邦楽新曲レビュー -34ページ目

RUMI『楽園ウォーカー』

楽園ウォーカー
天性の歌声が唯一無二の存在感を醸すRUMIのデビュー・シングル。生楽器を中心としたソウル感覚と荒々しいロック・テイストを融合した楽曲に、ブルージーなヴォーカルが巧みに絡められている。
誰にも媚びないソウルフルな唄声を持つ女性シンガー、RUMI(ルミ)。ローリン・ヒルやアリシア・キーズ等の洋楽で育ちつつも、美空ひばりをこよなく崇拝するという昭和歌謡フリークの彼女は、佐賀出身の22歳。メジャーデビューシングルとなる今作は、作詞に安室奈美恵『Chase the Chance』などを手掛けた前田たかひろ、作曲に柴咲コウ、島谷ひとみ、CHEMISTRYなどへの楽曲提供で知られる市川淳、宇多田ヒカルをはじめ、様々なアーティストの編曲やプロデュースを手掛ける河野圭が編曲を担当という豪華作家陣による楽曲。巷の和製R&Bとは明らかに一線を画す、生楽器中心に奏でられるサウンドと魂を揺さぶる存在感のある歌声が印象的なグルーヴィかつブルージーなミディアムナンバー。魂を揺さぶるソウルと荒々しいロックを融合したマイナー調の力強い楽曲です。TK時代を支えた作詞家・前田たかひろの名前が懐かしい。
カップリング『空を見上げていたんだ』は、しっとりと壮大に歌い上げたバラードナンバー。けっこう好きな歌声なので、今後も注目したいです。
GyaO 音楽でPVフル視聴できます。(~12/24)試聴はコチラです。11/19リリース。

Perfume『Dream Fighter』

Dream Fighter(初回限定盤)
3人組テクノポップ・ガールズ・ユニット、Perfumeの約4カ月ぶりとなるニューシングル。彼女ら独自の感情を抑えぎみにしたヴォーカルが絶妙なハーモニーを生み出している。なじみやすいトラックも秀逸。
アルバム『GAME』でオリコン初登場1位を獲得、続くシングル『love the world』、ライブDVD『Perfume First Tour 「GAME」』も連続1位、日本武道館2days公演も実現させるなど、大ブレイクを果たしたPerfume。引き続き、今最も旬なプロデューサー、中田ヤスタカ(capsule)の書き下ろし曲。今作は、キュートな路線の前作に比べると、力強さも感じさせる前向きな歌詞のアッパーチューンに仕上がってます。クリスマスを意識したのかキラキラなサウンドもいいですね。でもマニア向けとうか、一般受けは他のシングルに比べると弱そう。
カップリング『願い』は、意外性のあるしっとり切ないメロディアスなミディアムバラードで、かなりグッときました。ボコーダー少なめで、3人のヴォーカルがよりフィーチュアされています。最後のピアノソロがとても良い余韻に浸れますね。MORE! MORE! MORE!(初回生産限定)(DVD付)それにしても、同じ11月に鈴木亜美のアルバム『Supreme Show』とcapsuleのアルバム『MORE! MORE! MORE!』もリリースしてしまう中田ヤスタカの多作ぶりはすごい。オススメは本家となるcapsuleですけど、アミーゴのアルバムも個人的にすごく好き。
GyaO 音楽(~09/1/1)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。11/19リリース。

森翼『すべり台』

すべり台
テレビ東京系アニメ「家庭教師ヒットマン REBORN!」EDテーマ。個性的な歌声を持つシンガー・ソングライター、森翼の2ndシングル。失恋をテーマにした切ないナンバー。
青春をどこかに感じさせる歌詞&メロディ、軽快さと哀しみが同居する歌声が魅力の大阪出身のシンガーソングライター、森翼(モリ ツバサ)。デビュー曲となる前作『雨傘物語』もけっこう好きでした。今作は、メロディーメーカーとしてのセンスが冴え渡る、明るくも切ないポップナンバーに仕上がっています。バンドサウンドに乗せて、優しい歌声で歌い上げた淡い失恋を描いた歌詞が印象に残ります。「ひらひらひら」「ゆらゆらゆら」「きらきらきら」というキャッチーなサビの言葉使いが、上手いです。
カップリングは、「大阪経済大学」イメージ・ソングにもなっているアコギが印象的な温かいサウンドと前向きな歌詞が響くアップナンバー『つながる合言葉』、エモーショナルな歌声で失恋を歌った切ないミディアムナンバー『ガラクタ』を収録。
試聴はコチラです。11/19リリース。

