オシャレに敏感


一昨日テレビで放送された「ガイアの夜明け 」を見て。



御覧になられていない方のために、ザッと内容のおさらいを。


現在、企業のオフィスの在り方が見直されています。

生産性を上げるため、社員間のコミュニケーションの活性化、モチベーションの向上などに加えて、

フリーアドレスやペーパーレスなどITツール活用も手伝って、

従来のオフィスから大きく変化しようとしている、といった内容です。



そのオフィスの在り方を特集する中で、

ワイキューブ という人材コンサルティング会社のオフィスが取り上げられていました。


私も驚いたのですが、そのオフィスはどこかのレストランやバーのようでした。

コチラ でちょっとその内容が見れます。)


さらに、「オフィスに力を入れたことで、

2005年の学生就職希望ランキングの上位に入っている」とのこと。

(ランキングはコチラ で御覧になれます。)




さて、ここからが本題です。


正直に言えば、仕事の内容とオフィスの「オシャレ具合」は直接は関係しません。

「やりがいのある仕事であれば、どんな場所でもいい!」という人がいても良いはずです。


しかし私自身もそうですが、このようなオシャレなオフィスには憧れてしまいます(笑)。


きっと、人は本能的に「オシャレ」なことに反応するものなのです。


他にも、


「オフィスがオシャレなんだから、他のいろんな部分でも気を使ってくれるだろう」

「他の普通のオフィスで働く人よりも、何か優越感が・・・」


といったことを自然と想像してしまいます。

それが快適な職場生活の想像を膨らませるのかもしれません。



オシャレである、ということは「いろんなことに敏感である」ということです。

そして、「洗練されている」というステータスも与えてくれるでしょう。



オフィスそのものだけでなく、送られてくる手紙の材質や文字のフォント、構成など、

普段の行動の中で、気を配る箇所はいくらでもありそうです。


企業のHPを見ても、力を入れているかいないか、などもすぐに気づきます(笑)。



何かを伝えるとき。

「オシャレな感覚」で本能的に訴えてみてはいかがでしょうか。




ワイキューブ

理念を染み込ませる仕組み

リッツ・カールトン



過去2回、リッツ・カールトンについて取り上げましたが、

今回は「クレド」と呼ばれる理念を、しっかりと実行させる仕組みについてです。



「クレド」とはラテン語で「私は信じる」という意味だそうで、

訳すならば「信条」となるそうです。


リッツ・カールトンのクレドカードとは、

「クレド」「モットー」「サービスの3ステップ」「従業員への約束」、

裏面の「ザ・リッツ・カールトン・ベーシック」という20のベーシックの

5つの総称です。




このリッツ・カールトンのクレドが有名になり、

それを真似て取り組む企業も多くあるようですが、

うまくいかない例も少なくないようです。


理念をうまく機能させるには、しっかりとそれを実行させる仕組みが重要だからです。




リッツ・カールトンでは毎日仕事の前に、

「ラインナップ」というチームごとのミーティングを行います。


ここでは、「あなたにとってこのベーシック16番には、どういう意味がありますか」というように、

単に読み上げるのではなく、必ず話し合うのだそうです。


また、実際に「このようなサービスをした」という事例を世界中から集めて、

社員全員で共有しています。




組織にはいくつかの役割の人がいます。

また、時間や時期などによって、仕事が常に同じというわけでもありません。


その時々で、「理念に基づいてどう行動するか」。

それを常に考える必要があります。


会社や組織において、そのように考えるきっかけを作ることが、

理念を浸透させる上で重要なのだと思います。




ザ・リッツ・カールトン大阪


プレジデントビジョン vol.307


ザ・リッツ・カールトンにおける顧客満足

前向きなエネルギー



Wal-Mart



今日は、世界最大の小売業・ウォルマートの

創業者サム・ウォルトンの経営哲学が面白かったので、ご紹介します。




