拝啓 逓増定期保険の名義変更プランの提案を受けている社長様6 | 百年企業を創る!情熱の【社長の保険】

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【社長の保険】は事業保険とは似て非なるものです。

拝啓 逓増的保険の名義変更プランの提案を受けている社長様

悪いことは申しません。お断りされることをお勧めします。

その理由について、まとめて書きたいと思います。


内容は、

①生命保険と節税について

②保険屋の矜持の話

③社長の生命保険はどうあるべきか

④それでも実行するならば

⑤生命保険の本質とは


本日は、⑤生命保険の本質とは です。

保険とは、リスクファイナンスの一つの手段である。

FPの方などが、保険にすべきか預金にすべきかなどで、

見解を書かれているのは、そのためである。

企業ならば、預金ではなく、内部留保ということになる。


生命保険は、そのうち、組織の経済的主体となる人に

万一のことがあった時、組織の損失を補てんし、

組織の目的である永続的発展を止めないための

施策を担保するファイナンスの一つなのだ。


一つというくらいなので、他にもある。


一番は、冒頭にもあるように、個人であれば、預金

企業であれば内部留保である。

その他には、資産売却、含み資産の現金化、融資枠、

会社の場合は、増資などがこれに当たる。


ではなぜ、保険が、これほどまでに重宝されるのか。


答えは簡単である。

最もコストが安く、直ぐに準備ができるのだ。


保険金と保険料の関係から換算すると、

何年に一度の確率で起こることを前提にしているかが、

計算できるようになっている。

生命保険の場合なら、保険料の累計額に、

予定利率で複利運用した金額が、ほぼ、

平均寿命あたりで、保険金額を上回る。

死亡保険金は、一生に一度しか受け取れないので、

ほとんどのケース、支払った保険料以上の

保険金の設定で加入できることとなる。


これに対し、資産でも、

その価値が変動するものを除くと、

貯めた金額そのものであり、

借りた金額そのものである。

価値が上昇する可能性がある

不動産や株などは、下落のリスクも伴う。

魅力はあるが、万一に備え、

確実にリスクファイナンスとして

機能するものではないため、それだけでは心もとない。



また、通常、資産は、個人では所得税・住民税、

法人では、法人税・住民税・事業税が課税され、

それらを差し引いた後のお金で積み上げてゆくものだ。

これに対し、保険は、法人であれば、

多くの場合、経費にできるし、

個人であれば、控除の枠がある。

この差は、ことの他大きい。


事故は、どんなに対策をしても、起きる可能性からは、

逃れられない。まして、人の死は、必ず来る。

対策に、経営資源を投入することは、重要であるし、

怠ってはならない。社長の健康管理などは、

尚のこと重要である。

しかし、専属で人を配したり、そのために設備を整えたり、

多額の投資をすることは、経営上有効ではない。


結果、事故が起きないように、経営努力をしながらも

また、健康管理をしながらも、起きてしまう事故に対し、

保険を活用することで、安いコストで、

直ぐに備えができるのだ。


保険の本質、生命保険の本質は、そんなに難しいことではない。

誰もが、何となく行っていることでもある。

そして、その手段としての保険の提案は、

ベストというものが存在しない。

それは、株や不動産は、勝手に市場で価値が変化するが、

保険は、加入者の変化に合わせて、

その形を変える必要があるからだ。


そのため、保険屋は、常に、顧客に寄り添う必要がある。


ところが、残念ながら、こういった本質的な話だけで、

顧客の理解を得て、自らの技術を駆使し、

事業として展開することのできる保険屋は、数少ない。


逓増定期保険の名義変更プランは、

技術的に難しいわけでなく、顧客訴求も高く、

楽して、儲かるように感じられる。

そんな鬼子のようなものと言える。


顧客の特殊な問題解決には、有効な手段であることは事実だが、

それを、人のためではなく、自分さえよければいいという考え方で

使う人には、諸刃の刃となる。


このプランの提案を受けている社長各位においては、

どうぞ、熟慮の上、何を以って世の中に貢献するのかという

事業の本質に照らし合わせたとき、一時的に、この方法を

利用するしかないという場合に限って、

ご検討くださることを願って止まない。