一部を預けたものの、己の「手荷物」の中に埋まっていた「カバ母」が、離陸後直ぐモゾモゾ動き出した。
先ず、取り出したのがその形状からも思わず
「犬用の食器?」
(色も形もまさにこんな感じ👇)
(因みにコレは本物の『犬用食器』です!)
…に見えた、シリコン製(多分)の小さな深皿。
「新千歳➡伊丹」間は国内線の中では飛行時間が結構長い。
時間はお昼過ぎ。
ああ「カバ子」の食事だな……とは直ぐ判った。
しかし状況が状況なのだから極簡単なもの……この状況ならいわゆる「食事用ビスケット」のようなもので十分だろうに、何でわざわざ……と一瞬思ったが、何度も書いているように「そういうヒト達」ってのは
「我こそ正義!」
…のカタマリ、「臨機応変」など世界の果て、まさに♬思い込んだら~♬で
「ねばねば!」
…のカタマリだからな……と直ぐ思い返す。
しかし、わざわざ「食器」を出してまで食べさせるなんて、ナニ食べさせるんだ?
若しかして「意識高い系」あるあるの、無農薬野菜使用・完全栄養の凝った完全手作り弁当か?……と思って見ていると。
「カバ母」は皿の上から一見何だか良く判らない、グチャグチャの「塊」をボタボタと落とし始めた。
は? 何だアレ?
と目を凝らして見ると、何とそれは。
市販の『たらこ御握り』を一口サイズ?にちぎったダケ。
「カバ子」はそれを両手掴みで口に頬張っていた。
……(━_━)……!
「皿」の必要、あるのかね?
と言うか、狭い機内、その「ベタベタの手」で周りを触ったら?……という所まで考える「神経回路」は無かったのかね?
…まあ、ソレがあるような人だったら最初からしないか?
結局「カバ子」が食べていたのはそれだけで、その後「カバ母」は持参したウェットティッシュで使った食器を丁寧に拭き上げ、一連の「作業」で発生した大量のゴミを座席手前のポケットに突っ込んでいた。
因みに、その飛行機には
「似たような雰囲気のおっさんが一杯居るな~!」
…と思っていたら、楽しそうに
「混んでるね~、
あっち(某A〇A)に乗ったグループの方が
少しは空いていたかな~?」
…どうも、某北海道をベースにした?プロ野球の観戦帰りの団体(そう言えば前日、野球好きの姉の家でも流していたな~、と納得)でありました。
とは言え、別にアルコールの力を借りて暴れるような輩は一人もおらず、日本人ファンの「礼儀正しさ」を垣間見た気分にさせて頂きました、ハイ。