男女の家事負担問題の中での「モト」というヒト 『男の仕事』編 2 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

 

 

    イギリス(人)=ガーデニング好き

 

 

 

   …なんて、誰が言い出したのでしょう?

 

 

 

    もの凄く個人的な視線だけから言うと、ガーデニング=「庭好き」なのは単に『ヨーロッパ』的な傾向で、別にコノ国の専売特許という感じは私はしない。

 

 

 

   そしてこれも万国共通だと思うけれども、どんなに人気があって『世界的関心事』や『国民的行事』と言われる事であっても、「嫌い」……まで行かなくても「苦手」「興味無い」という人は、どんな所にも一定数存在する。

 

 

 

 

   ハイ、その通り。

 

 

 

   「モト」は基本『庭仕事』というモノをした事がありません。

 

 

    「基本」と書いたのは、ホントの本当に

 

 

   「全くの気まぐれ」

 

 

 

   …なレベルで

 

 

 

    「庭遊びごっこ」

 

 

   …と言いたくなるようなのをした事は「数回」あったからです。

 

 

    ええモチロン、二人の全同居期間で、という回数です。

 

    そも、コノ国に移住してから「モト」は庭付きの場所に住んではないので、簡単な庭道具すら持っていませんでしたから。

    

   

    二人が12年余り住んだ日本のアパートは本当に古い造りで、故に2DKと言っても各部屋が広く、尚且つ周囲は大型の洗濯台(物干し場)を置いても尚余りあるほどのスペースがあったので、本当に「庭仕事好き」なヒトだったら大喜びで整地していたと思うのですが、

 

 

 

   自称「庭好き」

 

 

   …の「モト」くんは

 

 

   「庭仕事なんて、知的でアダルツなボクちゃんには似合わない!」

 

   …と考えていたのか(いや、考えてもいないか?)

   

 

   「ボクちゃんのお手手が汚れるなんてイヤ!」

 

 

  …だったのかどうかは知りませんが、本当に「全く」と言えるほど手を出しませんでした。

 

    ちなみに、私達が引越す2年ほど前に越して来たお隣は一人暮らしの中年男性だったのですが、引越挨拶の時

 

   「部屋には寝に帰るだけですから~」

 

   …と言っていた方だったのに休日にはせっせと自分のエリアを整えて花を植え、尚且つそれを綺麗に維持していたので、知らない人が庭だけ見たら

 

 

   「イギリス人が居るってのは

 

   あっちだな!」

 

 

    …と確信したに違いない、と断言出来る程でございました…。

 

 

 

     でもね、皆さんも「イギリス人はみんなガーデニング好き」と思われるでしょうが、結構そうでもない……と私は思っていますよ。

 

 

     もちろん、人口比率というか「園芸熱」の高さは日本の比ではない、というのは大型スーパーの園芸コーナーが占める割合など見れば一目瞭然ですが、何て言いますかね……園芸に対する構えや、やり方そのものが日本人が考えるソレとかなり結構違うというか……???