そして
「死にたい…」ほどの
孤独と悲しさを
味わいきってきたら
「一人じゃない…」
という思いが
爆発し始めた
それは
「死にたい…」は
孤独で
奈落の底で
そこから
這い上がっても
這い上がっても
またそこに
落とされ続けた
わたしは
いつしか
わたしには
奈落の底が必要で
そして
奈落の底の底がある
と思うようになった
そして
そこにこそ
わたしが真に生きたい
地上天国があるのではないか…
と気づき
そこに辿り着くためには
孤独を闇を悲しみを
愛し尽くし味わい尽くす
必要があるのではないか…
と思うようになった
だから今
多分最後なのではと思う
「死にたい…」
という
孤独を闇をを悲しみを
味わい尽くしてきたから
やっと
その、底を突き破り
「ああ、もう、一人じゃないんだ…」
という思いが
溢れてきて
それは
わたしがずっと欲しかった
大安心、温もり
だったので
わたしは
声をあげて
泣き
大安心や無限が
前よりさらに強く
広がり始めている
