言葉 7. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.
















そして
わたしたちは
まつやま絵画教室
通うようになり









息子無言
息をするより自然に
爆発的な絵を描き続けた









それは
この世に
この三人しかいないような
美しい時間で










世界の始まりか
世界の終わりのような
静けさと
爆発的に脈打つエネルギーが
そこに在った












そして
わたしと先生は
息子が絵を描く横で









息子のこと
芸術のこと
人生のこと
様々な話をし









それは
芸術と子育てという
違うルートを歩いてきた
それぞれが








〝息子の絵〟〝無限〟
という山の頂上で
出会った瞬間だった











そして
わたしたちは
同年代だが
性別も性格も違ったが










一切の
相違も否定も判断もなく
それを分かち合えたことは
奇跡で








さらに
それぞれの
生き方や表現や
息子の絵から学び












その
やりとりや共有や学びは
これ以上はないのでは無いか
と思うくらいで









それらはいつも
わたしの深いところに触れ
わたしは泣いた










そして
一般的には劣とされ
無知なわたしも
それを正そうと
躍起になってきた








息子の手の機能の弱さや
他人の目を気にしない
ファッションセンス
生き方などは










芸術の世界
特にこの
まつやま絵画教室という
無限の芸術の世界では









全てを先生が絶賛し
それがどれほどの宝物か
とよくわかり








全ての









そしてそれは
わたしもで








常識的な
元夫や両親や娘たちから
理解が少なく
否定されて心配されてきた
わたしの純粋すぎて
狂っている生き方も










ここでは
全てが肯定され








息子もわたしも
そして同じように
周りの理解が少なく
純粋に生きてきた先生も










静かな環境の中に在る
その場所で






 


息子は
孤独になったことが
無いのかもしれないが





  





わたしと
多分先生は
これまでの孤独を
埋めるかのように









世の中が
土日でも祝日でもお正月でも
台風でも雪でも関係なく
無限に話し続け
共に過ごし続けた





















そして
わたしたちが
そこに通い始めて
8ヶ月が経ったころ








第一回
開かれ
息子も参加した









そして
息子が
障害を負った当初のリハビリで
お世話になった
何十人ものボランティアさん










いつも
応援くださり
ご協力くださり
見守って下さった








学校の先生方や
友人、知人、親戚や
近所の方や母の友人など










5日間の絵画展で
息子だけで
180名の方が会いに来て下さり
それはその画廊始まって以来だと
言われるほどだった









そして皆さん
成長した息子を見て
初めての息子の絵を見て
諦めずに生きるわたしを見て










顔をくしゃくしゃにして
嗚咽して
痛いくらいに
わたしを抱きしめて











そして
この5日間で
息子もどんどん
大人になっていき











それを見た
ずっと小学生の頃から
息子と仲の良い友だちは
「りんくんはいくつなの?」
と言っていた













また
息子の手先の器用さに
わたしより先に気づいてくれた
中学校の先生










「わたしは正直
学校に行きたくないときもありました

でも
〝りんくんに会える〟
そう思うといつも頑張れ

りんくんはいつも
〝そんなときもあるさ〟
と言ってくれ

りんくんはずっとわたしにとって
神様でした」










と言ってくれ
わたしは泣いた












そして
松山先生がいつも
「りんくんの絵は
素人だけでなく玄人うけもする」
と言われているように











知人の知人で
ご自身も絵を描き
入賞などもされている方からは
このような言葉も頂き
それにも報われ








わたしたちは
たくさんの言葉で
傷ついたり
傷つけたり
傷つけられたりした分









こうして
たくさんの言葉で
報われ癒され続け










それは
言葉を伝えてくれた方も
多分同じで











そこには
純粋な
愛ある言葉しかなく









それは
ずっとわたしが
子どものころから





















ストンとそのままストレート
心が言葉でなくて
間に何もなく
心がそのまま絵に
映し出されている


先生のご指導
素晴らしいと思います
なかなかはこうはいかない
素晴らしい感性


だから観る者も
言葉なんていらないですよね


これは何を描いているのかな
何でこんな色使っているのかな
そんな理屈なんか何もいらない


そのまま感性
そのまま受けとる


観る方にとっても
得というかね


一番いいことなんです


世の中で
色んな現実ありますけど
この人やっぱり
そういう事にとらわれずに
生きている


純真に生きてみえるのかな


だから私らの人間の
心の純真な部分に
訴えかけてくると思います
素敵ですよ


でも先生のご指導
素晴らしいと思いました


こうして表現することは
なかなか難しいもんですね


環境は
お母さんとか
家庭環境もあるでしょうし
三拍子揃わないと


この人の作品は
本当に奇跡的に
作品が誕生しているわけだから
非常に貴重なものだと思います


すごいですね
やっぱりストレートに
音楽でも
理屈抜きに涙が出ること
あるじゃないですか
そういうことだと思います


絵って
意外と考えて観ること
多いじゃないですか


ミレーとか
19世紀以前の絵は
これは何を表しているのか
と考えることも多いと思いますが
そういうのとは全然違う
理屈抜きというか


音楽とか聞かれるといいですね


バロック音楽とか
素晴らしいですからね


この人の作品は
音楽に近いですね

















言葉 8.












りん(息子)プロフィール