裏世界の「全て」を知る『タダの主婦』??? 26 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

     私に対して 『キュリさん』がどんどん「ホンネ」で接してくるようになればなるほど、私は常に「ある人」を思い出すようになっていた。

 

 

 

   そう、それは私が生まれた時からの付き合いの人物……『実母』

 

 

 

 

   彼女と接している時にずっと流れる「モヤモヤした不快感」はまさに母との「ソレ」だった。

 

   「慣れ」と「同情」と「諦め」が混じった感覚……とでも言うか。

 

 

 

 

   特に私が「ああ、同じだ…!」と感じたのは、当人達は絶対にそうは思っていないだろうが

 

 

 

   「実はかなり『下半身』好き?」

 

 

 

   …と言いたくなるような、彼らの強引な「話の持って行き方」だった。

 

 

 

   正直二人共、思い出すのも不愉快になるような事を……それこそ放送禁止用語のようなレベルの言葉を……平気な顔で言って来る。

 

 

   それを今一々書き出すようなことはしないが、そういう時にこちらが下手なことを言うと

 

 

   「そんなつもりで言っているんじゃないのに…」

 

  …と言いたくなるようなエゲツない「絡み」をしてくるので尚更気分が悪くなる。

 

 

 

   それは不思議と……と言うよりも、これは『経験値』として断言出来ることだが、そうやって普段から「上品」「下品」ということを簡単に口に出し、また他者を簡単に「下品」と決めつけるような人ほど……いわゆる「下品な話」が大好きだよね、と思う。

 

 

  そして、これも二人に共通することと言えるかも知れないが自分の言動が「下品」になっていることに気が付いていない、ということ。

 

  それでも若い時は上手に?「ホンネとタテマエ」「ウラとオモテ」を使い分けていたのだろうが(少なくともウチの母はそうだった)……「そういうヒト」ほど年を重ねる程に

 

 

 

   「本性が隠せなくなっている」

 

 

  …と感じるのは、私だけだろうか?

 

 

 

 

 

   「アタシだってさあ、出るとこ出る時にはチャンとやってるのよ~!

 

   実家で電話受ける時なんて、声色も替えて

 

  『そうでございますか~、そうですわねえ~』

 

  …とか言っているんだよ~、ぎゃっはっは!」

 

 

 

  ……いや、判りますよ、十分。昔からウチの母や姉はもっと凄いから…。

 

 

 

  「この前、妹(注;彼女は三姉妹の真ん中)とスカイプで話していたらさ~、

 

   生意気にも

 

   『おねえちゃん、下品になったね~!』

 

  …なんて言うんだよ~!

 

   そりゃアンタ、こんな国に何十年も住んでいたら、

 

   下品になるわよ! ねえ?」

 

 

 

  ……いや、そういうことは完全に『個人差』だと思いますよ、私は……!