前回の当ブログ記事からはや3ヶ月。


再び、20日の土曜日がやってきた!



川崎大師平間寺では毎月20日は宵大師で夜7時からお護摩修行がある。

私なつくさは、仕事の関係で土曜日にしか参加できないので、3ヶ月待ちましたわよ。


今年最後の宵大師。

そして今宵は今年最後の新月の日。

天気はあいにくの雨だが、湿気を帯びた闇の空気は柔らかい。

良い晩となる予感がした。


6時半から法話が始まるので間に合うように大本堂へ。



宵大師の法話は20日会というお坊さんのグループで担当されているという。

今回は昨今増えている熊被害について。

仏教的には熊の命も人の命も同じ命。

自然と人間の共存という難しいテーマ。

人の安全を優先せざるを得ないが。


遍照講の方々の御詠歌があり、僧侶の方々が信者席の間を通って壇上に上がられた。

昼間のお護摩のときより大勢のお坊さんが参加されており、しかも前回参加したときの宵大師よりも多い。

これが納めの宵大師なんだな、と。


太鼓の音に合わせた大勢のお坊さんの読経の迫力。

弘法大師空海のことを考えながら聞いていた。

そうすると、太鼓の音、響きが嵐の遣唐使船に揺られているようで、その時の空海の姿、彼の読経の声、祈りが私の心をいっぱいにした。

1200年の時を越えて、この場所が遣唐使船の中であるような錯覚。


私の普段の仕事は科学や技術に深く関わっており、法律、政治や経済にも無関係ではない。

宗教やスピリチュアルから最も離れたところにあると言っても過言ではない。

しかし、ほんのひととき、世事を離れ、自分を取り戻す時間を過ごせる場所があることはありがたい。


空海は若くして官僚になることを捨て仏道に入ったが、自分はいつまで世事にしがみついていくのだろう。

覚悟いずれの時ぞ。

空海を追いかけることが私にとってささやかな抵抗なのかもしれない。(真面目だな。)



月に一度、20日19時から、ここ川崎大師平間寺では、宵大師の大護摩修行が行われる。


参拝したいと思っていたが、平日は無理、日曜の夜も翌日の仕事に備え、早く風呂に入って寝たい。


土曜の夜しかチャンスがない。

9月20日は土曜日だ。


そんなわけで、はじめての宵大師。


時折、小雨がちらつく。

残暑が長引いているが、一雨ごとに秋が深まる。。。ことを祈る。


噂では、宵大師、いいらしいですぞ。

夜の闇に包まれてのお護摩、どんな感じなんだろう。

期待に胸を膨らませ、やってきました。

サタデーナイトオゴマフィーバー!


とノリノリでやってきたが、夜のお寺は静かでおごそかな雰囲気。



昼間は参拝客で賑わう山内も、今は静かに闇に沈んでいる。

大本堂からシャラン、シャランと涼やかな音が聞こえる。



18時半に着いて少し早かったかと思ったが、お坊さんの法話が始まったところだった。

ナイスタイミング。



昼間は、若い元気のいいお坊さんが法話をしてくださるが、宵大師では落ち着いた感じのお坊さん。

本日はお彼岸のお話。

柔らかな語り口で心に沁みる、優しい夜の灯のよう。


法話の後は、遍照講の方々の御詠歌。

さっきのシャラン、という音はこの方々が鳴らしていたのね。

大本堂が鳴りもののリズムと深い唄声に包まれる。


時間になると、僧侶の方々が信徒席の真ん中を通って壇に入っていく。

これもいつもと違う。


まずは洒水加持、そして「南無大師遍照金剛」をお唱え。

これはいつもと同じ。


お坊さんの力強いお経が始まる。


合間合間に、遍照講の御詠歌が入って長時間の大護摩修行に変化を添える。


途中のご本尊弘法大師空海さまの像にお参り、いつも通り。


舞い上がる炎に照らされて「般若心経」のお唱え、いつもは超高速で、私は一緒にお唱えすると置いていかれるのだが、この日は少しゆっくりめ?

やっぱり速いが、私でもなんとかついていけた。


そして、御詠歌に見送られ、僧侶の方々がご退席。

ほぼ20時。

ありがとうございました、の声がこぼれる。


宵大師。

良かった!



