そして
父は今日も
わたしにも家族にも
怒ったり
イライラしたりすることも
なく
「ありがとう」「ありがとう」
と皆に言うようになり
ご飯のときには
皆の分の
ランチョンマットを敷き
箸を並べ
白湯を入れ
ご飯を運び
「いただきます」
「ごちそうさま」
「美味しかった」と言い
食べ終わったら下げ
エアロバイクを
一時間漕ぎ
クィックルワイパーで
床掃除をし
その度に皆で
「ありがとう!」「嬉しい!」「凄い!」
と言った
そして
晩ごはんを食べ終わってから
わたしがふと
「トランプをしようか!」
と言い 笑
父は
「野球を観たいからしない」
と言ったが 笑
母が
「4人でトランプすることなんて
もう、ないよ!」
と言い、テレビを切り 笑
40年以上ぶりの
家族4人での
ババ抜き大会が始まった
そうしたら
父が物凄く流暢に
話すので
「じいちゃん
呂律回ってなかったけど
めっちゃスムーズに話せるようになったね!」
と言うと
自分が呂律が回ってないのに
気づいていないのかと思ったら
気づいていて 笑
「おぉ!喋るのがもたつくな…
と思ってたけど
スムーズに話せるようになったわ…」
と言い
それは
脳障害を負った息子のリハビリなどで
ヒントを得て行動した
わたしの予想通りだったが
もっと時間がかかると思っていたので
その現実の早さに驚き
父のお喋りを
心配していた娘たちにも報告すると
本当に喜んでいて
父もその
わたしがキレたことと
「ありがとう」を言うことと
体を動かすことが
自分のスムーズなお喋りに繋がったことに
何度も感動していた
そしてその後は
母の首根っこを持って
「ババ抜き
」
![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/003.png)
と言ったり 笑
自分の手持ちにあるババを
姉が取ると
あからさまに喜んだり![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
と
小学生男子のような
調子乗りじいさんが
今日も降臨し![泣き笑い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/592.png)
![泣き笑い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/592.png)
楽しい
奇跡のような夜が
終わり
でもまた
同じようなことが起こったら
わたしはもう
何も言わないのかもしれない
と思った