CLIFF EDGE『The Way〜目指す明日へ〜』

The Way~目指す明日へ~(初回限定盤)(DVD付)
日本テレビ系「ダウンタウンDX」EDテーマ。天上智喜と歌った、映画「ホームレス中学生」主題歌『Here』で話題沸騰中のCLIFF EDGEのメジャー1stシングル。
今年5月にアルバム『to You』でメジャー・デビューを飾った2MC、1DJからなる実力派HIP HOPユニット、CLIFF EDGE(クリフ・エッジ)。温かみのある哀愁溢れるトラックに、「信じること・諦めないこと・続けること」の大切さを歌ったメロディアスなミッドナンバー。印象的なサビのフレーズ、心に刺さるリリック、CLIFF EDGE流のポジティブなメッセージ綴った真っ直ぐな応援ソング。自分を見つめ直したい時に、そっと背中を押してくれる優しい楽曲です。女性R&Bシンガー、宏実が歌ったコーラスが心地いいので、もっと前面に出しても良かったかな。
カップリング『Who are you?』は、HIP HOPマナーを大切にした、スクラッチプレイとマイクリレーが楽しそうなアッパーチューン。
GyaO 音楽(~12/31)やYahoo!動画オフィシャル(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラmora winで。11/19リリース。

jyA-Me『favorite cruisin' feat.JUN(from CLIFF EDG

favorite cruisin’feat.JUN(fromCLIFF EDGE)
DJやダンサーとしても活躍する女性アーティスト、jyA-Meのデビュー・シングル。AIや童子-Tらを手がけるJiN(N.O.S.P.)がトータル・プロデュースを担当。CLIFF EDGEのJUNがフィーチャリング参加している。
絶対音感と幼稚園教諭免許を持つバックダンサー出身アーティスト、jyA-Me(ヤミー)。デビュー曲となる『favorite cruisin' feat.JUN(from CLIFF EDGE)』は、今年5月メジャー・デビューを飾った人気HIPHOPユニット、CLIFF EDGEのJUNを迎えた、ドライブデートを歌った甘いミッドチューンに仕上がっています。伸びやかで透明感のあるjyA-MeのヴォーカルとJUNの存在感ある男らしいラップが絡み合う、この季節にピッタリのラブソング。作詞は本人が担当。作曲・プロデュースは、AI『Believe』『I Wanna Know』、JAMOSA『MISSIN'U』の作曲、Foxxi misQのプロデュース、童子-T『Pride & Joy Feat. JiN』ではフューチャリングとして参加するなど数々のヒット作を手掛けたJiN(N.O.S.P.)。
カップリングは、可愛い歌声が印象的なポップナンバー『1.2.3...』、スリリングなトラックがカッコいい、しっとり大人っぽく歌ったダンスナンバー『ESSENCE of LOVE』、ピアノの音色が切なさを盛り上げるメロディアスなミディアムナンバー『so-fly』を収録。『ESSENCE of LOVE』がお気に入り。JiNが全4曲を強力にサポートしてます。
試聴はmora winiTS等で。11/19リリース。

