昨日は昨年7月11日に革命政権下で初めて全国規模の民衆デモが起きた歴史的な日=11Jだった。
が、私は8日に自分の国で起きた安倍元首相暗殺事件(8J)後の選挙演説や報道への違和感に囚われていて、キューバをウォッチする余裕がない。
憂えているのは、日本の報道メディアの劣化と報道規制の強化!
映画「新聞記者」を観た頃から懸念はしていたし、つい最近もここに書いたけれど、今その事実に直面しショックを受けている!
実際、「ある宗教団体」が「統一教会」だったことはツイッターで、その統一教会と安倍元首相との関係は、Facebookの友人(メキシコ在住のキューバ人で日本文化の研究者)がシェアした以下の英文記事で知った。
シンゲツ・ニュース
The Crime That Killed Shinzo Abe
JUL 10, 2022 by MICHAEL PENN
※ 上の記事の要点(敬称略)
・安倍元首相の祖父、岸信介が統一教会に紹介されたのは1965年頃。
反共で結ばれた両者の関係は以後、娘婿の安倍晋太郎、孫の晋三へと続く。
・2001年に発表されたリチャード・サミュエルズのリサーチによると
統一教会の日本本部の敷地は岸の元所有地。
教会は、メンバーを報酬なしに選挙運動に奉仕させる一方、強引で不正な商法が刑事告発されることから守られた。
安倍晋太郎を含む自民党政治家の多くが、統一教会メンバーを選挙運動要員として用いた。
・この関係は安倍元首相にも引き継がれ、初めて首相になった2006年、元首相は統一教会関係の式典に祝電を送り、批判された。
・2021年9月17日には「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が、安倍元首相が統一教会にビデオメッセージを送ったことに対して公開抗議文を送った。
記事の最後〈日本が民主国家と呼ぶにふさわしくないことを露呈〉という指摘が痛い!
「正しい情報がなければ、正しい判断はできない」(キューバ独立系メディアの言葉)
シンゲツ・ニュースの記事の真偽のほどは私には調べられないが、少なくとも統一教会と安倍ファミリーもしくは自民党との関係が報道されていたら、有権者にとって重要な判断要素になったと思う。
戦前・戦時中の国家による情報統制(マスコミにも大きな責任がある)に対する反省を忘れてしまってよいのだろうか?
判断を誤らないために必要なのは、正しい情報。
マインド・コントロールされないために出来ることを考え、シェアしたい。
国家のコントロールに抵抗しているキューバの人々、独立系メディアを私は応援する。
共感したサイト:
選挙後に「統一教会」の名前を一斉に報じ始めたテレビ・新聞が「報道機関としての自殺行為」と言える理由 (msn.com)
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20220710-00305016
旧統一教会が明かした安倍元首相との“接点” 「反訴状」に記された自民党との協力歴史 (msn.com)
7月28日追記
この投稿をした際「統一教会の日本本部の敷地は岸の元所有地」の真偽が気になっていたのですが、その後〈故高峰三枝子(女優)の所有地だった〉と読みました。
そこでこの記事を元に整理してみました。
薄い印字部分は上の記事で辻褄が合わない点です。
1950年 岸信介、南平台の土地購入
その〈隣に位置する土地〉は“西郷家” のものだった。
1960年 西郷家が〈土地〉を高峰三枝子に売却する。
*「1956年、岸元首相は、高峰三枝子の屋敷をそっくり借り受け、自宅兼迎賓館として使い始めました。しかし、首相退任後に返却し、その後の1964年、この建物を統一教会が借りて本部にしたのです」(『週刊新潮』社会部記者)
★Wikipediaによると、南平台町に、かつて女優高峰三枝子の私邸があり、その邸宅を、高峰邸隣に居住する岸信介が総理大臣私邸兼迎賓館として借受けた。
岸の退陣後1964年に統一教会が岸信介と入れ替わりで入居したが、翌1965年に現在の松濤に転居した。
1968年 高峰三枝子、土地を不動産会社に売却
*岸氏が旧統一教会と “お隣さん” だったのは、高峰が土地を所有していた時期。
★「報道1930」(BS/TBS)を見ると、1958年の岸邸の写真が1964年の写真では「統一教会本部」となっている。つまりすでに岸邸ではなくなっている。
*文氏が1968年に設立した反共産主義の政治団体『国際勝共連合』は、岸氏の協力で設立されたと指摘されている」(社会部記者)
*1969年の地図には、岸の自宅の隣に『全国高校連合原理研究会(後の旧統一教会本部)』
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「報道1930」は必見! まだ劣化していない報道もある!!