【前回のお話は下記リンクからどうぞ】
【今回の話に関わる過去のお話】
【前回のあらすじ】
離婚届やその他の手続きを進めている中、
元夫から子どもの幼稚園の行事である発表会に行きたいという連絡があった。
発表会当日を迎える前。
私は4歳の娘と話した。
「もうすぐ幼稚園の発表会だね。まま楽しみにしてるよ」
「うん!ままがみにきてくれるのうれしい」
「……あのね、ぱぱも見に来たいんだって」
「……」
さっきまでニコニコ笑ってたのに
私の言葉を聞いた途端、暗い表情になってしまった。
「いいよ。ぱぱがきても」
「…そっか、良かった。ぱぱも楽しみにしてるみたいだよ」
私からあえて元夫を落とすようなことは言わないつもり。
子供達と会わせたくないのは私の気持ちで、子供達の本心ではないから。
「ぱぱのこと、好き?」
「ううん。すきじゃないよ。
だって、ままのこといじめたから。
そんなぱぱ、いらないぱぱだよ」
娘の口から出た「いらない ぱぱ」。
そうだよね。いらないぱぱだよね。
元夫が不倫して、家に帰ってこない日が続いた時。
私は子供達が「ぱぱはきょうもかえってこないの?」と聞かれたとき、
必ず「仕事が忙しいんだよ。ぱぱは〇〇ちゃん達とままのために頑張ってくれてるんだよ。」
と返していた。
夫が私たちを裏切っているのに、
子供達を不安にさせないために吐き続けた嘘。
子供達を宥めるために吐いていた嘘は、子供達を騙しているようで私自身苦しかった。
だけど、もうそんな風に言わなくてもいいんだ。
娘の言葉で、私の心が軽くなる。
生まれてきてくれてありがとう。
そして生活発表会前日。
子供が通ってる幼稚園は駅から遠いが、
元夫を車に乗せることはなく現地集合と伝えた。
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