久しぶりによい本を読みました。『襲名十八代――これは勘三郎からの恋文である』(中村 勘三郎/小学館)。
よい本と面白い本は同じようで少し違って、私にとっての「よい本」というのは、もしかしたらその後の自分の人生が少しだけ変わるかもしれない本です。
それくらい心の何かを動かす力があるという。
実は、この本は借りて読みました。
『真夜中の弥次さん喜多さん』を一緒に見に行った同期のEちゃんが貸してくれたのです。
入社したばかりの頃、アンティークのROLEXをつけ、ミニケリーを持っていたEちゃんは、お嬢様だと思ったものでした。しかし、後で聞いたところ、ROLEXは「祖母のもの」だったそうで、Eちゃんは私が思うより心底お嬢様だったのでした。
そんなお嬢で上品なEちゃんですが、妙に自由なこだわりのないところがありまして、
「『真夜中……』、ちょっと興味があるのー」
と、言ったのも彼女なら、勘九郎(だったのかな、この映画では)にすぐ気がついたのも、私がちっとも気がつかなかった、しりあがり寿さんに気がついたのも、彼女でした。
なんでこんなエピソードを語るかというと、勘九郎さんにも同じような自由闊達さを感じたからです。
この本は、勘三郎襲名前の1年3ヶ月、スポーツ紙に連載したものをまとめたもの。だから、この本の中では「勘九郎」が語っているのですが、これが面白い。
50歳にもなって、それでもって、自分の仕事のフィールドでこんなに自由な人はなかなかいない気がします。
どうしても、仕事を続けているうちに成功例にこだわるようになってくるものじゃないですか。それをひらりと飛び越えてしまうような身軽さ。もちろん、意地悪な見方をすれば、歌舞伎という揺るがないベースがあってこそという風にいえたりするのかもしれません。
ただ、それでも、この人が歌舞伎だけじゃない舞台人に愛されるのは、芝居馬鹿だからでしょう。
(芝居に関して)もらった、うれしい手紙は、ずっととっておく。
うわー、わかるよ、それ!と、本を読みながら思いました。
つまんないと真剣に怒られたことも、さらっと話していたりします。
それもわかる。
きちんと怒られるのは嬉しい。表面上は似た言葉だって、自分の仕事をきちんと見てもらって、きちんと怒られていることは、ものすごくありがたいものです。いい加減に誉められるより、10倍くらい嬉しい。もちろん、きちんと誉められれば1000倍くらい嬉しかったりしますけれども(笑)。
なんだか、そんな基本の基本を思い出したりしました。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2005/06/13/03.html
う、うーん。
そうすると、四国だったら
讃鬼(サヌキ)
とか?
あ、これは、四国というより香川県か。
高知県だったら
土佐日鬼(トサニッキ)
かよ。
と、ニュースに向かってツッコんでしまいました。
先日、実家に帰った時、千葉駅のKIOSKでご当地キティを見た時のことが思い出されます。
なにやら、丸太の先端にかぶりものを着たキティが座っておりました。
着ぐるみは犬のようです。(猫が犬の着ぐるみを着るというツッコミはや やっこしいので、この際スルーで) そして、丸太ではなく、棒だそうです。
犬の着ぐるみを着て棒の先端に座るキティ。
犬の着ぐるみで棒の先に座るキティ。
犬で棒の先に座る……。
いぬぼうさき……犬……吠崎……。
あまりのオヤジぶりに、ホームの上だというのにガックリと膝をつきそうになりました。
このセンスを見習って、ライダーにもがんばって欲しいものです。
東京都美術館にアール・デコ展を見に行ってきました。
東京都庭園美術館のアール・ヌーヴォー展に行った時は、休日なのに割とすいていたのでそれを予想してたら、混んでいてびっくり。
アール・デコ好きの人って、世の中にこんなに溢れていたんだっけ?(笑) 最終日だったからでしょうか。
色々見回った後は、国立博物館の方のミュージアムショップに行って、鳥獣戯画グッズを購入。
ここのショップは大変充実していて、いつもショップごと買い占めたくなってしまいます。特に国芳グッズが多くて、ファンにはたまらないという。(微妙なところでオタク) 金魚手ぬぐいだけでも、多色刷りのもの、金魚をちらしたもの、それをうちわに仕立てたもの、と、大変豊富です。
手ぬぐいって結構便利だと思うのですが、いかがでしょう?
