『半活』。山場は、着物とデジタル製品。 | 深澤里奈オフィシャルブログ「tea journey」Powered by Ameba

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久しぶりの投稿となってしまいました。

 

相変わらず、空き時間はコツコツ

 

半活をしています。

 

 

 

 

当初から、自分の「半活」の山場は

 

★着物

★デジタル製品

 

だろうな、と思っていました。

 

デジタル製品の話はまた後日。。。

 

 

 

 

モノと向き合うという行為は

 

割と前からやっていたことなのですが、

 

着物は、処分しにくい理由が満載です。

 

例えば、

 

 

 

○祖母などから譲られた思い出深いものだから

 

○自分の寸法に合わせた世界にひとつもものだから

 

○高かったから

 

○まだ着られるから

 

○孫まで継承できるものだから

 

○日本人の魂だから

 

 

 

挙げればキリがないんですが笑い泣き

 

 

 

 

祖母がよく和服を着ていました。

 

そして私自身

 

日本舞踊を習っていたこともあり、

 

15歳から茶の湯の稽古を始めたこともあり、

 

何より好きだという気持ちもあり、、、。

 

 

 

 

着物、結構あるんです。

 

ある時期、祖母の形見を寸法を直して

 

全部着られるようにしたこともありました。

 

 

 

 

しかし。

 

育児が生活の中心で、仕事を続ける中、

 

「日常で着物を着る」

 

ということは、皆無になりました。

 

 

 

 

 

皆無。真顔

 

 

 

 

文字通り、ありません。

 

洋服ですら、着るものが変わってきました。

 

あんなに持っていたワンピースはどこへ?

 

(処分したんですがニヤリ

 

パンツとTシャツばかりです。

 

しかも、そこへのこだわりには磨きがかかっており、

 

現在の私の一番の楽しみである「旅行」で、

 

「シワにならない、かさばらない、

 

旅先で洗ってもすぐ乾く、自分で洗える、

 

肌触りがいい、形がいい、、、」など

 

厳選したものが残っているという状況です。

 

 

 

 

これから先しばらくは、

 

日常で着物を着るなどということはないでしょう。

 

着るとしたら、「非日常」です。

 

ということは、「非日常」=「上物の着物」しか

 

今の私には必要ないということです。

 

 

 

 

結婚式やお茶会に着ていける着物さえあれば

 

十分なのです。

 

 

 

 

ということで、3分の2程、着物を処分することにしました。

 

方法は、

 

「譲る。」

 

にしました。

 

 

 

 

えっ???びっくり

 

「もったいない!!!」

 

↑↑↑

 

はい、出ました。

 

ものと向き合う時に一番やっかいな言葉。

 

よく言われます。

 

 

 

 

でも、よく考えてみましょう。

 

何が「もったいない」のか。

 

向こう10年は着ないと思う着物たち。

 

ただ所有しているだけで、場所もとり

 

手入れもしなくてはなりません。

 

いつも頭の片隅に、

 

「あーーー、やらなきゃ。。。」

 

という罪悪感があるのです。

 

しかも、10年後、

 

再び着物を着たいと思う時期が来たとして、

 

今ある着物を着たいと思うでしょうか?

 

 

 

 

大半の着物は、

 

私の中で「自分のスタイル」が出来上がる前に、

 

買ってもらったもの(自分の好みではない)。

 

あるいは、祖母のものです。

 

(これも、自分の好みではない)

 

おそらく、着物を着るような時期が来たとしても、

 

今持っている着物の中から頻繁に着るものは、

 

○少ないながら自分で選んだもの

 

○結婚式やお茶会に着ていけるもの

 

だけでしょう。

 

茶の湯をやっている分、

 

着る機会は多いかもしれませんが、

 

それでも、「好きな着物」を着たいはず。

 

つまり、10年後、

 

新しい着物を買う可能性が高いのです。

 

現在、洗濯機で洗える、高級着物も沢山あります。

 

「手入れ」は、時間も手間もお金も必要です。

 

沢山の不要な着物を所有するということは、

 

そういった「負債」を抱えることと同じことです。

 

 

 

 

つまり、もったいないのは、

 

着もしないのに、所有し続けること

 

です。

 

 

 

 

「じゃあ、売ればいいじゃない」

 

というお声があると思います。

 

もちろん、私もそれを考えました。

 

しかし、よほどの作家ものでない限り、

 

また、お仕立て前の反物でない限り、

 

思うような値段では売れません。

 

(着物はそれぞれの寸法に合わせて作るから。)

 

すごーく時間を割いて、

 

ひとつずつ自分で売ったとしても、

 

その膨大な時間と労力に見合うとは思えません。

 

時間は、人にとって一番大切なものです。

 

その証拠に、多くの人が自分の時間を売って

 

収入を得ていると思います。

 

あまりに安くたたかれて買われ、

 

どこの誰だか分からないところに行くくらいなら、

 

お付き合いがある、

 

大切にしてくれる人に譲った方が良いと

 

私は思ったのでした。

 

 

 

 

 

よく、このことを勘違いして、

 

「娘が着てくれるんじゃないか」とか

 

「姪っ子が着てくれるんじゃないか」と、

 

自分の罪悪感とちゃんと向き合うことから目をそらし、

 

親族の間で、不要なものをグルグル回しているケースを

 

見かけますが、、、

 

これも、ただ居場所を変えているだけであって、

 

本質的に本人がモノと向き合っていないパターンです。

 

そういったものを譲られた方が

 

精神的に色々と背負わされることも

 

考慮しなくてはなりません。

 

 

 

 

私は、着物だけではなく全てにおいて

 

本当に気に入ったものだけ手元に置いて、

 

それらを大切にしていきたい。

 

そうすることで、

 

本当に自分が好きなものが明確になり、

 

次の買い物で失敗することも減ると思います。

 

 

 

 

若い頃、物欲に任せて

 

どんどん買い物をすること。

 

これ、別に悪いことだとは思いません。

 

止めようと思っても止まりません。

 

そういうものだと思います。

 

若いんだから、

 

自分の好みもはっきりわからないでしょう。

 

だから、流行しているものを追って、

 

失敗もして、学んでいくのだと思います。

 

でも、これがいくつになっても続くのは考えもの。

 

沢山身につけて、次のステップとして

 

「沢山外す」ということをしないと、

 

「自分のスタイル」ができません。

 

 

 

 

沢山身につけて、沢山外していくことは、

 

単純に「元に戻す」ことではないんです。

 

「好きなものだけ残す」ことであり、

 

凝縮した「エキス」になるということ

 

つまり、残ったものに「自分のスタイル」が

 

反映されているということになります。

 

 

 

 

本当は、40を過ぎた頃、

 

つまり「半活」適齢期には、

 

ガバッとモノが減るのがいいですよね。

 

自分のスタイルが確立していく、という、、、ニコニコ

 

 

 

 

着物処分、よっこらしょ。

 

で、頑張ります。

 

また、レポートします。

 

デジタル製品については、また後日。

 

 

 

 

あ、ちなみに、私が最近気に入って

 

久しぶりに大人買いしたTシャツは、

 

MXP」です。

 

最高です。

 

 

 

 

半活は続く。。。