明日２２日朝６時４８分、
太陽が山羊座に入って冬至を迎えます。
陰極まって陽に転ずるタイミングと言われ、
ここから徐々に日が長くなってきますが、
占星術的にも冬至から春分の期間は
春分のスタートに向けて準備する時となります。
毎年冬至は活動宮（山羊座、牡羊座、蟹座）が多めとなるのですが、
今年はアセンダント、月、火星が柔軟宮で
色々試行錯誤する時とも言えるでしょう。
アセンダントは射手座30度。
サビアンシンボルは「ローマ法王」で、
華やかさや押しの強さで
目に見えないものの価値の継承者や維持者や、
または文化や霊的潮流の代表者など
自身の教祖的存在として生きる事を表します。
アセンダントには山羊座に入ったばかりの太陽が重なり、
こちらのサビアンシンボルも「認識を求めるインディアンの酋長」で
同じくリーダーシップを発揮する目的。
更に1ハウスには山羊座金星・水星・冥王星があるのを見ても、
知性的、平和維持の面で自身がイニシアチブをとり
自身をコントロールしていく事を示唆されているように
感じずにはいられません。
ただ、アセンダントのサインである射手座の支配星の木星は
牡羊座に入りたてほやほやの1度で、
山羊座太陽とはタイトに葛藤（90度）しています。
社会や集団に同化しそこで役割を見つけ出す
目的への自己主張が強くなり、
自己依存性も高まる事から社会に対して超然とし、
唯我独尊の人生を歩もうとします。
公式の場でも正々堂々と
自己の豊富な情報源や知識をひけらかしたりして
誇張、逸脱、脱線などになりやすい時。
ただ牡羊座というのはスタートの機運が強く、
コミュニケーションや社交を表す3ハウスにある事から
あくまでも個人の領域でイエス、ノーを表明していくのが大切。
自分軸をはっきりさせる練習期間と言えるかもしれません。
個人の感情や私生活を表す月は射手座で、
陽気で楽天的であるものの12ハウスにあって隠れています。
そこに6ハウスにある逆行中の双子座火星がオポジションして
仕事や健康管理に熱心に取り組むところからの怒り、闘争心などが
ストレートに影響する時となります。
6ハウスは軍事を表すとも言われ、
軍事に熱中する傾向に国民は何も言えない立場、という見方も。
そういった事も引きがねとなって
独自の意見を話したり書いたりして表現するのは
とても大事な行為となるでしょう。
実際この冬は引き続き経済的に冷え切ります。
だからこそ次の春分のスタートに向けて、
自身の舵は誰に頼ることなく自ら取るという
強い意志力で鍛錬してほしいというのが
冬至のメッセージのような気がしてなりません。
意識して過ごしてみてくださいね。
翌日は山羊座新月。
こちらでは約ひと月の星詠みしていきます。
引き続きどうぞお楽しみに
