まだまだ求職中… 2 行ってみたら… | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 さて、そういうことで電車に乗って行った『準・義務面接』。

 

 

 

 電車で30分くらいの場所なのだけど、私としては久しぶりの大都市。天候的には全く歓迎されているようには感じなかったけど……内容的には……ま、あんなもんか、と。

 

 

 

 先に書いたようになんで2時間も?と思っていたのは、結局わが町のオフィスが閉まったため、そこに通っていた人達(町内だけではなく、もっと田舎のヒトも含め)一旦全部集めて「集団説明」と「個別面談」をする、ということだったんですわね……。

 

 

 それが(彼らの手元の資料を覗き見るに)10人くらい来るハズだったらしいのだが(前のオフィスの面接官が70人くらい通っている、って言っていたから、一日10人で7日間、って感じか?)結局来たのは私を含めて4人。

 

 

 

 それが例によってダ~ラダラやって、説明の後は個別面談で私は三番目、私が終わった時点でもう12時40分近く……これで、全員出席していたらどうするつもりだったんだか?

 

 

 そうそう、因みにそこの「お昼休み」は13時~14時だそうですから、『コノ国の流儀』で行けば、

 

 

 「では、残りの方達はお昼休みの後でね!」

 

…となるのは必須……!

 

 

 

 で、内容にしても「例によって」大した話をしたワケでもない。

 

 これから私達を担当する予定の女性=コーチと呼ばれるヒト(それがなんと、前のオフィスの受付嬢だったのがちょっとビックリしたのですが)と、その上司っていうかなんちゃらマネージャーだって女性と二人。

 

 

 

 そのマネージャーさんってのが……やる気満々っていうか、仕事熱心っていうか、押しが強いっていうか!

 

 

 

 小柄で華奢な美人なヒトなんですが、なんて~言うか、

 

 

 

「アンタ、ヒトの話聞いてないだろ?」

 

 

 

 …と言いたくなるような態度・言動……外見は全く真逆と言えるけど、例のケアハウスの疫病神、Hマネージャー(すみません、まだ話には出てきてません)とそっくりであったのは笑うしかない。

 

 

 初歩的な質問の後、「職種の希望は?」って言うんで、いつも通り、

 

 

 

 「料理人・週30時間・早朝は構わないけど、

 

 日中の仕事・出来れば学校やオフィスの食堂」

 

 

 

…みたいなことを言うと、

 

 

「日中のしごとってのはなぜなの? 子供居るの?」

 

  …は、まだしも

 

 

「学校の(食堂の)仕事なんて、週10時間くらいしかくれないわよ!」

 

 

 

…は?

 

 

 週に10時間って、一日2時間ってこと?

 

 

 学校の食堂であっても、週に20~35時間くれまっせ。

 

 それで土日休み・夏冬休みがあるからシングルマザーには人気が高いんでっせ?

 

 

 

 ま、結局彼女が何をしたかったっていうと、結局「自分の点数上げ」……これもHマネージャーと一緒というか、

 

 

  「私はアンタより何でも知っているんだから、

 

   私の言うとおりにしなさい!」

 

 

 …というオーラ満載、でも実際は(自分の仕事以外は)ロクに知らない、という、

 

 

 

  「コノ国には良くいるタイプよ~!」(Yさん談)

 

 

 …ということでしたね。

 

  それがその時は結局、

 

  「来週から始まる☓☓の『ホスピタリティ・コース』を受けると

 

  資格が取れるし面接も約束されるし、

 

  補助にも影響がない!

 

  今、○○(☓☓からの勧誘者)が来ているから、

 

  あっちで話をしなさい!」

 

 

 

  …ってことだったんですわな~。

 

  恐るべし、ケアワーク会社……はい、もう、絶対的ヒト不足なのは私も十二分に判ってますからね。

 

 

 

  「それはケアの仕事ですよね?

 

  私、ケアホームの仕事はもうしたくないんです」

 

 

 …って言っても、

 

 「資格があれば貴方の利益になる、

 

 料理人として働きたかったら

 

 面接の時に話をすればイイんだから!」

 

 

…って調子で、キクミミ一切無し。

 

 

 

 コースは三週間だって言うんで(週5日そのオフィスの中で開催されるそ~な)

 

 

 「では、その間に他のところに就職したら、

 

   もう通う必要はないんですか?」

 

 

 

…って聞き返した時だけ、口ごもったけどね。

 

 

 

  とにかく会え!って感じで別室に送り込まれて、彼らは次=最後の一人の面接に入ってしまったんでそれっきり。

 

 

 

  そして私が入った部屋には身体も化粧も「ど~ん」級の若めの女性一人、その背後に小森のおばちゃん(知っている人、居るかなあ?)をもっと痩せさせたみたいなオバちゃん(というよりおばあちゃん)が一人。

 

 

 

 「ど~ん」の女性が中心になって話をしたんだけど、やっぱりっていうか結局

 

 

「ケアハウス用介護用員養成講座」

 

 

…でしかない、というのを確認しただけなんで、

 

 

 

「私は『料理人』だから」

 

 

 と何度言っても

 

 

「でもね、例え『料理人』の募集であっても、

 

資格があるヒトと、ないヒトではどっち取ると思う?」

 

 (…だからケアホームには行かないって言っているだろ~が!)

 

 

 

  しかし結局そのグループ(直営)のハウスで、且つ我が家に一番近いが場所が、どう考えても「車無し」では行けない場所。

 

 だから即、

 

 

「私、自分の車持っていませんから、通えないと思う」

 

 

 と言うとちょっと詰まって、

  (注;自家用車を持たない家の方が珍しい地域ですからね)

 

 

「じゃあ、『料理人』として…」

 

 

 

 と、「小森のおばあちゃん」に指示してPC調べたら、出てきたところが……

 

 

 

 「…もっと遠いですよね?」(私)

 

 

 …って鼻で笑い飛ばしたら、流石に「こいつは駄目だ」と納得したのか、急にムッとした顔で脅迫調を強め

 

 

 

「じゃあアンタ、このコースはアンタには合わないと思うの?」

 

 

 

 …って来たんで、静かに、でもハッキリ

 

 

 

  「それは『私ではない』です」

 

 …って返したら、やっと「開放」してくれました!

 

 

 

 しかしホントに、なんの為の半日であったのか?

 

 ま、交通費は現金で全額返還(コノ点は本当にアリガタイ)だったので、ホントこれからは折角だから「しっかり買い物」も考えて行こうと思いました、ハイ。