考えれば考える程気が重くなる訳 6年振りの帰省決定 ⑤ | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

 

  「アナタからそんなこと言い出したら、

 

  飛行機落ちるからやめてくれない?」

 

 

 

 

  …殆ど本気でそう言い返し(書き返し?)そうになった。

 

  (私が準備していた食材を「横取り」して自分の手柄にした上にありがとうの一言もなかったり、自分で洗濯機を回しただけで厭味ったらしい声で「ウチは今節約月間なんだよねえ~?」と言われる、常に各部屋の電灯とテレビがつけっ放しの家の主に言われても、ねえ……????)

 

 

 

 

  しかし、そう書いたところで過去を「自省」したり、はたまた

 

 

  「冗談だと思って笑って済ませる」

 

 

 

  …なんて事は一切なく(これまた「母と同じ」で)

 

 

  「ヒトの気持ちを馬鹿にするのかっ!」

 

  …とか無駄に逆ギレして絡んで来るのが確実な相手。

 

 

 

 

  いや、別に勝手にキレてくれるのはどうでも良いのだけど、何と言っても無自覚でセコい『仕返し』も大好きな母子(!)である。

 

 

 

  まさに己の保身の為……特に精神的「不愉快」を受けないよう、しばらく考えてから私は返事を書いた。

 

 

 

  「お誘いありがとう、でも

 

   『離婚してから』

 

   一人で行動するのに慣れてしまったから、

 

   基本放って置いて良いですよ」

 

 

 

   …先ず、そう発信。

 

 

 

 

  そう、『離婚』という言葉は家族(と言っても対母&姉ダケだけとね)にとっては二人に同音異口で

 

 

 

  「誰にも言うんじゃないよっ!」

 

 

  …と即口留め?されたほど、彼らにとっては「恥」であり「禁句」。

 

 

 

 

  だからこそ逆に

 

  「普段から一人だから…」

 

  …というような曖昧な言葉ではなく、彼らが嫌う『離婚』という言葉を前面に出せばそれ以上突っ込めない、ということも体感で知っていた。

 

 

 

 

  案の定、お互い即返信可能な時間帯であるにも関わらず何も返って来ない。

 

 

 

  ここで私はまたちょっと『悪魔』が顔を出した。

 

 

  それはまさに「流石アノ母の子!」だよな~、と自分で思う。

 

   (だったら直せや🤣)

 

 

 

 

  過去からずっと「エラそう」でありながら、実際には「役に立つ」どころか「足を引っ張る」ことしか無かった相手(ん? 誰かの顔が…⁉??🤣)に対するちょっとしたお灸、ハイ、つまり『仕返し』を思いついてしまった。

 

 

 

 

 

 

  「それに、アナタの家の

 

   家具のスキマで寝るのは

 

   地震が多い日本では怖いし、

 

   何よりあれから更に

 

   義母さんの荷物も引き取ったって

 

   言ってたんだから

 

 

  私が寝る場所なんて、

 

  無いでしょう?」

 

 

 

 

   返事は結構直ぐ来た。

 

 

 

  その日、それまでは一つ一つ結構な長文で返って来ていたのが、その時のそのメールだけは「一行」……どころか「一言メール」と言えるものだった。

 

 

 

  そしてそれは「経験値」というか心理学的にもまさに、私が言ったことが『図星』であったことが証明されたということで私は声を上げて笑ってしまった。(図星が一番腹が立つ!)

 

  その「一言」とは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   「あるよ」

 

     (ないな!🤣)