「え~っ⁉ 未だ持ってるでしょ、自分の!」
「だって、持ってないって~!」
…そんな会話をする二人を見ながら、そう言えば『我が家』=私と「モト」は
「そんな会話」
=子供に関わる日常的な話
…なんて、殆どしたことなかったな~……と、また妙な想いになっていた。
とにかく。
「ここでそんなこと言ってないで、
サッサと帰ろうよ!」
…私が笑いながらそう言うと、二人も笑いながら動き出した。
そも、そこから姉の家まで車なら10分も掛からない場所だったのだから!
姉の家に着くと「ハチ」と「お嫁ちゃん」(☚やっぱりポリコレ違反?🤣)が彼らの車から降りて来た。
母の所で写真を観ていたお陰で私は「初対面」という感じがしなかったが、もちろん「叔母」としてキチンと挨拶。
コロコロ良く笑う、まさに「天然」という感じの女性だった。
それよりも驚いたのは「初孫」に接する義兄の態度!
古い言い方ではあるが
「孫にメロメロ」
…という言葉が姉以上にピッタリで、傍目からするとまさにコメディ、最初から最後までいわゆる
「声、裏返ってますよ?」
…状態だった。
そう言えば私の友人のお姉さんに子供が出来た時、友人が
「父がもう、信じられないくらいメロメロでね~。
あの顔を見たくて実家に行く位よ!」
…と笑っていたな……と思い出した。
因みにもちろん私は「モト」が「自分の」孫達と直接会った場面など見たことなどないが、子供達から耳にする限りでは
「ボクは『子供っぽいこと』は好きじゃない」
…という彼のポリシー?は今も徹しているようだ。
と言うか、我が父も「初孫」である「マオ」はもちろん、孫の中では最年少である「タオ」に関しても、興味がないどころか
子供=うるさい!
…という態度は、こちらに移住する直前の滞在(=孫達と直接過ごした最後の時間)まで全く変わらなかった。流石としか言えない。
「お嫁ちゃん」とは初対面だった訳だが、前記したように「ハチ」(とモチロン「ポチ」も)とも殆ど会ったことない、と言える。
それでも「ぽわ~ん」とした印象がある姉の「ポチ」に比べて弟の「ハチ」はコミュ力が高いと言うか愛想が良く、6年のギャップも何のそので向こうからどんどん話し掛けて来る。
妙なことだが、子供の頃は従兄姉(…しか、私には居ない)でもこんなに話し掛けて来てくれる人はいなかったな……と思ってしまった。
いや、そうじゃない。
「そういう場」で従兄姉達と仲良く話していたりすると、例え『その場』では何も言わなかったとしても(言って来た時もあるけどね)
「ナニ喋っていたんだっ!」
とか
「余計な事話すなっ!」
…と、後でしつこく「絡んで」来る某実母の態度が嫌で、結果的に余り話せなくなっていたんだよな……と思い出してしまった私なのでありました……!