死は
エゴの死は
こんなに
顔が歪むほどの
喜びと解放の
エネルギーだったのか…
そして
これが
全ての存在の
ありのままの姿か…
部屋で
たまたま母が来て
もう
切り替える余裕もなく
そのまま
狂ったように
泣いていて
でもちゃんと
「りんに会えないのが
悲しくて泣いているのじゃないの…
もし、会えたら
と思って泣いているの…
そうでなかったら
お母さんに心配かけるから
こんなには泣けない…
もう、悲しいのは終わったの…」
と言い
でも
母の前では
ここまで激しく
泣いたことは無かったし
母は
わたしが
創造して泣いている
とは思っていないので
多分母は
わたしが悲しくて
泣いていると
思ったようで
びっくりして
息子を思い
わたしを思い
母も泣き
でも
共有したわけではないが
共に
それぞれに
泣いた