キマグレン『愛 NEED』

愛NEED(初回限定盤)
フジテレビ系ドラマ「Room of King」主題歌。キマグレンの3rdシングルは、軽快なラテンのリズムを軸に、ミディアム~アップのラヴ・ソングを展開している。
ともに帰国子女で、幼なじみであるISEKIとKUREIによる湘南逗子海岸から生まれた2人組、キマグレン。1stアルバム『ZUSHI』がオリコン初登場1位を成しとげた2008年最大のブレイク新人ですね。今作は、軽快なラテン・リズムで展開するオーガニックで荒削りなスピード感が楽しめるハッピーなアップチューン。「愛が欲しい!もっと愛して欲しい!」とストレートに歌ったラブソングで、語感もよく一気に駆け抜ける爽快さがいいですね。3分ない短さですが、凝縮されてます。
カップリングは、1stアルバム『ZUSHI』収録曲でアコースティックなストリングスのアレンジによる『約束の丘(Unplugged)』、RYTHEMとのコラボ曲の別バージョンでレゲエなアレンジが心地いい『Love Call(Kimagure ver.)/キマグレン with RYTHEM.』、初回盤のみヒット曲の臨場感溢れるライブ音源『LIFE(Live@OTODAMA 08.8.31)』を収録。カップリングは既発曲ばかりなので、ちょっと物足りないです。
GyaO 音楽(~12/10)やYahoo!動画(~12/18)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。11/19リリース。

GIRL NEXT DOOR『情熱の代償 / ESCAPE』

情熱の代償 / ESCAPE(DVD付)
テレビ朝日系ドラマ「ギラギラ」主題歌。「Produced by avex trax」を掲げる、女性ヴォーカル、千紗を中心としたユニットの第3弾シングル。デビュー作から多くのメディアに採り上げられるなど、勢いに乗る3人の前向きなパワーが伝えられている。
デビューシングル『偶然の確率』、2ndシングル『Drive away / 幸福の条件』がともにオリコン初登場3位を記録したガルネクことGIRL NEXT DOOR。avexのゴリ押しで紅白出場を決めるとは思いませんでした。3か月連続シングル・リリースの第3弾となる両A面シングル。『情熱の代償』は、ノリノリだったこれまでのシングルとは違い、大人っぽい切ないメロディで展開されるラブソング。いつもながらデジタル・サウンドを駆使したミディアムナンバーで、自分が彼の元カノに似ている事実を知った女性の複雑な心境が綴られています。お金をかけた感じのPVがけっこう好きです。
『ESCAPE』は千紗が出演する東芝携帯電話「W65T(au)」CMソングとしてお馴染み。この季節にピッタリの切ないメロディから始まる、恋の切ない想いを綴ったポップナンバー。カップリングは、タイトル曲のリミックスとしてチープなテクノポップサウンドが楽しい大沢伸一による『情熱の代償(Shinichi Osawa Remix)』と、メンバーであるコンポーザーの鈴木大輔が手掛けた4つ打ちビートとピアノのサウンドが前面に出て、明るいイメージになった『情熱の代償(ice cream mix)』の2曲を収録。さすが大沢伸一って感じの『情熱の代償(Shinichi Osawa Remix)』はオススメ。GIRL NEXT DOOR(DVD付)12/24には早くも1stアルバム『GIRL NEXT DOOR』をリリース予定。
GyaO 音楽でPVフル視聴できます。(~12/24)Yahoo!動画で特集中。(~12/31)試聴はコチラです。11/19リリース。

Naifu『Mysterious』

Mysterious
日本テレビ系アニメ「名探偵コナン」OPテーマ。ロック・バンド、Naifuの2ndシングルは、複雑なギミックに満ちたサウンドによって繰り広げられるミステリアスな世界観が魅力のナンバー。エモーショナルかつヘヴィな演奏も良い。
今年7月にリリースしたメジャーデビュー曲『Take The Wave』がテレビ東京系アニメ「ゴルゴ13」OPテーマに起用され話題となった全員がヴォーカルのバンド、Naifu(ナイフ)。Vo/G荒神直規の作詞&リードヴォーカルによる作品で、ハードながらうねるようなドライヴ感が心地よいキャッチーなサウンドのロックナンバー。トリッキーなアレンジに、サビで転調したり、メロディの起伏も激しいです。インディーズでリリースしたミニアルバム『ALL OVER NOW EP』収録の『広がる青に飛び出せ』や1stシングル『Take The Wave』は、気に入ってただけに、ちょっとイメージが変わりました。往年のビーイング・サウンドという感じが、個人的にはイマイチ。
カップリング『I'm still on my way』は、Dr/Vo山口篤・初の作詞&リードヴォーカルとなる壮大なミディアムチューン。なかなか渋い歌声です。読売テレビ(関西地区)でオンエア中のレーシングチーム「童夢」CMソング。Naifuの新たな一面を感じられる1枚になっています。
Yahoo!動画でPVフル視聴できます。(~12/16)試聴はコチラです。11/19リリース。

