先入観を破壊する


ブータン


今日はいつもと少し変わった話になりますが、

ブータンという国をご存知でしょうか。


国民総幸福量(GNH)という指標を用いて政策を行う、ということで、

世界中から注目を集めているそうです。



ニュースではよく国民総生産(GNP)や国内総生産(GDP)などが発表され、

政策もそれらを踏まえて決められているように思います。


私がこのブータンの話を聞いて思ったのは、

成長=幸福という図式は、本当に正しいのだろうか、ということです。

(別に否定でも批判でも皮肉でもありません。)


ただ、意識すらせずに漠然と受け入れている事実が、

どこにでもあると思うのです。


国民総幸福量という言葉は、

そんなことを、改めて私に気づかせてくれました。


この作業の本当の意味は?

こういった時間を過ごすのは何の為?

そういった日々のいろんな場面で、本当の意味を考えてみてはいかがでしょうか。




世界のシンプルライフ2 国民総幸福って!? ブータン




*注記

経済成長は、人々や地球全体のよりよい発展のために必要である、という考えもあります。

科学の進歩や医学の発達が、人々の幸せにつながることもあります。

ので、経済成長そのものを否定するのが目的ではありません。

また、国民総幸福量については、こちら で詳しく書かれています。

主観的要素も多く含まれるため、指標化することが難しいことも伺えます。

現在の段階で、どちらも完璧ではない、ということでしょうか。

ただ、こういった新しい考え方が、今までの根幹を揺るがすことがある、ということを述べたかったまでです。




本当の達人ならば


星野リゾート


先日、星野リゾート社長 星野佳路氏について書きましたが

今日はその星野リゾートの企業ビジョンを取り上げたいと思います。



<ビジョン「リゾート運営の達人」>


リゾート運営のノウハウを蓄積し、

秀逸なオペレータとして顧客満足と環境に配慮した形で確実な収益を上げていく。

これが私たちの目指す「リゾート運営の達人」です。



<3つの数値目標>


私たちは、概念としての「達人」では意味がないと考えています。

リゾート運営を任せれば一番だと、誰もが納得する指標が大切です。

また、社員それぞれが「達人」へ向けどのレベルにあるのか理解してもらうことも重要です。


そこで私たちは、3つの数値目標を掲げています。


経営:経常利益率20%

顧客満足:2.5ポイント

環境目標:GPN100ポイント


(以下省略)



実際のHPでは、図で解説をしており、

また、これらの目標をどのように判定するかの方法まで示されています。

ので、ぜひ直接そちらを御覧下さい。(参照


(ちなみに、環境目標にあるGPNポイントとは、

グリーン購入ネットワーク(GPN)が定める、

「どの程度グリーン購入に取り組んでいるのか?」を

把握するための共通の指標です。(参照 ))