とりあえず、アイロンの当て布に使えるしね。
ああ……アール・デコ展の感想より、その後の方が多いのはどうしたわけだ……。
オーチャード・ホール、そういえば久しぶりです。最後の行ったのはアワダジン・プラットでした。オーチャード・ホールではピアノ、が私の定番です。(ウソです。ただの偶然です)
e.s.tはスウェーデン出身のジャズ・ピアノ・トリオ。
エスビョルン・スヴェンソン (ピアノ)、ダン・ベリルンド (ベース)、マグヌス・オストロム (ドラムス)の3人構成です。
そういえば、舞台のセッティングを見て、私は、ちょっと某「最小にして最強のユニット」バンドを思い出しました。ピアノがギターになると、ロックバンドになるのね。ふむふむ。
音的には、電気ものを使って、ロックテイストな音を使ったりもしますので、ロック好き、プログレッシグ好きにはなじみやすいかと思います。(ジャズというイメージで行くとかなり意外かもだけど)
受け手によって、ドラマティックにも切なくも暴力的にも聴こえるだろうなあ、というところが、大人向け。ヨーロッパぽいところなのかもしれません。
musical batonで、テキスト作業の時に音楽は聴かないと答えたけど、しばらく、テキスト作業の友にしようかしら。
e.s.t公式HP
http://www.est-music.com/
読んでみて、作品の内容とは別のところで、おもしろいなあ、と、思いました。やっぱりマンガにしろ小説にしろ、受け手の思い入れでどうにでも変わるんだな、と。
『テレキネシス――山手テレビキネマ室・1』(芳崎せいむ、東周斎雅楽原作/小学館ビッグコミックス)。
ドラマ制作に憧れるテレビ局の新入社員・マキノが配属されたのは、深夜映画の担当だった。
旧社屋のテレビキネマ室(通称:テレキネシス)で映画三昧を送る上司・崋山は社内でも問題プロデューサーだが、彼のまわりにいる人は彼のチョイスする映画を見て癒され……。
毎回ひとつの映画をテーマに、人の人生を描いていく連作短編です。
映画が好きな人には、たまらないものがあるでしょう。
が。
『金魚屋古書店』ほど、私を泣かせなかったのはなぜでしょう。
映画だってそれなりに見るし、もちろん劇場にも行く。好きな映画だって、いつまでだって語れる映画だってある。
じゃあ、なんで、『金魚屋』はあんなに私を泣かせて、『テレキネシス』は泣かさないのか。
それは、やっぱり私がマンガが好きだから。
映画好きの人なら、『テレキネシス』は面白かったけど『金魚屋』は別にね、って思うのかもしれません。
それはそれで全然いいと思う。
ガーーーッと100万人を引き付ける作品も、もちろん素敵。でも、限られた人にそっと届く物語だって素敵。
どんなに大劇場で見ても、隣の友達と私の感想は180度違うかもしれないし。
どんな作品も、やっぱり作り手と受け手のガチンコ勝負なんだなあ、と、しみじみ思ったのでした。
Q4:よく聴く、または自分にとって大きな意味のある5曲
TOTO『Rosana』
Africaでもいいんだけども。
このバンドが他のバンドとどう違うかというと、逆引きをして聴くものの幅が広がっていったところ。
TOTOのギタリストのルカサーという人が、またギター馬鹿一代野郎でして、この人、スタジオミュージシャン時代もあるし参加したレコーディングの数が並みじゃない。参加したもの、カバーしたものを聞いているうちにそこそこ色々聴いた感じになりました。
ギター少年が、憧れのギタリストのインタビューを読んで、憧れの人が憧れるミュージシャンのアルバムを手にとる……みたいな感じですね。
たしか、ジェフ・ベックは、ルカサー関連で聞き始めたような気が。
そんな風な聴きかたも結構面白いですよ。(ツ ェッペリンがカバーしてたからジャニス・ジョプリン聴いたりね)
今も私の体のどこかには小さなギター小僧が住んでいるらしく、たまにどうしても「ギュイーン」というものを聞きたくなります。(だから、ホテイとか買っちゃうんだよ)
シェラ
さんからいただいたので、回答してみます。
ああ、でも知り合い少ないから、次に回せないかも(笑)。
Q1:PCに入ってる音楽ファイルの容量
ない。すみません(笑)。レーベルゲートCDに当たった時、めんどうだからPCで音楽を聴くのはやめました。
Q2:今聴いてる曲
