16日夕方17時56分、乙女座下弦の月です。
冬に入りました。
あっという間に今月も後半戦。
ぼやぼやしていると1年が終わってしまう勢いですね。
下弦の月は手放し、浄化のタイミング。
今回月は心理的基盤や家、居場所を表すICに重なっています。
乙女座下弦の月のサビアンシンボルは「半旗として掲げられた旗」。
国旗の国には特に意味はありません。
美しい引き際を目指して準備する。
より高度な世界に赴くために経歴を完成させる。
職業人としては死に、さらに高度な精神的な道に入る準備をする。
終わり良ければ全て良し、という人生観を持つ。
そんな意味があります。
心理的な基盤の中で何かを終わらせるか、
何かをやり遂げて手放すといった感じがします。
そんな月にオポジション（180度）しているのが魚座終盤にある木星。
更には魚座海王星もオポジションしていて、
それぞれに射手座太陽が葛藤してTスクエアを形成しています。
1つ1つ見ていきましょう。
魚座木星は社会的成功を表すMCと重なっています。
職業的に恵まれて、社会的発展を表します。
月とオポジションですと気ままな気分が増大し、
無防備でアバウトな私生活になります。
そこに葛藤する射手座太陽は6ハウス。
サビアンシンボルは「玩具の馬に乗っている小太りの少年」。
内面の豊かさの追求。
成長に必要な人生の様々なケースを模倣的に体験したり
元気に演じたりして遊ぶ。
前向き、精力的に徹底して行動できるという意味があり、
仕事や健康管理の6ハウスにあるので
上記の意図で完璧に取り組むという意味となります。
最近の世知辛い世の中、
内面の豊かさの追求にシフトして、
前向きに頑張ろう、切り替えようとする姿が浮かびます。
射手座太陽は、
牡牛座天王星と葛藤する水瓶座土星とセクスタイル。
牡牛座天王星は11ハウスで
なにものにも縛られず自己の理念を追求したい。
水瓶座土星は8ハウスにあると感情交流が抑えられて心が見えません。
そこで自由と抑制の葛藤が起きます。
その葛藤した土星が太陽とセクスタイルですと、
秩序意識が間接的に働きます。
この太陽がTスクエアという事は
アバウトな生活に秩序立ちかつ抑制的な目的意識が葛藤して
人生コースの逸脱、道草、集中力の欠如となっていきます。
一方魚座海王星は9ハウス。
神秘的直感力、未来を見通すセンスが働き、
それらを駆使して居場所をいったんリセットしようとします。
こちらでは見えないものが横やりを入れてきて
健全な生活に惑いが生じる可能性があり、
どちらも不安定感があるのですが、
両者を調停するのが山羊座冥王星、7ハウスです。
自己の意志を偏屈な相手に投影する。
運命的な相手との出会いがあったり
対人間の環境や境遇が激変するということが、
深い感情体験からの回復や
社会での公明正大な押しの強さに繋がり、
かえって天意に導くという事になります。
最も最短でやるべくは、
人間関係の徹底的関わりかもしれません。
知性、社交、コミュニケーションを表す水星は山羊座。
対人を表すディセンダントに重なっています。
具体的で実際的知性を発揮する人に情報や知識を求めます。
水星にゆるく重なっている山羊座金星は6ハウスで、
サービス業などや美に適性がある職業と知性とが適度に調和し
情報が洗練されている事を表します。
一方水星にクインカンクスという訓練の配置（150度）を取るのは
双子座火星です。
12ハウスにありますので
攻撃心やエゴは内面に抑圧され、
その分思わぬトラブルに巻き込まれたりしがちな時です
この火星が訓練しますと、実際のトラブルを通して
人から知恵を得るという事もあるかもしれません
ただ、水星には牡牛座天王星が調和しているので
程よい公平な知性、広い視野から考える特徴が出て、
それほど直接的なトラブルではない気がします。
例えば他国の戦争、ニュースでの事件事故からの気づきなど。
意識してみてくださいね。
なかなか希望を見い出しにくい昨今ですが、
これも新しい時代に向かうプロセスです。
未来に向けてよいイメージを膨らませていきましょう
次回はいよいよ山羊座新月。
その前に大きな切り替えの冬至があります。
連続投稿していきます
次の星詠みもどうぞお楽しみに