 <サム・ウォルトンのビジネス構築十か条>

 1)仕事に誠心誠意「励め」。ひたすら信ぜよ。情熱は必須だ。


 2)利益はすべての従業員と「分かち合え」。連帯は信じられないような結果を生む。


 3)仲間を「動機付けよ」。給料と会社の所有権(自社株)では、人は満足しない。毎日新しい面白い動機付   けの方法を考え、マンネリ化を避けよ。


 4)パートナーに可能な限り「情報伝達を行え」。情報を与えれば与えるほど、理解が進む。理解が進むほ ど彼らは懸案を大事にする。


 5)従業員がビジネスのためにした行為はすべて「感謝せよ」。賛辞はタダだが、カネでは計り知れないものが得られる。


 6)成功は「祝福せよ」。失敗の中にもユーモアを見いだせ。


 7)従業員の言うことを「よく聞け」。良いアイデアを下から上げさせるためには、従業員が話したがってい ることを聞かねばならない。


 8)顧客の期待を「超えよ」。間違いから学び、言い訳せずに謝れ。


 9)競争相手よりも支出を「抑制せよ」。効率的な運営ができている間は、間違いを犯しても立ち直ることができる。


 10)流れに「逆行せよ」。人と違う方向を目指せ。常識は無視せよ。




どの言葉にも奥深いものがありますが、

特に印象に残ったのは、6)にある「失敗の中にユーモアを見つける」です。


このような表現をするのが珍しく、非常に面白いなあ、と感心しました。



失敗の中にユーモアを見つけられたら、

それは個性を見つけることであったり、何か今までと違った「気づき」を与えてくれるはずです。


そんな現場では、前向きなエネルギーが常に生まれるんだろう、と思いました。



Wal-Mart


Wal-Mart Stores.Incの研究ページ

NO ○○○, NO ●●●



今日は、先日NTTドコモが筆頭株主になり、実質的な傘下になった(参照

タワーレコードを取り上げます。




タワーレコードのコーポレート・ボイスは、NO MUSIC, NO LIFE



非常にシンプル。明快です。



実際個人的には音楽のない生活は考えられません。



これは他にも応用できるのではないでしょうか。



NO ○○○, NO LIFE。



自分の仕事などで、生活に欠かせないモノ。



もっと考えを広げれば、「~がないと、~が成立しない」というように考えることができます。


「このサービスがないと、あの会社のココが成り立たない」とか。



何かにとって欠かすことができないモノ。


そういうアプローチをすると、

本当に必要なモノに気づけたりするんじゃないでしょうか。



 

タワーレコード


NO MUSIC, NO LIFE

目標の幅



WATAMI



少し前にワタミは外食産業だけでなく、

介護事業にも進出したことで話題になり、


最近では有機農業に関しても、メディアでよく見かけます。



今日はそのワタミを取り上げたいと思います。




 <ワタミのグループ理念>(以下抜粋)

 

 ●ワタミグループスローガン
 「地球上で一番たくさんの“ありがとう”を集めるグループになろう」
 

 ●ワタミグループミッション
 「地球人類の人間性向上のためのよりよい環境をつくり、よりよいきっかけを提供すること」


 



非常にスケールが大きいと思いませんか?

これを読んで、目標を一体どのくらいの幅で設定すれば良いのだろうか?と考えました。



組織が進むためには、ある方向を示さなくてはいけません。

その方向の幅が広ければ、全体がブレて統一性が失われる可能性もあります。

事業の多角化の失敗なども、このような例ではないでしょうか。


最近は「選択と集中」がよく取り上げられています。

経営理念などを読んでいても、

例えば医療分野の企業であれば、それに限定したものであるなど、

現在の産業を「前提」に定められています。



逆に、ワタミはうまく事業を広げています。

しかも、外食と介護など一見関連のないような事業にも進出をしているわけです。

(実際は結構深い関連と勝算があると思いますが。)



