いよいよコンサートの日の事を記します。
その日は１１時入りでリハーサル。
その前々日に和太鼓奏者のＡＫＩ・コンクエストさんとリハもしました。
彼女は現地にもう１０年以上住まわれて
和太鼓を現地で教えていらっしゃいます。
すごく粋で、美しくて明るい関西出身の女性。
太鼓も本格的ですごくかっこいい。
サウンド・ヒーラーのＪｏｈｎさんも生徒です。
私達が歌うソーラン節で
素晴らしい太鼓の共演が実現しました。
また、Ｊｏｈｎもコンガを叩いて下さって
様々な現地の人との共演が実現できて嬉しいです。
もちろん２度にわたって練習を共にした
Ｎｏｒｔｈｓｈｏｒｅ Ｃｈｏｉｒの皆様。
真摯でまじめで純粋で
日本人が持っている奥ゆかしさを
日本人以上に持っている皆様方。
アメリカ人は実はフリーな人種なので
声や音程をしっかり合わせて歌うというのが苦手です。
そんな中、音も息も全て合わせて歌う私達に感動され、
自分たちにできるか、最初は戸惑われたものの
最後には見事日米の美しい演奏を実現する事ができたのです。
素晴らしい！
私達日本人のみの演奏も
皆さんとてもよく耳を傾けてくださいました。
最初のソーラン節・夢鼓動のロック民謡にノリノリでつかみはＯＫ！
その後神々の歌、カムイの歌と
ハワイ語にも似た歌詞の祝詞のような歌に聞き入り、
最後は元祖ソーラン節のコーラスアレンジ版を速いテンポに持っていって
観客の皆様と
”どっこいしょーどっこいしょー！”
”ソーランソーラン！”
の掛け声で網を引くジェスチャーで共に盛り上がり、
これこそ観客席と私達が一体になった瞬間でした！
他の共演者の皆様も素晴らしかった！
Ｎｏｒｔｈｓｈｏｒｅ ＣｈｏｉｒのＭａｒｋさん先導で
みんなで輪になって歌った”Ｅ ｐｏｎｏ ｐｏｎｏ”や
”Ｃｉｒｃｌｉｎｇ ｏｆ Ｍｏｔｈｅｒ ・・・”という短い愛の歌。
泣いている方々もちらほら。
現地のＬＯＣＯバンドは
タヒチの王族の娘である奥様のフラと共演。
癒しの歌と美しいダンスを披露してくださいました。
またＪｏｈｎが沢山の笛や鳴り物で一つの荘厳なミュージックを演奏してくださり
現地の人もそのスピリチュアルな音色に酔いしれ
最後は再びソーラン節で締めました！
終わったあと沢山の知らない現地の方々が口々に
”素晴らしい演奏だった”
”泣いた”
”力強い歌声で感動した”
と言いに来てくださり、私達も本当にありがたかったです。
私達こそ感動をいただいたのです。
歌を歌ってきて
まさか大好きなハワイで
現地の人を前にして歌い
または現地の人たちと共演するなんて思っても見ない幸せでした。
日本で有名になりたかったところから
ただ歌を続けられるだけで幸せと思い出して
思わぬギフトを戴いたよう。
これが終わりじゃなく
また次、どこかで歌える可能性も広がっている。
本当に素晴らしい体験となりました。
歌をやめようと思ったときもあった。
でも、奈美ちゃんが言ってくれました。
天に対する使命がぶれなければ
方法はどうだって良いじゃない。
本当にそう。
神様の道具として働くのなら
カウンセリングでも
歌でも使えるものならどちらでも良い。
今回は歌が使えたのですね。
ハワイに来る機会をくれたあきちゃんに感謝。
一緒に経験を共有してくれた仲間達に感謝。
送り出してくれた家族に感謝。
そしてこの経験を今シェアしてくださる皆様に感謝。
そして私はまた
新しい一歩を踏み出しているのでした
（そうそう、私達が歌っている間虹が出ていたと
Ｊｏｈｎが教えてくれました！私達は見られなかったけど！）