6年振りの日本帰省 28 『袖振り合った』人達 9 実録『子連れ様』 ㊦ | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

  

 

   一部を預けたものの、己の「手荷物」の中に埋まっていた「カバ母」が、離陸後直ぐモゾモゾ動き出した。

 

 

 先ず、取り出したのがその形状からも思わず

 

 「犬用の食器?」

 

  (色も形もまさにこんな感じ👇)

Le Creuset(ル・クルーゼ) ペットボール(M)

 (因みにコレは本物の『犬用食器』です!)

 

 

  …に見えた、シリコン製(多分)の小さな深皿。

 

  

 「新千歳➡伊丹」間は国内線の中では飛行時間が結構長い。

 

  時間はお昼過ぎ。

 

  ああ「カバ子」の食事だな……とは直ぐ判った。

 

 

  しかし状況が状況なのだから極簡単なもの……この状況ならいわゆる「食事用ビスケット」のようなもので十分だろうに、何でわざわざ……と一瞬思ったが、何度も書いているように「そういうヒト達」ってのは

 

 

 「我こそ正義!」

 

  …のカタマリ、「臨機応変」など世界の果て、まさに♬思い込んだら~♬で

 

 「ねばねば!」

 

  …のカタマリだからな……と直ぐ思い返す。

 

 

 

  しかし、わざわざ「食器」を出してまで食べさせるなんて、ナニ食べさせるんだ?

 

  若しかして「意識高い系」あるあるの、無農薬野菜使用・完全栄養の凝った完全手作り弁当か?……と思って見ていると。

 

 

 

  「カバ母」は皿の上から一見何だか良く判らない、グチャグチャの「塊」をボタボタと落とし始めた。

 

 

 

  は? 何だアレ?

 

 

  と目を凝らして見ると、何とそれは。

 

 

  市販の『たらこ御握り』を一口サイズ?にちぎったダケ。

 

 

 

  「カバ子」はそれを両手掴みで口に頬張っていた。

 

 

  ……(━_━)……!

 

 

 

  「皿」の必要、あるのかね?

 

 

  と言うか、狭い機内、その「ベタベタの手」で周りを触ったら?……という所まで考える「神経回路」は無かったのかね?

 

 

 

 …まあ、ソレがあるような人だったら最初からしないか?

 

 

 

  結局「カバ子」が食べていたのはそれだけで、その後「カバ母」は持参したウェットティッシュで使った食器を丁寧に拭き上げ、一連の「作業」で発生した大量のゴミを座席手前のポケットに突っ込んでいた。

 

 

 

 

  因みに、その飛行機には

 

  「似たような雰囲気のおっさんが一杯居るな~!」

 

  …と思っていたら、楽しそうに

 

 

  「混んでるね~、

 

  あっち(某A〇A)に乗ったグループの方が

 

  少しは空いていたかな~?」

 

 

  …どうも、某北海道をベースにした?プロ野球の観戦帰りの団体(そう言えば前日、野球好きの姉の家でも流していたな~、と納得)でありました。

 

 

  とは言え、別にアルコールの力を借りて暴れるような輩は一人もおらず、日本人ファンの「礼儀正しさ」を垣間見た気分にさせて頂きました、ハイ。