とうとう! ビザ電子化が具体化するんだって~! ㊥‐4 ヤッパリ、有能過ぎ?た『市民相談所』 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

  ……そうか、この「バアちゃん」は『読唇術』に頼っているんだ……!

 

 

 

 

  いや、そりゃ~ね、「ネイティブ」を相手にしているなら別にソレでエエかもしれないよ?

 

 

 でも私、ハッキリ言って発音には絶対的に自信が無い(👈自分で言う!)んだよね?

 

  『読唇術』ナンかに頼ったら、逆に混乱させてしまうんじゃないか???

 

 

 

  誰か別の人に替わってくれ~っ!!!

 

 

  …と叫びたい気分だったが、それこそ

 

  「そのヒトしか居なかった」

 

  …ということだろうから、ね。

 

 

 

 

   とにかく。

 

  「奈落の底」から階段を上るつもりで私は「資料」を彼女に差し出し、それを指差しながら再び説明を始めた。

 

 

 

 「…ですからね、

 

  政府がこういう発表をした訳ですけど、

 

  私は伝統的なスタイルの

  

 『パスポートへのスタンプ』だけで

 

 『BRPカード』も持っていない訳ですよ。

 

 

 で、その場合は

 

 『BRPカード』を取得しなくても

 

  一気に『eVisa』の方に切り替えられる、

 

  という話も聞いたんですよね。

 

  どちらにせよ、

 

  そういうものは個々人で

 

  必要とする資料も違うでしょうから、

 

  私は自分がどういうものを用意したら良いか

 

  『詳しく』知りたい訳で……」

 

 

 

  ところが「バアちゃん」は差し出した資料……どう見ても「複数枚」をホチキスで止めたもの……の一枚目のタイトルをちょっと指でなぞっただけで、私が

 

 

  「それ、3枚あるんですよ?」

 

  …と言ってもめくる気配が一切無いまま最初に言った言葉は

 

 

 

  「で? アナタのビザはイツ切れるの~?」

 

 

 

   ……Σ(・ω・ノ)ノ……!

 

  はあっ!???

 

 

 

 

  私を出稼ぎの季節労働者とでも思ったか???

 

 

 

 

  余りに「予想外」で驚いて一瞬言葉を失ってしまったのだけど

 

 

  「…いえ、『永住権』ですから…」

 

 

 

  …と返すと「バアちゃん」は一層の笑顔になり

 

 

 

  「あら~、それじゃ~、

 

  ナニも問題ないじゃな~い!?」

 

 

 

 

   だ~

 か~

 ら~っ!!!!

 

 

 

   何がどうであれ、今のビザシステム全てが『eVisa』に替わるんだよ、と言っているじゃないのっ!!!

 

  タイトル読んだだけで判らんのかっ!!

 

 

  英語で書いているんだよっ!!!

 

  

 

  そんな「簡単なこと」を目の前の(「ビザ」なんてモノに生涯一切関わって来ていなかっただろう)天真爛漫?バアちゃんに理解させるにはどうしたら良いんだろう??

 

 

 

  ……当然、私は頭を抱えたのでありました……!