男女の家事負担問題の中での「モト」というヒト 『男の仕事』編 3 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

 

      イギリス(人)=ガーデニング好き

 

 

 

     …という「ステレオタイプ」に本格的に疑問を持ち始めたのは、コノ国に移住してから。

 

 

 

 

 

   「訪問者」として来た時には殆ど「モト」の義父母の家と義姉達の家しか見ていなかった……と言うよりも「庭」、それも「裏庭」をマトモに見たのはほぼ義父母の家だけ。

 

 

 

   既に年金生活者だった義父は確かに良く「庭掃除」のような事はしていたが、積極的に土を掘り返したり何かを育てたり……という態度はなかった。

  

 

    更に言えば、それが「園芸好き」のせいだと言えるのか、単に「モト」の家系に頑強に流れる

 

 

   安いモノ大好き

 

 何でも溜め込むのが大好き

 

 スキマがあれば詰め込むのが大好き

 

  

   …の血の呪い?故かは知らないが、それなりの広さがあって集まった一族全員がピクニック風に座っておしゃべり出来るくらいのスペース(=芝生)があった義父母の家の庭は、私が「訪問者」で訪れていたおよそ10年の間にすっかり

 

 

   「買って来て、置いただけ」

 

 

  …の「鉢植え」の植物で埋め尽くされてしまっていた……!

 

 

 

    あの光景を「ガーデニング好き」と言って良いのかどうか、今だ判らない。

 

     そして義姉達はもちろん、義兄、つまり義姉の旦那さん達も特に「ガーデニング好き」という印象はない。

 

 

 

 

 

    ここからしばらく「モト」の話からは離れるけれども、私がコノ国に移住して先ず気が付いたのが通りに面した玄関先にある庭、いわゆる「前庭」のレベルの差の凄さ。

 

     (まあ「裏庭」ってのは中々見れませんからね~)

 

 

 

    通りによっては「似たような家」がズラリと並ぶ国だから尚更その違いが判るのだろうけれども、小さなスペースでも

 

 

   「まさにイングリッシュ・ガーデン!」

 

 

   …と言いたくなるような家がある反面、何処をどう見ても

 

 

 

   「ゴミ(箱)置き場?」

 

  …としか言えない家も結構多い、という現実。

 

 

 

 

    最初に「ゴミ置き場」の方を見た時は少なからずショックを受けたのだけれども、在住期間が長くなるにつれ、私なりに何となくその「理由」が見えて来た。

 

 

 

 

 

先ず、「ゴミ置き場」化している前庭の住人は、ほぼ100%『賃貸』だということ。

 

 

 

   つまり

 

 

 

   「持ち家」

 

   =売り買いするのが前提

 

   =綺麗にしていれば価値が上がる!

 

 

 

   ……というワケではないし、尚且つ賃貸は特に頻繁に引っ越す人達が多いから「誰も気にしない」

 

 

 

 

   そう、まさにコノ国の人達らしい、

 

 

   「自分さえ良ければ、

 

   他はどうでもいい」

 

   …の「自己責任」精神が表れている「だけ」だったのでした……!

 

 

 

 

     追伸;『持ち家』でもなかなか悲惨な状態で放り出している家もありますが、ちゃんと家を売りに出す事が決定すると綺麗にし始めるので直ぐ判ります……( ̄ー ̄)……!