光岡昌美『届かない想い...〜ロード another story〜』

届かない想い...ロード~another story~
光岡昌美の3rdシングルは、THE虎舞竜の大ヒット曲『ロード』のアンサー・ソング。最愛の人を亡くしてしまった男性の切ない想いを綴った『ロード』に対し、本作は、亡くなった女性目線から男性への想いが描かれている。
自らの引きこもり経験を元にした独自の世界観を持つアーティストとして、昨年のメジャーデビュー以来大きな注目を集めているチワワ系美少女・光岡昌美(ミツオカ マサミ)。今作は、1993年にリリースされたTHE 虎舞竜の大ヒット曲『ロード』から15年を経てリリースされるアンサーソング。婚約中の女性が子供を宿したまま交通事故死した実話をもとに、高橋ジョージが作詞・作曲し、平成5年に150万枚突破の大ヒットを記録した『ロード』。歌詞の中で亡くなってしまう女性目線から男性を愛しているというメッセージを込めた切ないミディアムナンバーに仕上がってます。現代風のポップなアレンジに乗せて、高音の可愛い歌声でしっとり歌い上げてます。「♪何でもないような事が~」のメロディとハーモニカの音ぐらいしか『ロード』の雰囲気は残ってないですね。亡くなった女性目線って、普通に考えるとちょっと怖いですね((;゚Д゚)実際は、意外にポップなので怖くないです。
カップリングは、ヘヴィなロックサウンドに乗せて切なく歌ったミディアムナンバー『lost angel』、通常盤のみ収録の情感がこもったバラード『Wishing road』を収録。last cross(初回限定盤)曲調や本人による歌詞は、初期のAyuを彷彿とします。聴いてて、懐かしい。ビジュアルや歌唱法も、Ayuを意識してるのかも。早くも12/17に4thシングル『last cross』をリリース予定。
Yahoo!動画でPV2分視聴できます。(~12/18)試聴はコチラコチラで。11/19リリース。

ghostnote『 I、愛、会い』

I、愛、会い
テレビ東京系アニメ「銀魂」EDテーマ。ghostnoteのメジャー3rdシングルで、爽快なロック・チューンとなっている。
今年5月に1stシングル『スタート』でメジャーデビューを果たした岡山発の3ピース美メロバンド、ghostnote(ゴーストノート)。疾走感溢れるバンドサウンドに乗せて、思春期の愛の迷いを歌う爽やかなロックナンバーに仕上がってます。いろんな「アイ」を込めた青春ソング。人気アニメの大型タイアップということで、期待し過ぎたのか、意外と普通でしたね。過去2枚のシングルと比べると、ピンときませんでした。引き続き、プロデューサーに元ユニコーンの阿部義晴を迎え、さらに今回新たにエンジニアに宮島哲博(スピッツ, 奥田民生, 木村カエラ, GRAPEVINEほか)を迎えています。
カップリング『TOKIOメトロに乗って』は、電車の音で始まる日常を綴ったポップでノスタルジックなミディアムナンバー。そして、『嘘みたいな夜だ Live Ver.('08.9.8 at Shibuya O-WEST)』は、恒例となるライブ音源で、自主製作CD『1等賞は赤のリボン』に収録されていた楽曲。ベースラインが心地良くて、エモーショナルな歌声と囁くようなコーラスとのコントラストが面白いロックチューンになっています。カップリングもオススメ。1/21にメジャー1stアルバム『アイデンティティー』をリリース予定。アルバム収録予定の『キラキラキラ』もシングルのリリースと同日に先行配信リリースしてます。
GyaO 音楽でPVフル視聴できます。(~11/26)試聴はコチラです。11/19リリース。