「勝つ」と言い切る
今日は、ダイレクト・モデルと呼ばれるビジネスモデルを構築し、
コンピュータ・メーカーとして走り続けるデルの理念をご紹介します。
<Soul of Dell>
<Customers: お客様>
私たちは、優れた満足経験を優れた価格でご提供することによって、お客様がデルに対する高いロ イヤルティ(忠誠心)を持って下さると信じます。
私たちは、ダイレクトな関係、標準ベースの技術に基づく最高の製品とサービスの提供、そして、高い 価値と優れた満足経験においていかなる競合他社にも負けないことをコミットします。
<Dell Team: デル・チーム>
私たちの継続的な成功は、チームワークと、チームメンバー一人一人が学び、開発し、育成を図れ る様々な機会にあると信じます。
私たちは、成果主義であること、そして、世界市場での私たちのビジネス展開を反映する最高の人材を 育成し、保持し、また魅了することをコミットします。
<Direct Relationship: ダイレクトな関係>
私たちは、あらゆる活動において「ダイレクト」であることの価値を信じます。
私たちは、高い倫理意識を持って行動すること、お客様のニーズにタイムリーかつ道理にかなったマナ ーで対応すること、お客様、パートナー、およびサプライヤーとの間でオープンなコミュニケーションを育成し、効果的な関係を構築すること、そして、 階層的・官僚的でない組織によってビジネスを運営することをコミットします。
<Global Citizenship: グローバル・シチズンシップ>
私たちは、世界市場において責任ある企業であることを信条とします。
私たちは、全ての国の法律、価値および文化を理解、尊敬すること、利益を伴うビジネスの成長を図る こと、健全なビジネスの風土を世界で促進すること、そして、個人として、また組織として、私たちが属するあらゆるコミュニティ(地域社会)に対し、 積極的に貢献することをコミットします。
<Winning: 勝利>
私たちは、私たちが行うすべてのことにおいて勝利を収める情熱を持っています。
私たちは、優れたビジネス運営と卓越したカスタマー・エクスペリエンス(お客様の満足経験)、私た ちが従事する世界市場において常に他をリードすること、また、素晴らしい企業として、また素晴らしい職場として知られる存在になること、そして、優 れた株主利益を長期的に還元することをコミットします。
注目するのは最後の項目。「勝利」と言い切っていること。
日本では「勝つ」と宣言するということは「誰かを負かす」と捉えられ、
何となく敬遠されがちです。
ただ、資本主義社会では他社と競争し、
そして生き残っていかなくてはなりません。
デルはきっとその事実を正面から受け止める意味でも、
この理念を掲げているのではないでしょうか。
また、4番目の項目<グローバル・シチズンシップ>と組み合わせると、
「健全な競争」の上で勝利する努力をする、というようにも読み取ることができます。
これを読んで思ったのは、周囲が少し尻込みするような言葉を使って言い切ると、
組織は他社にはない勢いを得るのではないでしょうか。
ちなみに、昨日ご紹介した「GEバリュー」
の最後にも、
「私たちは、実力主義のもと、学習し、多様性を受容し、変化を追求します。」
として、実力主義をはっきりと示しています。
思い切って「言い切る」ことも、使い方によって良い効果を生むのだと思いました。
Soul of Dell