また来たい。

次の20日土曜日はいつだろう、とカレンダを確認したのであった。



昨年10月に、朝日カルチャーで赤松明彦先生の『サンスクリット入門』出版記念講座を受講。


赤松先生の講座は1回限りの入門のほんの入り口という感じだったので、もう少し、がっつり勉強したいと思った。


そんなところに、朝日カルチャー名古屋教室のアーカイブ講座で、岩崎陽一先生の「はじめてのサンスクリット語」を見つけた。

通年でひと通りサンスクリットの文法の基礎が学べるようだったが、前・後期に分かれていた。

とりあえず、前期半年分のアーカイブ動画を購入。

このアーカイブ講座は、半年間で全12回の講座を、自分のペースで視聴できるので、忙しい私にはとてもありがたかった。

時間のあるときに、まとめて視聴したり、見直して復習もできる。

素晴らしいシステムだった。


ところが、半年で前期分をひと通り学んで、さて後期を申し込もうと思ったら、なんと、アーカイブ講座が終了していたのである。

あー、ショック!

どうやら、朝日カルチャー名古屋教室が廃止になるのが原因らしい。

せっかくサンスクリットを学び始めたのに。

途中で挫折か。

いやいや、そう簡単に諦め切れない。

半年やったし、あとは自力でいけるんじゃないか。

この半年の講座で、名詞の語形変化を学んで、これから動詞を学ぶところだった。

勉強の要領は、だいたい掴んでいた。


今、動詞を中心に自力で学んで4か月ほど。


使用している学習書を紹介しておく。

ちなみに、私は勉強するとき、学習書は複数使用する。

2、3冊を並行して学ぶことで、知識に偏りが生じないし、大事なところは、重複して学ぶことになるので、頭に定着しやすい。


まず1冊目。

朝日カルチャーの講座も受講した、赤松明彦先生の『サンスクリット入門』。



こちらは、例文が『ナラ王物語』、『マヌ法典』、叙事詩『マハーバーラタ』、そして、文学作品『シャクンタラー』などの古典から選ばれていて、まさに、めくるめくサンスクリットの世界、というかんじ。

文章は、ローマ字表記なので読みやすい。

語学書というより知的な読み物という雰囲気もあるので、ひと通り学んだら、復習がてら読書として楽しみたい。


2冊目。

石井裕先生の『サンスクリット語』。


こちらは、今風の典型的な語学学習書。

CDと音声アプリて発音も学べる。

NHKラジオの語学講座のように1レッスンが人物の会話(いわゆるスキット)とその解説で成り立っている。

主人公であるユカという日本人の女子学生が、インド人(?)とサンスクリットで会話している。

私も好きなインド映画『バーフバリ』の話題が出てきたり、舞台は完全に現代である。

表記はデーヴァナーガリーなので、慣れないと読みにくい。

この本をテキストにして、著者の石井先生が、朝日カルチャーで講座を開講されているが、週1回平日開講で、見逃し配信すら見逃してしまうほど私は時間に余裕がないので、私には受講は無理。

この本で自力で学べると思うが、著者が解説してくれる講座を受講した方が絶対よいとは思う。


3冊目。

J.ゴンダ著、辻直四郎校閲、鎧淳訳『サンスクリット語初等文法』。



岩崎先生のアーカイブ講座で使用された教科書。

1974年初版発行から50年以上版を重ねる名著。

表記はローマ字。

練習問題が豊富だが解答がないので、指導者がいないと路頭に迷う。

岩崎先生の講座では、練習問題が宿題となっていたが、追加動画で丁寧な解説をしてくださっていた。

後半も受講したかったがアーカイブが終了してしまって受講できなくなったのは残念。

またどこかでやってください、岩崎先生。

その際はアーカイブ動画にしていただけるとありがたいです。


4冊目。

平岡昇修先生の『初心者のためのサンスクリット辞典』。



教科書ではないけど、これは必需品ですね。

上の3冊には、巻末に簡単な単語リストが載っている。

日本語とサンスクリットの初学者向けの本格的な辞書がないためのようである。

たまたまアマゾンで、この本を見つけたので、ポチってみた。

結構使えます。

サンスクリットー日本語の辞書は当然ついているが、英語ーサンスクリットの辞書もついているのがいい。

アマゾンのレビューにあるとおり、本がデカいのが玉にキズ。

でも、サンスクリットを学ぶならこれ、あった方がいい。


以上、主に使用している本をご紹介した。


私のノートの一部を公開。

デーヴァナーガリーに書き慣れてきたか?

かなり雑だけどー。

子音が続くと一文字の中に情報量が圧縮されて細かくなるぞ。

結合文字は老眼にはつらい。虫眼鏡🔍必須。



デーヴァナーガリーに慣れるために、ローマ字で書かれているものをデーヴァナーガリーに書きなおしたり、デーヴァナーガリーに書かれているものをローマ字に書きなおしたりしている。

練習問題の解答は、そのままデーヴァナーガリーで書いている。


こんな感じで、なんとか自力で文法を一通りやってみる。

サンスクリット、この先何かの役に立つとはあまり考えていないが、とにかく楽しい。