この写真ってあまり見かけたことないのだけど…私だけかな？
JUNON2011年3月号
生徒に「頑張ってね」と言う自分が不思議
初めて教師を演じるので、正直言って、ちょっと力んでます(笑)。
今まで生徒役で見ていた教室の風景とは、見える景色も意識もまったく違いますね。ただ、教師として、みんなを引っ張っていくというよりも、僕が演じる柏木修二は、親しみやすくて生徒達にも慕われている先生なので、僕自身もそういうふうに現場を持っていけたらいいなぁ、と思ってます。それで、まず最初にしたのが生徒たちの名前を覚えること。今回、生徒役の子たちは、名字は役名だけど、下の名前は本人のそのまま役名に使っている子も多いので、その下の名前を覚えて、できるだけ「広稀くん」とか「玲奈ちゃん」とか呼ぶようにしてます。
一緒に演じていると、みんなイキイキして一生懸命やっていて「いいなぁ！」って思いますね。そういう恥ずかしがらずに演じることってお芝居ではすごく大切だと思うから「素敵だなぁ！」って。でも、なんか変な感じですよね。生徒役の子たちに「頑張ってね！」とか言ってる自分が(笑)。今までは、どこの現場に行っても、年上の方か同世代の共演者が多くて、みんなに「春馬、春馬！」って呼ばれてたのに、「あ、(菅田)将暉くん、髪の毛切ったの？いいじゃん！もう撮影終わりでしょ？お疲れさま！」とか言ってる自分が、なんか不思議でしょうがない！(笑)さすがにみんなを呼び捨てには絶対出来ないんですけど、そんな感じでやってます。
生徒役の中でも、ひかり役の武井咲ちゃんは、僕が言うのも何ですけど、お芝居していてすごくセンスを感じるし、今回の役にもハマり役だと思いますね。プロデューサーが「オーディションをして800人の中から選びました」って言ってましたけど、実際にこれから共演していくのがすごく楽しみな1人だし、なんか「貴重な素晴らしいもの見つけた！」みたいな気持ちですね。しかも彼女はまた16歳でしょ。若い！(笑)
現場はスタッフの人たちとのコミュニケーションもすごくいいですよ。『コードブルー』を撮ってたスタッフが多いから、戸田(恵梨香)さんも、とてもリラックスしてやれてるみたいなので、僕はその様子を見て「楽しそうだなぁ」って和やかな気分になってます(笑)。今はまだ1話しか撮ってないので(取材当時)、戸田さんとのお芝居は、これからって感じで楽しみです。
僕が感じたことを届けられたらいいな
今回の台本を読んで、僕はすごく感動したんですよ。僕自身、どちらかと言えば、先生よりも生徒側の年齢に近いわけじゃないですか。それで、修二のセリフを読んでて、生徒の前で10代の性交渉についての話をするところとかも、すごく共感できて、「すごい台本だなぁ！」と心から思えたんです。だから、僕としては修二のセリフを通して、僕が感じたことを見てくれる人に伝えられたらな、届けられたらいいな、と思ってます。あとは、登場人物のそれぞれの心境とかも丁寧に描かれているし、きっとみんなが感情移入して、共感できるような作品になってるんじゃないかなぁと思います。
修二という役に関しては、本当のところ、まだフワフワして迷ってる自分もいるんです。今まで僕が演じてきた役は『サムライ・ハイスクール』にしても『ブラッディ・マンデイ』、『君に届け』にしても、原作のマンガがあったり、ある意味、目に見えるカタチがあったから、それをいかに自分が表現していくかを考えればよかったけど、今回の役は台本を読んでいてもハッキリこういう人物というカタチがあるわけじゃないので。修二というキャラクターを自分で作っていく面白さと難しさがあるなぁって。それは、カメラマンも監督もわかっていて「これからだよね」って言ってくださっているので、じっくり固めていければいいかなと思ってます。
実際、修二は心情的にもすごく揺れてるんですよね。僕の男目線から見ると、修二は誠実で、決して悪いヤツだとは思えない。ホントにただ1回の過ち…それも本当に過ちがあったのかどうかもわからない、という状況ですよね。その中で、もうハラハラドキドキする場面ばっかりで。修二と夏実が会うときに、ひかりがそばにいたり、「ひかりはどこまでその関係をバラすつもりなんだろう？」とか、もう最初のほうからクライマックスっぽい展開があって、このあといったいどうなっちゃうんだろ？つて(笑)。
その男女の心の動きとか行動が、「あぁ、わかる、わかる！そうだよねぇ！」って、すごくリアルに共感してもらえると思うんです。僕も修二をやってる間は、これからプライベートでも多少、影響が出てくるかもしれないですね(笑)。それは役によっても違うんですけど、たとえば『ごくせん』をやってるときは「あれ？ちょっといつもより言葉づかいが悪いかな？」と思うときがあったりしたので。この先、修二はどんどん追い詰められて「あぁ～」って、胃が痛くなるような気持ちになる場面がたくさん出てくると思うんですよ。そうなるとプライベートでも重苦しくて、ずーっと胃が痛くなってるんじゃないかな(笑)。
後半へつづきます。
ホント、よく考えたら20歳で先生役ってすごいね
春馬くんしか出来ないよ。
今、TVerで「陽はまた昇る」観てるけど、ボーッとしてたら同一人物ってわからないよね。
「大切なことはすべて君が教えてくれた」の次のドラマが「陽はまた昇る」だもんね。
リアルタイムで観てる人は役ごとに全然ビジュアル変わってるからビックリしたんだろね
リアルタイムに春馬くんみて、ビックリしたかったよ
以前、投稿した「陽はまた昇る」宮田くんの春馬くん
