【前回のお話は下記リンクからどうぞ】
【前回のあらすじ】
夫から離婚することに合意してもらえた。
その後、離婚後の養育費や慰謝料などの話をLINEで進め始めた。
私はまず毎月の養育費の希望金額を夫に提示した。
夫は一度はね返してきたが、私が「裁判所に載っている算定表を参考にして決めた」と答えると、夫はその金額に合意した。
その後、慰謝料の金額を提示した。
私は慰謝料を、夫と不倫相手女性の二人に請求すると夫に伝えた。
慰謝料は有責配偶者(夫)と不倫相手のどちらにも請求できるが、
それは、不倫相手が有責配偶者(夫)を「既婚者」と認識しているのにも関わらず、不貞行為をした場合であり、
夫の不倫相手女性は夫が既婚者であると認識していない可能性の方が高い。
なぜなら、不倫相手女性が私にInstagramのダイレクトメッセージを送った時、
夫のことを「私の彼氏」と言ったり「既婚者だったら問題ですよね?」と言ってきた。
(⬆️の話は下記ブログにて読めます)
もしも私のことを“奥さん“と認識していたら、そんなメッセージをわざわざ送ってくるはずもないだろう。(慰謝料請求されないだろうと、高を括っていたかもしれないが)
だから本来であれば「結婚していた」という事実を認識していない不倫相手女性には、慰謝料請求をすることは難しい。
もしも慰謝料請求する場合、不倫相手女性が夫を「既婚者」だと知っていた証拠や根拠を提示しないと慰謝料を支払う義務が発生しない可能性があるそう。
(慰謝料請求自体はできるが、相手に逃げられたり、最悪の場合不倫相手に“名誉毀損”で訴えられかねないと聞きました。
良いケースだと、既婚者だと知らず不倫関係にあったと知り、罪を償うために慰謝料請求に応じる方も中にはいるそうです。
決定的な不貞証拠がない限り、慰謝料請求しても応じるか応じないかは、不倫相手によって異なりそうです。)
夫の不倫相手の場合、慰謝料請求しても支払い義務が発生する可能性は低い。
夫は管理職の立場であり、同じ店舗に勤務している人数はせいぜい4〜5人のため、同じ職場でも「独身」と偽ることもできるだろうし、
なにより、不倫相手女性が夫を既婚だと知っていた根拠や証拠はない。
だけど、泣き寝入りなんてしたくなかった。
私と同じように騙された不倫相手に同情はしたが、妥協はしたくなかった。
だから私は、夫が慰謝料の取り決めに関して知識がないことを願いながら、私の希望金額を提示した。
予想の斜め上の返事だった。
夫は不倫相手を守りたかったのか、
それとも本当に職場環境への影響を恐れたのか、
元々全額払うつもりもなく、金額を上乗せをしても同じだと思って提案してきたのか。
私には夫の考えていることが、全然分からなかった。