目標の設定とは、うまく行わないと、

方向性がブレたり、逆に可能性を自分で狭めることもあると思いました。


上記の例のどちらが良い、悪いというのではありません。

自分の企業や組織にとって、適切な「目標の幅」のようなものがあると思うのです。



ワタミ


ワタミのグループ理念


美しい言葉




sharp




このブログを書くに当たって、

いくつかの企業の経営理念などを見ていますが、


内容としては良いことを言っているのだけれど、

何となく頭に入ってこない、というものもよく見られます。



今日ご紹介するのは、シャープの経営信条です。


直感で、良い言葉、良い文章だなあ、と感じました。




sharp-creed





これは感覚的なものであり、正解があるわけでもないので説明しづらいのですが、

良い言葉、良い文章は心に残るものです。


それはリズムであったり、構成であったり、

使われる語句であったりするわけですが、

文学でも「名文」といわれるものは、現在でも読まれていたりします。



人の直感や美的感覚に訴える。

印象に残るときというのは、そういうときだと思います。




SHARP


経営信条

共感を呼ぶ



今日は、英語などの外国語教材の販売や通信教育などを行っているアルクをご紹介します。





 <アルクがめざすもの>

  こんなことを言うと、世の宗教家に“バチ当たりめが”と言われるかもしれませんが、

 私は企業活動と宗教は同じようなものだと思っています。

  一方は「理念」を掲げて人々の間に支持を求め、一方は「理念」を物やサービスの形にして、

 営業と言う名の布教活動を行います。いずれも世の中の共感(シンパシー)を呼ばなければ

 繁栄はありません。違いといえば、宗教は神様が御本堂の中や天上におり、企業にとって

 神様は、お客様だということです。市場はお客様の意志、 つまり神様が創るということです。

 (以下略)





読み出しは、何か変わったことを言っているなあ、という感じでしたが、

すぐに妙に納得してしまいました。


特に、「共感を呼ばなければ繁栄はない」という部分。


サービスであれ、モノであれ、考え方であれ、

全ては「共感」があってこそ広がっていくものだと改めて気づかされました。



自分の考えやサービスに共感してくれる人が、


どこにいるだろうか?


どれぐらいいるだろうか?


そういう人たちに向けて、共感しやすいものになっているだろうか?



そんなことを考えてみると、何かアイデアが見えてくるような気がします。




アルクがめざすもの

雰囲気を伝える


リッツ・カールトン



昨日に引き続き、リッツ・カールトンを取り上げます。



リッツ・カールトン大阪のサイトを見ると、

昨日取り上げた会社の歴史だけでなく、

実際に宿泊する部屋の様子や、

シェフやマネージャーのおもてなしの心までストーリー調で語られています。




Sense of Ritz-Carlton


Invitation of Ritz-Carlton



ストーリーを読むことで、

何となく全体的な雰囲気が伝わってきませんか?



使われる言葉や言い回しなどから、

人はその全体の雰囲気を捉えています。



さらには、見ている文字のフォントや文字・背景の色など、

読んでいるときの全体的な雰囲気を含めて想像し、イメージを膨らませます。




ひとつひとつの言葉の重みももちろん重要だと思いますが、

読み手、受け手に自然とイメージを膨らませる仕組みを考えてみるのも、

理念を伝える上で、良いアプローチではないでしょうか。



ザ・リッツ・カールトン大阪


Sense of Ritz-Carlton

Invitation of Ritz-Carlton

時の重み


リッツ・カールトン



今日は、最近ビジネス書でも話題の、

ザ・リッツ・カールトンを取り上げます。


高野 登
リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間
林田 正光
リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと

ザ・リッツ・カールトン大阪のサイトでは、

リッツ・カールトンの歴史と伝統を、ストーリーを持たせて語っています。

こちらのサイトを御覧ください。


Ritz-Carlton Story



人々はどのようなものに納得したり、説得力を感じるのでしょうか。

そのひとつに、”時間の重さ”があると思います。


長い時間を経て生き残ったものは、

時代の変化に耐えうるだけの確かなものだと言えます。


また、ルーツをはっきりさせることも、

人々の共感を得たり、納得される点だと言えるでしょう。



現在に至るまでの”時の重さ”を言葉で表現する。

このような表現方法は、何かを説明するときに活かすことができそうです。



ザ・リッツ・カールトン大阪


Ritz-Carlton Story

短く、強く


PROTO


理念の表現方法はいろいろあって面白いものです。

流れるような文章のものもあれば、箇条書きでポイントを突くものもあります。


今日ご紹介するのは、中古車情報誌「Goo」で有名なプロト・コーポレーション です。

プレジデントビジョン で知ったのですが、その中で出てきた言葉が印象的だったので、取り上げたいと思います。



 <社訓>

  挑戦する勇気

  行動による証明



他にも経営理念や行動目標なども掲げられていて興味深いのですが、

一番印象が強かったのが、社訓の言葉でした。


人は言葉を聞いているとき、

言葉の本質、本当の意味を、一見理解しているようでいて、

実は表面をなぞっているだけ、というのが多いように思います。

心を変えたり、行動を変えるまで至らないことがほとんどではないでしょうか。


ではそうすれば言葉にリアリティを感じるのか。

言葉に、その人の考え方や行動に変化を与える力を持たせるにはどうすればよいのでしょうか。


その一つの答えとして、端的に強く表現する、ということ。


短く、強く。それが言葉の本質を伝える手段のような気がしました。



PROTO


PROTOについて