日産CEOのカルロス・ゴーン氏は、

「数値化できない目標は『実行できない』とイコール」だと言っていましたが、

まさにこの「3つの数値目標」はそのような取り組みです。


数値化する、というのは最初は少し難しいですが、

一度、「達人ならばこれぐらいできて当然」というイメージを考えてみてはどうでしょうか。

そして、そのイメージを達成するときの数字はどれぐらいであるべきか。


やはり、数値化することは内外にはっきりとした目標やイメージを与えます。


「達人ならば」どれぐらいの数値を達成するでしょうか。




星野リゾート

正解をどこに求めるのか


星野リゾート


NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀 」という番組をご存知でしょうか。

毎週「その道のプロ」と呼ばれる人にフォーカスした番組なのですが、

その第1回目は星野リゾート社長 星野佳路氏でした。


星野リゾートは日本各地の倒産寸前のリゾートを建て直す企業です。

その星野社長の取り組みが面白く、興味深く番組を見ていました。


ある老舗旅館の再建に取り組む際に、

再建プランとして新しい旅館のコンセプトを決めることになりました。

そのとき、社長がキーワードとして挙げたのが「共感」です。


「ビジネスに正解はない。それよりもいかに周りから『共感』を得られるか」


といった内容のことを述べられていたのを記憶しています。


再建時は、古い社員に辞められてしまったり、

残った社員も新しい社長に懐疑的であったりします。

そのときに、「共感」を得られるようなプランにすることで、

納得して社員に働いてもらえる環境を作り出すことができる、というわけです。



ビジネスには確かに正解はあるようでないのかもしれません。

少なくとも「唯一の答え」というものはなく、

幾通りも正解があるのがほとんどであるように思います。


迷ったときは、同僚が、パートナーが、上司が、お客様が、

共感してくれるプランを考えてみてはいかがでしょうか。

一人よがりや視野の狭さを気づかせてくれるかもしれません。


そこに答えの一つがあるように思います。



星野リゾート


プロフェッショナル 仕事の流儀

予想の予想


ORIX


今日はオリックスです。




<オリックスが目指す企業像>


誇り


市場に高く評価される新しい価値の創造によって経済的なインパクトを生み出し、

誇りある活動を行う企業



信頼


株主・お客さま・従業員などを含め社会の多様な期待に応える高い能力と謙虚な姿勢を持ち、

関係する人々から「信頼」される企業。



尊敬


社会的な規範を守り、公正かつ透明な活動を行う優れた社風を持ち、社会との調和を保って、

広く世の中から「尊敬」される企業。




特に個人的に印象に残ったのは、一番最初の「インパクト」という言葉です。

インパクトを与えるためには、どのような要素が求められるでしょうか。


私が考えるインパクトは、「予想の裏切り」です。

「こうすればこうなるだろう」と予想し、もしその通りに事が起これば人は驚きません。


インパクトを与えるために、予想を裏切るために、

お客さまが、世間一般が、同僚が、上司が、

どのような予想をしているか考えてみてはいかがでしょうか。


そして、それを一歩上回る、もしくは全く違った視点から取り組む。

それが「インパクト」につながるのだと思います。




オリックス


オリックスが目指す企業像

何かと何かをつなぐ


タリーズコーヒー


松田社長も有名なタリーズコーヒー


主力のタリーズコーヒーに加えて、

緑茶のおいしさを伝えるクーツグリーンティー も展開しています。



このタリーズコーヒーの社訓は、


”食を通じて文化のかけ橋になる”


です。



正に上記のようなビジネス展開は、

社訓の実践のわけです。


考えてゆくと、誰しもが何かの”かけ橋”です。


”おいしいコーヒーと、それをまだ知らない人”のかけ橋。

”自分が知っている技術と、それを学びたい人、必要としている人”のかけ橋。

”素晴らしい体験の場と、まだそれを経験していない人”のかけ橋。



何らかのビジネスをしている人は、何かの”かけ橋”であるはずです。


”自分は何と何をつなぐ存在なのか。”



タリーズコーヒージャパン


クーツグリーンティー


松田 公太
すべては一杯のコーヒーから

漠然としたものの輪郭を捉える



積水化学

ビジネス雑誌ダイヤモンドから。積水化学グループの環境経営に対する考え方、です。




<積水化学グループの環境経営に対する考え方>


①環境で際立つ製品に具現化し、製品そのもので社会や地球環境に貢献する。

②京都議定書に対する企業としての責任を自覚し、

 全て事業プロセスでCO2、廃棄物の排出量最小化を図る。

③社員全員が環境への高い意識を持ち、

 次世代、さらにその先の世代に向けて会社と仕事に誇りを持って自ら行動する。



言葉というのは、

いかに漠然としたものの輪郭を捉える上で重要か、

ということを改めて考えます。


「良いことなんだっていうのはわかるけど、いざやるとなると何をやってよいやら」

「やるにはやるけど、どこまで手を広げれば良いの?」


のような、方向性のなさやブレは、

その本質、輪郭が捉えられていないからです。


迷ったときの指針になるもの。

周囲の環境に、抽象的なものや漠然としたものはないでしょうか。


言葉にすることで、初めて浮かび上がってくる姿があると思います。




積水化学

新しい風を呼び込む



今日はスターバックスの社訓からです。




 <スターバックス・ミッション・ステートメント>

 ・働きやすい環境を提供し、社員が互いに尊敬と威厳をもって接する。

 ・事業運営上の不可欠な要素として多様性を積極的に取り入れる。

 ・コーヒーの調達・焙煎・流通において、常に最高級のレベルを目指す。

 ・顧客が心から満足するサービスを提供する。

 ・地域社会や環境保護に積極的に貢献する。

 ・将来の繁栄には利益率の向上が不可欠であることを認識する。





”多様性”というは最近のキーワードのようです。


以前ニュースで見かけたのですが、

日産も多様性の向上、多様な人々の受け入れのため、

育児施設の新設や雇用制度の見直しなどの

雇用環境の整備を行っている、という内容でした。


個人的には、多様性とは”自分の範囲外のこと”を受け入れることだと思っています。

自分の考えの幅は、自分で気づかないだけで、意外に狭かったりします。

他の人の何気ない一言で思いがけない気づきが得られたりするものです。


多様性とは、そういう自分の幅を広げるキッカケになるものだと、

この本を読んで気づかされました。


自分と違う意見を否定しない。

普段あまり関わらない人と話してみる。


多様性を受け入れるキッカケは、

考えれば身近にもありそうです。



*今回はこちらの本から引用しました。

ハワード シュルツ, ドリー・ジョーンズ ヤング, Howard Schultz, Dori Jones Yang, 小幡 照雄, 大川 修二
スターバックス成功物語