ない。これも、すみません。テキスト書く時は邪魔なので音楽は聴きません。
Q3:一番最近買ったCD
買う時はイッキに買うので
『ソルファ』ASIAN KUNG-FU GENERATION
『色彩カルテ』Natural High
『E album』KinKi Kids
『GREATEST HITS 1990-1999』布袋寅泰
を1日で。
最高、1回22枚買ったことがあるので、まだまだです。(どうしたんだ、あの時のオレ)
Q4:よく聴く、または自分にとって大きな意味のある5曲
よく聴く……よく聴く……『Cragy G』は、だいたい毎日弾くかも。1分かからないし。
そういえば、サイモン&ガーファンクルの曲のいくつかは、学校で教えてくれる曲じゃなしに最初に歌えるようになった英語の歌です。
たまに思い返したように聴くと、卓越したメロディラインやな、って思います。
Q5:次にバトンを渡す5人
お手すきなら、回答よろしく~♪
『てんぽ。らぼ。地下室』てんぽ。さん
『shima-uta』おやなぎさん
『七曜記』めっしゅさん
『talk show』talkさん
『StrangeHours』鈴子さん
だいぶ前に買った新撰組マンガです。『ひなたの狼-新選組綺談-』(斎藤岬/バーズコミックス)。私、どうも新撰組って苦手だったんですが(まわりにいたファンのせい。新撰組が悪いわけでなく)、大河のおかげで苦手意識が薄くなりました。大河「新撰組!」以前の人生と、そこから後1年の間に読んだ新撰組関連の書籍の量が同じくらいです(笑)。
さて、表紙の美人さん、誰だと思いますか?
これが……土方さんなんですよ。
『PEACEMAKER轍(クロガネ)』のドレッド竜馬もびっくりでしたが、この土方さんにもかなりびっくり! いっそすがすがしいほどのアレンジです。
逆に沖田は、もっさりとした男男した感じの青年で、結構こういう方が好きかも。
土方さんの性格がかなり面白いです。
ほんとうにちょびちょび読んでいたので、なかなか読み終わりません。『天使と悪魔』(ダン ブラウン、越前敏弥訳/角川書店)。
『ダヴィンチ・コード』は種本を先に読んでいたのであまり楽しめなかったのですが、今回は純粋に面白いです。
イルミナティ、半物質、ローマ法王……と、ネタ的に割と私の好き系が並び、ケレン味が強くてサスペンスフル。
あと、ローマに行った時は、当然バチカン市国にもちょこっと行ったので、なんとなく土地勘があるのが嬉しい。どうせ一般人の入れないところはたくさんあるバチカン、一般人立ち入り禁止地区の描写もいっぱいあるのも楽しい。
胸に秘密結社“イルミナティ”の紋章の焼印を押された男の死体。
科学者であり、神父でもあった男は、聖書の記述は科学で完璧に証明できるという信念を持ち、世界最初に反物質の生成に成功していた。
しかし、男は殺され、生成した反物質は盗まれた。
そして、盗まれた反物質が持ち込まれた先は、なんとコンクラーベ(新法王選出)中真っ只中のバチカン!
24時間以内に反物質を回収しないと装置の電池がなくなり、核の数十倍のエネルギーの大爆発が起きてしまう。
ハーヴァード大の図像学者ラングドンは、思いがけず事件に巻き込まれ……。
と、いった感じの作品です。
最近、コンクラーベがあったばかりなので、今、読むと大変タイムリー。
ああ、報道されない画面で、コンクラーベってこういうことやってんのねぇ、とか。
『ダヴィンチ・コード』が、なぜ楽しめなかったかというと、出てくるネタが好きなのですが、逆に好きなので自分で前から色々読んでいて変に知識があったためだったり。
ちょこっとネタがずれてしまって微妙な知らなさ加減だと、ダン・ブラウンはこれほど楽しいのか。
イミナルティ、実は一時期、秘密結社について調べていたので(わ、私は、何を書こうと……)、ちょこっとだけ知ってるのですが、それを「ローマ殺人観光案内」(BGM:サスペンス劇場のテーマ)に使うとは、嬉しい驚きでございました。
だいたい、パンテオンでラファエロの墓を見た時は、本当に感激したんだから。そんな私がミスリードされるのは、当たり前といえばアタリマエ。もはや、気持ちいいくらいです。
やっぱり、なんといっても、永遠の都、ローマが魅力的。
花の都は世界にいくつもあるけれど、永遠の都はローマだけですものね。
