【前回のお話は下記リンクからどうぞ】
【前回のあらすじ】
夫は私の提示した養育費に合意した。
慰謝料は夫と不倫相手女性のどちらにも請求する予定だったが、
夫は「○○(不倫相手女性)に請求するのはやめてくれ。俺の慰謝料の金額に上乗せしていい。」
と頼んできたので、私はその提案に合意した。
もしかしたら本当に夫が言った通り、職場の雰囲気が悪くなることを恐れたのかもしれない。
この時、夫と不倫相手はもう関係が切れかかっていて、不倫相手に慰謝料請求がいってしまうと相手から恨まれるに違いない。
慰謝料請求が起因となり、もしも不倫相手が会社に夫とのことを密告した場合、夫の社会的地位が揺らぎ崩れるだろう。
夫の性格を考慮すると、不倫相手と関係が悪くなることを恐れたのではなく、社会的地位が揺らぐ恐れがあるから、
私が不倫相手に慰謝料請求することをどうしても防ぐ必要があり、自分(夫)への負担が大きくなっても私の希望条件をほとんどのむ形で合意した可能性が高い。
やることはやっておいて、自分の立場が揺るぎそうになると急に保身に走り出す。
そんな夫に、つくづく嫌気がさした。
何を言われても、夫を信用できない。
家計を握っておけば良かった。
信頼すべき人間ではなかった。
もっと早くに気付いておけば…と後悔したが、もう遅い。
この後も何度か「一括で支払えないか」の話し合いを繰り返したが、結論として夫は分割払いでないと慰謝料を払えないと言い切った。