腹の立ち始め記事。
イギリスでは特に広まってるとは思えない事だけれども、コノ国の「ベジタリアンメニュー」の対局にあると言えるのが、日本ではすっかり一般的になった『糖質制限』だと思う。
元々は「糖尿病食」……元々食べ過ぎで病気になった人達を指導する『病人食』であったのが、
「ダイエットに効果あり」
…という話になった途端とんでもない方向に行っているような気がする。
もちろん、コノ国ばかりでなく現代の「普段の食事」は何も考えなければ簡単に『糖質過多』になるようになっているから、100%悪いことばかりだとは言いたくない。
それでも、いわゆる「ハマって」しまった人達が肉ばかり食べて体調を崩したり、
「人類に糖質は必要ない!」
…などと言い出して「離乳食」になっても肉や卵ばかり食べさせた結果子供が病院に担ぎ込まれる事態になった……などということを耳にすると、赤ん坊にさえお菓子ばかり与えたり、己の『タンスイカブラー』を「ベジタリアン」「べーガン」と言い換えてエラそうにしている親とどっちがマシか、などど真剣に考えてしまう。
(こちらでも一時ダイエットとして「スパゲティ状のカボチャ」とか「米粒状のカリフラワー」などが大々的に売り出されていたこともあったけれども、「消えた」とは言わないが結局余り一般的になったとも思えない)
出典が何処であったかは忘れたが、日本で『糖質制限』の弊害がささやき始められた頃にある栄養学者の方が言っていた。
『糖質制限』はハッキリ言って
「飲ん兵衛の男性」
…の為のダイエット。
「普通の食事」以外に毎日酒を飲んでいるような人は当然カロリーオーバーになる。
そこから御飯やお菓子を抜いてもアルコールで糖質を摂っているようなモノだから結果として(彼らには)ダイエットになるというだけ。
何より、今巷で言っているような『糖質制限』を完璧にやろうとしたら、一定レベル以上の収入がある人じゃないと経済的負担が大変なのは直ぐに判るだろう。
古代の人達は肉ばかり食べていたのではなく、主食と言えるのは自然の木の実(日本ではドングリ)だった。
人類は『穀物』(=でんぷん質食品)のお陰で生き延びて来たことを忘れてはならない。
…深く同意。
もちろん、その頃の『でんぷん質食品』には「白パン」も「ピザ」も「フライドポテト」も「銀シャリ」も無かった、よね~???