ちなみに、この本は名著だと思います。

社員本位の姿勢、品質へのこだわり、顧客への期待にいかに応えるか、

企業の規模が大きくなるときに、どのように経営を行うか。


様々な点で考え深いキッカケを与えてくれます。



全てを毎日新しくする



伊勢丹



今日は伊勢丹の理念です。




 <企業スローガン>


 毎日が、あたらしい。ファッションの伊勢丹


 伊勢丹が言うファッションとは、

 衣食住のすべてを包みこむフレッシュな感性のことである。

 それを、伊勢丹のすみずみまで満たしたい。

 ファッションは、毎日毎日をあたらしくしていく空気である。




最初この言葉を目にしたとき、

正直すぐには理解できなかったのですが、

なぜかピンとくるものがありました。


よく考えてみると、面白い表現・考え方だと思います。



自分を、相手を、あらゆる人をあたらしい空気で包む。

家庭で、職場で、街角で、旅先で、あらゆる場所であたらしさを感じさせる。


常に毎日をあたらいくすることを考える。

心がトキメキます。




伊勢丹


伊勢丹の企業スローガン


エネルギーの源



Honda



今日はホンダの運営方針からです。




<運営方針>


・常に夢と若さを保つこと。

・理論とアイディアと時間を尊重すること。

・仕事を愛しコミュニケーションを大切にすること。

・調和のとれた仕事の流れを作り上げること。

・不断の研究と努力を忘れないこと。





特に気に入ったのは一番目です。

”夢を持つ”という内容の言葉はよく見かけますが、

”若さを保つ”という表現は珍しくて面白いですね。



”若さ”から連想するイメージとは何でしょうか。

個人的には、”知らないが故に希望を抱き、楽観的で、行動力がある”

といったところでしょうか。



そう考えると、”若さ”という言葉には、

何やらエネルギーを想起させるものがあるように思います。



年齢を重ねるほどに、精神的にも肉体的にも、

”若さ”を意識するのは大事なことだなーと思いました。




追記:

ホンダの基本理念にある、

”三つの喜び(買う喜び、売る喜び、創る喜び)”という言葉も好きです。

いろいろ考えさせられます。




Honda

Honda Philodophy

理想の姿



CASIO



今日はカシオからです。




カシオ創造憲章
 -カシオで仕事を進める全ての人の誓い-

第1章 私たちは、独創性を大切にし、普遍性のある必要を創造※します。

行動指針
 1. 全てに対し、“普遍性のある必要”を追究する
 2. 全てに対し、“あるべき姿”を描く
 3. 全てに対し、“挑戦する意志”を貫く


第2章 私たちは、社会に役立ち、人々に喜びと感動を提供します。

行動指針
 1. 人々に、“無限の感動”を提供する
 2. 人々と、“豊かな生活”をわかちあう
 3. 人々と、“尊敬と信頼”の絆(きずな)を育む


第3章 私たちは、プロフェッショナルとして、常に誠実で責任ある言動を貫きます。

行動指針
 1. 全ての言動に対し、“規則・法律に基づき”責任ある態度を貫く
 2. 各々の役割に対し、“結果・成果”の責任を執る
 3. 全ての仕事に対し、“毎日改善”に努める


※ 普遍性のある必要を創造
誰にとっても必要でありながら、まだ世の中になかったものを、新たに生み出すこと。
これは製品開発のみならず、すべての業務においてカシオが追求すべきものです。




注目したのは、第1章の行動指針から。

「全てに対し、”あるべき姿”を描く」とあります。


少し先の未来の、自分の生活を想像してみる。


また、自分の業界の環境を想像してみる。

どうあって欲しいか、どうあるべきか。



そして、今想像した姿と現在は、どこがどう違うのか。

想像したあるべき姿に近づくためには何をするべきか。


とりあえず今思いついたことを、一度紙に書いてみると面白いですよ。



カシオ


カシオ創造憲章