、バスの後ろの席の地元民ぽい女性に、聞いてみました。待ち合わせは噴水広場です。
「ここで降りるのがいいですよ」
と、後ろの席の人は教えてくれて、私はぞろぞろ降りる人の後について降車。
 降りたけど、やっぱりどこかわからない。こういう時は、人に道を聞いた方がいいと信じる私は、近くのコーヒースタンドのお姉さんに聞いてみました。
 二人のうちの一人が
「あ、わかった!」
と、言って、道順を丁寧に教えてくれました。


 結局、私は噴水広場に着くことができませんでした。
 なぜなら、私が降りたのは、なんばだったからです。(噴水広場は梅田。東京でいえば、銀座三越のライオンの前で待ち合わせるつもりが、相手は日本橋三越のライオンの前で待っていた……って感じか?)


 なんとなくヤバいと思ったので電話をかけたら、シェラさんがミナミまで来てくれました。(ホントすみません)
 シェラさんによると、「泉の広場」と勘違いしたんじゃないか、とのこと。
 たぶん、大阪の人の人って親切なんだと思います。自分に寄せられた期待にがっちり応えようというキモチが結果的にそうなったんじゃないかという……(笑)。


 とにかく色々満喫して帰ってきました。
 久しぶりにシェラさんにもお目にかかれて嬉しかったです♪ どうもありがとうございました。

 忘れないうちにガンガン書いておかねば。
 落ちてる間に読んだ本をいくつか。


 『ブルーベリー・マフィンは復讐する』(ジョアン・フルーク、上条ひろみ訳/ヴィレッジブックス)。
 お菓子探偵シリーズの第3弾。
 お菓子探偵といっても
「むむっ、この香料に使われている○○が……」
などという話ではありません。主人公がクッキーのお店のオーナーで、作中にクッキーのレシピが何回も出てくるだけです。
 たぶん、このレシピを見て私がクッキーを作る日は永遠に来ないと思うので、まあ、あってもなくても(私には)かまわないページだったりします(笑)。

 割と簡単に犯人の予想がついてしまうので本格ファンにはものたりないのですが、ただ、この本、読んでてなんか面白い。もう、ミステリというより、地方に住む町の人々のスケッチを楽しみに読んでいるという感じです。


 主人公のハンナは、微妙なお年頃の独身女性。朝の6時前から電話をしてくる母親は口うるさく結婚をすすめるし、幸福な結婚をしている妹も結婚に対する意見は同じ。
 まだまだ子供を持つ気にはあんまりなれないけど、ちょっと気になる男性二人とのキスは楽しい……。


 いや、なんか変な抜書きしちゃったかしら!(笑)


 ハンナの共同経営者はリタといい、このお嬢さんは、こんな子がいたら私もぜひ共同経営して欲しいと思うような人柄。充分有能なのに、アルツハイマーのお父さんのために地元で働いています。
 ハンナの姪とこのお父さんの会話が、とてもほのぼのしてました。
 アルツハイマーは切ない病気だけど、悲惨になりきらない切なさあたりで書いてくれるから、仕事に疲れた後の通勤で読めるんだろうなあ。


 ちょっと調子が悪いときや、疲れて早めにベッドに入りたいときにこそオススメの1冊。(はじめてタイトルに沿ったらしいことを書いた)

 すみません。内容について一切書いてませんでした(笑)。

 ハリウッド超大作が好きな人には全くおすすめしませんが、面白かったです。


 この映画のテーマは記憶。
 つらい恋の記憶を消せたら、と、恋に苦しんだ人が一度は考えることを、実際に病院でできるとしたら。

 恋人とのいさかい。聞きたくないようなひどい言葉。そして、自分がいってしまった暴言も。
 ひとつひとつ消していくうちに、どんどん心の深い階層にやってきます。


 どんな恋にもはじまりはあり、ときめく思いも、きらめく瞬間もあったはず。
 だから、この思い出だけは消さないで。
 切ない主人公の叫びに容赦なく記憶はデリートされていきます。


「もっと深いところに私を隠して」


 記憶の中の恋人が彼にささやき、彼は彼女の手をひいて、どんどん記憶の中を逃げ回る……。


 って、ちょっと説明不足なんだけど、この映画は説明してもあんまり良さがわからないかも。
 わからない人はわからないし、好きな人はとても好きでしょう。
 恋が進化して、だんだん当たり前になって、やがて倦怠が来る切なさを知ってる人にはピンと来るものがあるかもしれません。


 あとは私の勝手な役者感想だと……

 『トゥルーマン・ショー』の時にも思ったけど、ジム・キャリーは切ない演技をさせると天才的にうまいと思う。
 あと、脇で素敵だったのが、イライジャ・ウッド。
 ケイト・ウィンスレット扮するヒロインのパンティーを盗むんだけど、同僚からつっこまれて
「洗濯済みのやつだよ。清潔だ!」
と、自己主張するあたりが、とってもナイスでした。
(映画館中の人が「そういう問題じゃないって!」と、ツッコんだと思われ)
 超大作に出ちゃったけど、案外、こういうエキセントリックなヘタレ男の方がハマるのかもしれないなあ。

 見てきました。

 既に、レイトショーというのでしょうか。昼間はやっていないので、夕方から出動です。


 朝起きてみたら、冷蔵庫に4日前に買ったナムルとヨーグルトしかありませんでした。ヨーグルトの賞味期限はぎりぎりですが大丈夫です。ナムルは微妙です。と、いうよりハッキリとアウトです。
 でも、出かけるのは夕方。
 今、調子が悪くなっても、夕方までに直せばいいか。


 予想通り、おなかの調子は悪くなりましたが、3時頃には復旧。私の勝ちです。(調子が悪くなった時点で、勝ってないぞ>自分)


 いい気になった私は、映画館そばのケンタッキーに入り、鳥を食べました。(←ばか)
 映画を見はじめてから10分くらいたって、みるみる胸焼けがしてきました。心なしか、おなかの痛いのも復活してきました。


 隣のお嬢さんたちはポップコーンをほおばってます。
 いいなあ。
 でも、私が今、欲しいのは、そのポップコーンの大きなカップです。これが飛行機だったら、間違いなく前のポケットからディスポーザルバッグ(通称:ゲロ袋)を取り出していたことでしょう。


 はらはら。映画の終りまで持つかしら。

 ジリジリと汗をかきながら考えます。


 なんだか映画のジム・キャリーがすごいいい男に見えます。
 そうか、これが吊り橋効果ってヤツか。

 そんなわけで、ジム・キャリー再認識、あんどふぉーりんらぶの1作。

ネットに繋がりませんでした。(実は4/28から)
 以前、学習したので夜中に保守センターへ電話をするのはとっととあきらめました。NTTの人はとても働き者だからです。

 4/29の朝に連絡して、おりかえしいただいた電話によると、マンション全体が断線してるとのこと。

 GWのために保守は月曜日まで稼動してないこと。


 ……ふっ。

 今月、3度目ですよ……。

 でも、さすがにネットがないと不便なんだけど、なくてもまあまあ生きていけることがわかってきました。昔は自分がもっとネットに依存していたような気がするんだけれども。


 こうして時代はどんどん進んでいくのに、私はどんどんアナログになっていく模様。